10月19日(土曜日)
残った渋谷、恵比寿と目黒を自転車で。勤務先が恵比寿で出社が11時なので、通勤途中に寄ってコツコツと行こうかとも思ったけど、暇だったのでまとめて週末に。
55. 古賀政男音楽博物館
古賀政男は、代々木上原に音楽村を作ろうという構想を持っていました。古賀政男音楽博物館は古賀政男の遺志を受け継いで誕生した「見て・聴いて・歌える」大衆音楽の博物館です。
井ノ頭通りで最寄り駅は代々木上原。JASRACのビルが後ろにそびえ立つ。
古賀政男はよく知らなかったが、音楽というジャンルで国民栄誉賞を初めて受賞したすごい人(こなみかん)
レコード大賞を創設したのも古賀政男だそうだ。そんな、古河さん愛用の品とか部屋の再現と古賀メロディの試聴展示。
地下には音楽の殿堂入りした曲を聞ける試聴機や図書館があったりするが、カラオケスタジオもあって、1室30分200円で借りられるみたい(割と普通の価格設定)。
規模 | 小~中。 |
混雑度 | ホールでイベントがあったのか受付は割と人がいたが、展示室はまばら |
客層 | おじいさんがじっくりと見てた |
滞在時間 | 10分。 |
総合評価 | 良くも悪くも昭和な雰囲気だが建物は立派。スタンプカード、10回の来館で入館チケットまたはグッズが貰えるみたい。20点。 |
56. 東京都写真美術館
東京都写真美術館は、日本で初めての写真と映像に関する総合的な美術館として、 1995年1月に恵比寿ガーデンプレイス内に開館しました。
かなり昔にファミコン展がやってて、その時に行って以来。
ぐるっとパスで入場できるのは指定された展示会のみで、期間が決められているので要注意。
写真のエステ-コスモス 写された自然の形象
木・火・土・金・水の5つの元素ごとに分類された写真のコレクション展。
写真ってこともあるけど、とても見やすく分かりやすい。作品数も多くて見応えあり。
篠山紀信の『スチームアイロン』、『スパナ』って作品がよかった。この人天才だ。
規模 | 中。ぐるっとパスでは3階の展示会のみだが、他にも地下1階から2階で展示会が開催されているから、美術館全体の規模はでかい |
混雑度 | 受付で混雑してる。3階にはそんなに人がいない。写真なのである程度混雑してても鑑賞には問題無さそう |
客層 | 若い人から年配の人まで様々だが、子どもはいなくて落ち着いた客層 |
滞在時間 | 10分。 |
総合評価 | 出品リストに作者経歴が書かれているのは良い。どこの美術館もコレクション展っていうのは外れがない気がする。50点。 |
57. 目黒区美術館
近・現代のわが国の作家による美術作品を収集し、これらを所蔵作品展で公開するほか、内外の多様な美術の展開を新たな視点でとらえ、新鮮な発見のある企画展を開催しています。
目黒川と山手通の間にある、目黒区の公共施設が立ち並ぶ一角にある。
土屋幸夫展
商業デザイナーや武蔵野美術大学で教鞭をとっていた土屋幸夫の展示会。
展示室Aでは油彩を中心とした芸術家としての作品があり、途中のロビーで商業デザイナーとして活躍した時の広告や商品パッケージの展示と教育者としての側面、展示室Bでは幾何学的な立体作品展示と当人の足跡をなぞるような魅せ方でメリハリがあってよい。
幾何学的な作品の設計に使用していたのか、ジャポニカ学習帳さんすうのマスを愛用してたみたいで、なんとも微笑ましい。
規模 | 中。大きい展示室が2つと間に小さい展示室が2つ |
混雑度 | 5人くらい。 |
客層 | 中年男性数人と中年夫婦。静かだ |
滞在時間 | 15分。 |
