3日連続の東海道歩き、いよいよ宮の七里の渡しへ
一昨日、昨日に続いて、今日(金曜日)も東海道を歩くことになった。3日連続で東海道を歩くのは初めてだ。
本当は今日は休んで明日歩くつもりだったけど、天気予報を見て予定を前倒しすることに。土日とも雨予報だったから、仕方ない。
インバウンド観光客に知られていない、有松という素敵な街並み
今回のルート、知立(池鯉鮒宿)から宮宿までの東海道は想像以上に見どころが多かった。
特に印象的だったのは有松。ここは今まで歩いた中でも群を抜いて素敵な町並みだった。
伝統的な建物が並ぶこのエリアは、まさに江戸時代そのままの雰囲気。名古屋からも近いので気軽に行ける。
意外なことに、海外からの観光客がまだあまり訪れていないこと。
インバウンド観光客に有松の魅力が知られる前に、静かな佇まいの街並みへ訪れておく価値がある。
宮からは航路。あっという間の愛知県、踏破!
宮にある七里の渡しで桑名宿まで船旅となるので、これで愛知県をすべて歩き終えた。
長かった静岡に比べると、あっという間だった気がする。静岡県の道のりがどれほど長かったかを改めて実感する。
今後の予定はのんびりと
当初は日曜日に(航路の先の)桑名からのルートを歩こうと考えていたけど、雨予報のため断念。
計画では、夏頃には京都に到達するつもりだったけど、今年いっぱいかけてゴールするのも悪くないかなと思えてきた。無理をしないペースで、これからも東海道歩きを楽しんでいくつもりだ。
3日連続の徒歩旅で少し足に疲れが溜まっているけど、達成感はその分大きい。
次回のルートも楽しみだ。京都のゴールを目指して、マイペースに進んでいこうと思う。
知立~宮の歩行記録
- 日程:2024年3月22日(金)
- 天候:晴れ
⏱タイム | 🏃距離 | ↗登り | ↘下り |
---|---|---|---|
05:45 | 22.1km | 21m | 8m |
地図・標高グラフ
コースタイム
知立城址から【鳴海宿】まで
知立城址 8:26 → 8:38 逢妻川 8:38 → 9:36 旧東海道 三河国・尾張国 国境 9:36 → 9:45 豊明駅 9:45 → 10:06 阿野一里塚 10:06 → 10:44 中京競馬場前駅 10:44 → 12:00 旧東海道第40宿鳴海宿 12:38 → 12:38 【鳴海宿】
- 8:26知立城址
母に車で送ってもらい、知立古城址から。
今日は父親と一緒にスタート。歩くペースは父親に合わせ、自分はガイド役に徹することに。
知立から宮までは名鉄名古屋本線が並走していて、いつでも電車に乗ってエスケープ可能。歩き慣れていない人にもおすすめの区間だ。実家は知立の隣町・刈谷なので、知立はよく知っているつもりだったが、知立古城址の存在は初耳だった。地元でも気づかないスポットがまだまだあるんだなと実感。
あんまき発祥の店、小松屋本家。
和菓子の老舗「小松屋本家」は、あんまき発祥の店とされている。
さらに、その上には鉄砲店が!この意外な組み合わせが面白い。総持寺の入口には「於万の方(長勝院)生誕地」の碑が立っている。「長勝院」というのは寺名かと思っていたけど、於万の方のことで、ちょっと勘違いしていた。
- 8:38逢妻川
大動脈国道1号線をしばらく歩く。
刈谷市内にある唯一の一里塚跡「一ツ木一里塚」をスルーしてしまった。
旧東海道を正確に辿るなら対岸に渡る必要があったけど、父親をこの虚無な歩き(見どころがあるわけでもなく旧道をトレースするだけ)に付き合わせるのは気が引けた。刈谷市内で旧東海道の趣きを感じられる街並み。
いもかわうどん発祥の地である津島社。
「芋川」→「いもかわ」→「ひもかわ」→「きしめん」や「ひもかわうどん」へ。旧東海道の趣を残す町並みを歩いていると、立派な連子格子の家が並んでいた。
この辺りでは「塚本」さんという苗字が多い。国道1号線の下をくぐる。
- 9:36旧東海道 三河国・尾張国 国境
境川を越えて、三河から尾張へ。
- 9:45豊明駅
- 10:06阿野一里塚
こちらでちょっと休憩。
普段歩かない人にとって1時間以上の歩きは苦痛だと思うが、父親はまだ歩けるようだ。
想定通りのペースなので、一緒に鳴海宿くらいまでは行けそうかな?阿野の一里塚は南塚も残っている。
- 10:44中京競馬場前駅
有松に入ると、一気に観光地らしい雰囲気に。どの店舗にも有松絞りの暖簾が掲げられていて、活気が感じられる。
古い蔵や曲がりくねった道は絵になる風景そのもの。平日で人通りが少なかったけど、外国人観光客にももっと知られていい場所だと思う。
お世辞抜きで今までの旧東海道沿いでは一番素敵な場所だ。郵便局の軒先にはカラフルな雛人形が飾られていて、町全体で季節を楽しむ工夫が見られた。
有松はインバウンド観光客少ないのかな。東京、大阪・京都は旅程にいれるけど、好き好んで名古屋に来る外国人はいなそうだしな……
有松は日本に来る人の琴線に触れる街並みだと思うので、もったいない。 - 12:00旧東海道第40宿鳴海宿
鳴海宿に入ったところで父親とはお別れ。ここまで12kmほど、よく歩いた。
一緒にお昼を食べたあと、父を鳴海駅まで見送る。
- 12:38【鳴海宿】
【鳴海宿】から【宮宿】まで
【鳴海宿】 12:38 → 12:48 秋葉常夜燈 12:48 → 13:09 笠寺一里塚 13:09 → 13:15 笠寺観音 13:15 → 14:15 宮宿 14:15 → 14:19 【宮宿】
- 12:38【鳴海宿】
ここからは一人旅。宮宿を目指して再スタート。
- 12:48秋葉常夜燈
天白川を越える。
今日は晴天で、空がとても青い。歩くのが気持ちいい日だ。 - 13:09笠寺一里塚
- 13:15笠寺観音
地名にもなっている笠寺の由来となる笠覆寺。
JR東海道本線の踏切を渡る。
新堀川に架かる熱田橋。
コンクリ橋かと思うが、結構な反りがある橋。横断歩道を渡るために伝馬町の交差点に少し迂回。
宮の渡し歩道橋で国道247号を越える。
歩道橋からあつた蓬莱軒本店を眺める。
並んでたけど、平日だから少ない。
- 14:15宮宿
ゴール地点の宮の渡し公園に到着。
- 14:19【宮宿】
【宮宿】から熱田駅まで
【宮宿】 14:19 → 14:19 七里の渡し跡 14:20 → 14:45 熱田駅
- 14:19【宮宿】
- 14:19七里の渡し跡
こがかつての七里の渡し船着場跡。ここから桑名までは七里の船旅となる。
次は桑名の七里の渡跡から再開する予定。 - 14:45熱田駅
3日連続でよく歩いた自分を褒めつつ、熱田駅から帰路についた。
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