Claude Code Pro使ってる人、結構増えてきましたよね。便利すぎて手放せないけど、唯一困るのが使用量制限。5時間で$10っていう縛りがあるので、夢中でコーディングしてたら突然制限に引っかかって作業中断…なんてことありませんか?
そんな悩みを解決するために、Claude使用量をLinuxのsarコマンドみたいに時間別で監視できるツールを作ってみました。
【2025年6月更新】プロジェクト名を変更しました
この記事を公開してから、より使いやすくするためにツール名を変更しました!
変更内容
- 旧名称:
claude-usage-monitor
- 新名称:
ccmonitor
- 新リポジトリ: https://github.com/shinagaki/ccmonitor
名前を短くすることで、コマンドラインでの入力が楽になりました。claude-usage-monitor.ts
って長すぎましたよね…。
既存ユーザーの方へ
すでに使ってくださっている方は、以下の手順で移行できます:
bash# 1. 新しいリポジトリをクローン
git clone https://github.com/shinagaki/ccmonitor.git
cd ccmonitor
# 2. 実行権限を付与
chmod +x ccmonitor.ts
# 3. 過去の集計データを引き継ぐ場合(オプション)
mv ~/.claude-usage-monitor ~/.ccmonitor
データの移行は任意です。移行しなくても、ccmonitorが自動的にClaude Codeのログから再集計してくれます。
最新の機能追加
リネームに合わせて、いくつかの改善も行いました:
- パフォーマンス向上: より高速にログを処理できるように最適化
- メモリ効率改善: 大量のログがあっても安定動作
- エラーハンドリング強化: より分かりやすいエラーメッセージ
名前は変わりましたが、基本的な使い方は同じです。これまで通り report
と rolling
コマンドで使用量を監視できます。
bash# 時間別レポート
./ccmonitor report
# 5時間ローリング監視
./ccmonitor rolling
というわけで、新しい名前の ccmonitor をよろしくお願いします!旧リポジトリにアクセスしようとしている方は、新しいURLに更新してくださいね。
P.S. この更新情報もClaude Opus 4に書いてもらいました。リネーム作業自体もClaude Codeでやったので、本当にAIづくしの開発です。
完成したツール:Claude Usage Monitor
GitHub: shinagaki/claude-usage-monitor

主な機能はこんな感じ
- 時間別使用量レポート表示 – どの時間帯にどれだけ使ったか一目瞭然
- 5時間ローリング制限の監視 – $10制限に対する進捗をリアルタイム表示
- 美しい表形式の出力 – ターミナルでも見やすい表形式
- 制限超過時の警告アラート – 危険ゾーンに入る前にお知らせ
実際の使い方
時間別レポートを見る
./claude-usage-monitor.ts report
実行すると、こんな感じの表が出てきます:
┌──────────────────┬──────────────┬──────────────┬──────────────┬────────────┐
│ Hour │ Input │ Output │ Total │ Cost (USD) │
├──────────────────┼──────────────┼──────────────┼──────────────┼────────────┤
│ 2025-06-16 09:00 │ 3,414,874 │ 2,715 │ 3,417,589 │ $1.62 │
│ 2025-06-16 08:00 │ 1,501,766 │ 15,231 │ 1,516,997 │ $1.22 │
└──────────────────┴──────────────┴──────────────┴──────────────┴────────────┘
朝の時間帯に集中して使ってることが丸わかり。自分の使用パターンが見えてくるのが面白いです。
5時間制限の監視
./claude-usage-monitor.ts rolling
Pro版の制限に対する使用状況がプログレスバー付きで確認できます:
┌──────────────────┬────────────┬────────────┬───────────────┐
│ Current Hour │ Hour Cost │ 5-Hour Cost│ Limit Progress│
├──────────────────┼────────────┼────────────┼───────────────┤
│ 2025-06-16 09:00 │ $1.62 │ $6.69 │ 66.9% █████░░░│
│ 2025-06-16 08:00 │ $1.22 │ $4.27 │ 42.7% ███░░░░░│
└──────────────────┴────────────┴────────────┴───────────────┘
80%超えると⚠️、90%超えると🚨が表示されるので、制限超過前に一旦休憩するタイミングがわかります。
技術的な工夫ポイント
1. データの重複を防ぐ仕組み
Claude Codeって、同じメッセージに対して複数のJSONLエントリを生成することがあるんです。なので、message.id
でユニーク管理して重複カウントを防いでます。これがないと、実際の使用量より多く表示されちゃうんですよね。
2. 正確なコスト計算
Claude Sonnet 4の料金体系に完全対応してます:
- Input tokens: $0.003/1K
- Output tokens: $0.015/1K
- Cache creation: $0.0037/1K
- Cache read: $0.0003/1K
キャッシュ機能も考慮してるので、実際の請求額とほぼ一致するはず。
3. 自動データ収集
ccusageと同じように、レポート表示時に最新データを自動で収集します。わざわざ手動でcollectコマンドを実行する必要がないので楽ちん。
使ってみた感想
実際に数週間使ってみて、自分のClaude使用パターンがよくわかるようになりました。例えば:
- 午前中に集中的に使う傾向がある
- 金曜日は使用量が少ない(週末モード?)
- デバッグ作業の日はトークン消費が激しい
特に便利なのが、ローリング制限の監視機能。今まで「あとどれくらい使えるんだろう…」って不安になりながら作業してたけど、これがあれば安心してコーディングに集中できます。
インストールと使い方
# リポジトリをクローン
git clone https://github.com/shinagaki/claude-usage-monitor.git
cd claude-usage-monitor
# 依存関係をインストール
npm install
# 実行権限を付与
chmod +x claude-usage-monitor.ts
# 使ってみる
./claude-usage-monitor.ts report
まとめ
Claude Code Proユーザーなら絶対便利だと思うので、ぜひ使ってみてください。MITライセンスでオープンソース公開してるので、気に入らない部分があったら自由に改造してもOKです。
改善要望や新機能のアイデアがあったら、GitHubのIssueやPull Requestでお気軽にどうぞ!一緒により良いツールにしていきましょう。
実はこのツールも記事も…
ここまで読んでくれてありがとうございます。実は最後に告白があります。
このClaude使用量監視ツール、Claude Code自身に作ってもらいました。そう、監視される側が自分の監視ツールを作るという、なんともメタな構造になってます。
しかも、この記事自体もClaude Opus 4に書いてもらったという…。AIがAIの使用量を監視するツールを作って、それについてAIが記事を書く。まさに2025年らしい開発スタイルですよね。
でも、ツール自体はガチで便利なので、ぜひ使ってみてください。AIが作ったからって侮るなかれ、実用性はバッチリです!
(この告白部分も含めて全部AI生成なのが、また面白いところ)
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