総合評価 | 好きだなと思える美術家に出会えて幸せ。美術館自体はこじんまりとしてて目立たないけど、立地環境含めて良印象。70点。 |
目黒寄生虫館
近くなのでついでに寄る。何年か前にタモリ倶楽部で見てから行ってみたかった博物館だ。
寄生虫館という名前の通り、魚から動物や人に宿る寄生虫のホルマリン漬けを観察する異色な所なんだけど、ありえないほどのリア充カップル率と混雑ぶり。デートに寄生虫館選ぶ神経がよくわからん。
とは言え、入館する前に想像していた辛気臭いイメージは皆無で、館内は明いし、分かりやすいパネルもあって、デートにありかもしれないな。
58. アクセサリーミュージアム
近代ファッションアクセサリーに特化した国内唯一の美術館。ヴィクトリアン、アールヌーボーから1980年代までのコスチュームジュエリーコレクションを収蔵しています。
最寄り駅は祐天寺のようだが、完全に住宅街の中にあって、電柱の看板が無ければ迷いそうな場所。
館内は細々とした部屋があって、普通の住宅っぽい。ヴィクトリアン、アール・ヌーボー、アール・デコ、ミッド・センチュリーといった時代ごとのアクセサリーを展示。アクセサリー自体はよくわかんないが、素材としてプラスチックがもてはやされた時代があったりと、アクセサリー素材の移り変わりは興味深い。
ちょうどアクセサリー教室やってて、祐天寺マダムたちがコスチュームジュエリーを作ってた。
規模 | 中。1階から入場して、地下1階が出口。 |
混雑度 | 展示エリアは人が皆無。アクセサリー教室は10人くらいでワイワイやってたけどね |
客層 | n/a |
滞在時間 | 10分。 |
総合評価 | 展示数も多く、ファッション界の歴史がよくわかるので、アクセサリーに興味なくても見応えがある。40点。 |
59. 戸栗美術館
日本でも数少ない古陶磁器専門美術館です。創設者・故戸栗亨が蒐集した伊万里焼や鍋島焼などの備前磁器と中国・朝鮮の東洋磁器を約7000点収蔵。年4回の企画展を開催。
松濤の高級住宅街の中にある美術館。古賀政男音楽博物館から松濤へ寄った時、改修工事中で休館している松濤美術館を戸栗美術館と勘違いして恵比寿に行ってしまったが、後で気づいたので戻って入館。
館蔵 青磁名品展―翠・碧・青―
苦手な陶磁器だが、ここの美術館は他とは違って、パネル解説があったり、解説シートが配布されてたりと、もっと陶磁器について知ってもらいたいというフランクな姿勢を感じる。
でも難しいわ、実際。
やきもの資料室 中川洋 作品展
現代的な陶芸作品。白磁に透き通った青い釉薬がとっても綺麗。カップの中にできた釉薬の泉にオブジェが埋まってたり、釉薬が白磁を支える点となっていたりと斬新。和にも洋にも合いそうで、ミュージアムショップで買おうかと真剣に考えた。お値段も5千円くらいとお手頃。
規模 | 中。2階に小さな特別展示室と3つの展示室。1階に小さなやきもの資料室 |
混雑度 | 10人程度かな |
客層 | 中高年中心で外国人もちらほら。子どもはいない |
滞在時間 | 15分。 |
総合評価 | 重厚な建物とは対照的で展示はフレンドリー。現代の陶芸家にも触れられてよかった。60点。 |
今日のまとめ
週末にわざわざ勤務先近辺に行きたくなかったが、効率的に周れたし寄生虫館にも寄ることができたのでよいとする。
いよいよ残すは上野の4ヶ所と井の頭自然文化園のみ。
ぐるっとパス行脚には関係ないが、ヴィレッジヴァンガードダイナー全9店舗を攻略するツアーも孤独にやってて、今回で下北沢店を攻略したので、残りは埼玉の越谷だけ。こちらもがんばる。