飯能市にある神久山(しんきゅうやま)。標高168mの小さな山は、天覧山と多峯主山の間にひっそりと存在する飯能百名山の一座。ひなたと小春が松屋呉服店のシャッターに描かれた山の謎を解明するため訪れた、知る人ぞ知る隠れたピークです。
基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 山名 | 神久山(しんきゅうやま) |
| 標高 | 168m |
| 所在地 | 埼玉県飯能市 |
| 難易度 | ★☆☆☆☆(散歩レベル・ただし入口が不明瞭) |
| 推奨シーズン | 通年 |
| 所要時間 | 飯能駅から往復約1時間~1時間半 |
| 登山スタイル | 街歩き・低山散策 |
ヤマノススメでの描写
原作での登場シーン
【百七十四合目】神久山(しんきゅうやま)
- メンバー: ひなた、小春
- コース: 松屋呉服店→天覧山登山口→天覧山中段→神久山(168m)
あらすじ
【百七十四合目 神久山の謎】 ひなたが松屋呉服店のシャッターに描かれた山々を見ていると小春が声をかけてきた。2人で飯能百名山でもある神久山の謎を解明するため、天覧山へ向かう。
ヤマノススメ単行本20巻に収録されています
ルート地図
聖地巡礼のポイント
- 松屋呉服店: 飯能銀座通りにある老舗。シャッターには神久山を含む飯能の山並みが詳細に描かれている
- 天覧山と多峯主山の分岐点: 本来の道標にはない方向へ延びる細い踏み跡が、神久山への入口
- 神久山山頂: 木々に囲まれた静かな場所。私設の「飯能百名山」山名標識がひっそりと掲げられている
アクセス・登山情報
アクセス方法
電車: 西武池袋線 飯能駅北口下車、徒歩約15分で天覧山登山口。池袋から約50分。
おすすめコース
天覧山経由(原作ルート): 飯能駅→松屋呉服店→天覧山登山口(東側)→天覧山と多峯主山の分岐→神久山→天覧山→下山。約1時間。天覧山とセットで回れます。
装備と準備
天覧山と同じく低山の散策レベル。普段着でも問題ありませんが、神久山への踏み跡は整備されていないため、長ズボンと歩きやすい靴がおすすめです。
神久山の見つけ方
事前情報なしだと見つけるのが難しい山です。天覧山と多峯主山の間にある丁字路が、実は十字路になっていることを確認し、道標が示していない方向の踏み跡を進みます。怪しい倒木の分岐で右へ進み、周りの木をよく観察すれば、手書きの標識に到達できます。位置情報(Googleマップ)を事前に確認しておくと安心です。
神久山の魅力
飯能の奥深さを象徴する「探す」楽しみ
神久山の最大の魅力は、飯能百名山の一座でありながら公式の道標が一切なく、自らの足で「探し出す」という宝探しのような体験ができる点にあります。天覧山や多峯主山といったメジャーなスポットのすぐ傍に位置していながら、一歩ルートを外れるだけで訪れる人が激減する、圧倒的な穴場感がたまりません。
原作でも描かれた通り、松屋呉服店のシャッターには立派な山として描かれているにもかかわらず、実際には木に吊るされた小さな手書き標識が頂上の証というギャップも魅力の一つです。登頂の達成感だけでなく、かつて半世紀前に存在した「天覧山駅」の跡地や、最新の「OH!!!」のような発酵食品テーマパークなど、飯能の新旧の歴史を同時に巡るハイキングが楽しめます。
実際の巡礼記録
日程: 2021年5月15日[日帰り]
コースタイム: 飯能駅 14:35→天覧山駅跡→天覧山登山口(東側)→天覧山→神久山→16:07 天覧山 16:15→16:35 天覧山中段→16:41 飯能中央公園 16:42→17:12 あさひ山 17:13→17:22 ゆうひ山公園 17:31→18:00 飯能駅
ルート地図
巡礼レポート
午前中に小手指で比良の丘、芦ヶ久保で丸山と登ってきて、お昼ごはんも食べてなかったのでファミレス(ガスト 飯能店)で休憩。カラッカラの乾いた喉にドリンクバーは生き返ります。
飯能駅から神久山を探しに天覧山へ




松屋呉服店のシャッターに描かれている”神久山”。今回は天覧山の近くにありながら、今まで知ることのなかった神久山を目指すのが目的です。シャッターにはこんなにしっかりとした山容で描かれているから、場所はすぐわかるだろうな(慢心)。
天覧山駅

神久山へ向かう途中、半世紀前に存在したという天覧山駅のあたりに寄り道。天覧山駅はこの辺にあったんだろうか。遺構は何もありません。



駅前にある不自然な空き地。ちょっとしたロータリーなのかな。


当時は、駅から天覧山へと延びる道が整備されたそうです。途中で飯能市子育て総合センターに阻まれつつも、しっかりとした道路が今も存在します。

東側の天覧山登山口から森の中へ。

天覧山と多峯主山への分岐(丁字路)を天覧山方向(左)へ。今の所、神久山と思われるピークは皆無(慢心)。

ここ登っちゃうと天覧山だよな?あれ、おかしいな神久山はどこだと思いつつ進んでいく。

ん?あれ、この道は
天覧山に着いた……

天覧山ついたー。午前中と違って、雲も少なめよい景色。……って神久山の場所が微塵もわからなかった。


しばらく神久山を探して彷徨っていたが、天覧山へ向かう途中にあった分岐(丁字路)。よく見ると、天覧山と多峯主山それと入山した登山口の巾着田・宮沢湖方面の他に道標が示していない方向への踏み跡がある(実は十字路!?)。

この踏み跡はどこへ向かうのだろうと踏み跡をたどる。

すると、踏み跡に分岐が。一方の道は、作為的に倒木が横たわっている……怪しい。こっちを行ってみるか。
ついに神久山を発見

あまり人が入ってないような雰囲気に心配になりながらも、周りに注意しながら進むこと数メートル。とてもピークとは思えない場所の木に神久山という文字が。ここですか……。


近くの木にも同じように標識が。2つあるのでここで間違いない。それにしても標識がなければ、絶対にスルーしてしまうような場所。ようやく神久山の謎が解けました。
天覧山中段を経由して天覧山の山麓へ。

タイムズマートが撤退してから久しいですが、オシャレな発酵食品のテーマパークができてて、賑わっています。

この後はあさひ山展望公園とゆうひ山公園へ向かいました。
よくある質問
Q: 神久山はどこにありますか?
A: 天覧山と多峯主山の連絡路(メインルート)の途中にあります。道標に記載のない北側への踏み跡を進んだ先です。木に手書きの山名標識が吊るされていますが、非常に見つけにくいため、GPSアプリ等で位置を確認しながら探すのが確実です。
Q: 天覧山とセットで回れますか?
A: はい、可能です。天覧山の山頂から分岐点まで戻れば、5分~10分程度の寄り道で訪れることができます。多峯主山への縦走コースに組み込むのもおすすめです。
Q: 飯能百名山とは何ですか?
A: 飯能市在住の登山愛好家によって選定された「飯能独自の100名山」です。公式の観光案内には載っていないことが多いですが、神久山のようなマイナーな山にも標識が設置されており、地元の方々に親しまれています。




