幌尻岳からトムラウシ山まで
2021年7月24日 短縮コース登山口からトムラウシ山へピストン登山
道の駅しかおいを車で出発したのは朝4時の少し前。ここから北へ、山の中へ入って行く。
こんな早朝、道路を走っている車など皆無。飛ばそうと思えば飛ばせるが、100m先がハッキリ見えない濃い朝靄に包まれ、安全運転を余儀なくされた。
トムラウシ温泉を過ぎ、短縮コースの登山口に行くために、さらに細い道を進む。
想定していないほどダート道が荒々しくて坂もキツイ。皇海山や祖母山と登山口までが大変なダート道を今まで経験していたが、この短縮コース登山口までのダート道は一番きついかも。
トムラウシ山の山行記録
- 日程:2021年7月24日(土) [日帰り]
- 天候:晴れ
アクセス
短縮コース登山口までのダート道は勾配がある上に登山口直前には凹凸もあるので、割と気を使う。
⏱タイム | 🏃距離 | ↗登り | ↘下り |
---|---|---|---|
07:27 | 16.9km | 1,498m | 1,496m |
コースタイム
短縮登山口 05:21 → 05:35 温泉コース分岐 → 06:06 カムイ天上 → 07:02 コマドリ沢出合 07:10 → 07:44 前トム平 → 08:19 トムラウシ公園 → 08:50 南沼キャンプ指定地 08:51 → 09:15 トムラウシ山 09:50 → 10:05 南沼キャンプ指定地 → 10:28 トムラウシ公園 10:29 → 10:50 前トム平 → 11:14 コマドリ沢出合 → 12:09 カムイ天上 → 12:35 温泉コース分岐 → 12:48 短縮登山口
- 05:21短縮登山口
ほぼ満車だったが、たまたま空いてた登山口近くに駐車。ちょうど出た人がいたのかな?。
しばらくは平坦な道。
- 05:35温泉コース分岐
ようやく登山道らしくなってきたが、よく整備されていて歩きやすい。
- 06:06カムイ天上
雨が降ると泥濘がひどいらしく、木道で整備されている。
チングルマのお花畑。
コマドリ沢まで70mほど下る。
- 07:02コマドリ沢出合
コマドリ沢分岐から登ると残雪が現れ始める。涼しげでよい。
アイゼンはなくても大丈夫だが、あったほうが安定するかな。
ところどころ腐っているので、踏み抜きに注意。ゴーロのトラバース。
- 07:44前トム平
小ピークを越えてトムラウシ公園へ。
トムラウシ山の頂上部が見えてきた。
- 08:19トムラウシ公園
そこら中にお花畑が広がる。
- 08:50南沼キャンプ指定地
振り返ると南沼の色がクリームソーダのようだ。
- 09:15トムラウシ山
トムラウシ山に登頂。ちょうどガスが上ってきて、視界は冴えず、でも満足。
- 10:05南沼キャンプ指定地
- 10:28トムラウシ公園
- 10:50前トム平
下りの残雪歩きは片足だけ滑らせながら慎重に。
あまり滑らないので、結局踏み跡を歩くのが早い。 - 11:14コマドリ沢出合
- 12:09カムイ天上
- 12:35温泉コース分岐
- 12:48短縮登山口
ぶた丼のとん田で帯広名物の豚丼
帯広市内に戻り、登山中ずっと楽しみにしてた豚丼を求めて、ぶた丼のとん田へ。
しかし、土曜日ということもあって随分待つ必要があるようだ。
1時間ほど待ってようやく注文。こんだけ待たされたのもあって、当然うまい。
帯広競馬場のばんえい競馬
食欲を満たしたので、続いてはギャンブルへ。
ちょうど、ばんえい競馬が開催されていたので帯広競馬場へ。
馬が走ったあと、こちらに砂埃が舞ってくるくらい観客と近い。
しかも、スピードが遅く歩いて追いつけるので、一体感あって面白い。子どもの徒競走を見守る感覚。
ビギナーズラックなどはなく、帯広市にお布施をしたので帰ることにした。
明日は、士幌線の廃線跡を巡りながら旭川市までドライブし、旭岳に登る予定。
当時の感想
コース状況・危険箇所等
特になし。
感想・記録
北海道で残っていた日本百名山の4座を登る遠征旅4日目。
前日は幌尻岳での疲れを観光で癒やして、日が出てからトムラウシ短縮コースの登山口へ向かう(ダート道が結構ハード)。
とてもよく整備されていて歩きやすい。雪渓に残雪があり、猛暑での登山においては嬉しいポイント
トムラウシ公園ではどこまでも広がるお花畑、つくづく天気が良くてよかった。
明日は北海道で最後の一座となった旭岳に登ります。
費用
費用は、今回の遠征の中で最初の日本百名山 十勝岳の記事でまとめています。
今に省みる
トムラウシ山と言えば、誰もが思い浮かべるのがトムラウシ山遭難事故。
羽根田本はもちろん、トムラウシ山遭難事故 調査報告書のPDFも読んでいたので、所々で当時の状況を思い浮かべながら登山をしていた。
トムラウシ山の周囲はすり鉢地形のようになっており、ここで悪天候に見舞われたらば抜け出すのは大変だろうなと実感した。慢心せずに、万全な準備と撤退する勇気、肝に銘じたい。