日本百名山全山踏破 38座目 武尊山 | 皇海山からの連続登山と稜線歩きの絶景

武尊山山頂 日本百名山
スポンサーリンク

武尊山に向かうまで

皇海山下山後、栗原川林道の悪路走行では念のためエンジンブレーキを多用し、往路と同じくらい慎重にゆっくりと走行。そして、無事に林道を走破できた。

その後、途中のコンビニで休憩して昼食をとった。そこから、武尊山の登山口である川場谷野営場までは30分ほど。県道64号から入り口に入ると、2キロ弱のダート道が続く。

実際に登ってみた

日程: 2018年6月2日(土) [日帰り] 天候: 晴れ

アクセス

午前中に皇海山を登って本日2座目の武尊山へ。栗原川林道の悪路トラウマからか、川場谷野営場へのダート道をついつい慎重に運転してしまう。

地図・標高グラフ

⏱タイム🏃距離↗登り↘下り
06:1312.0km1,250m1,246m

コースタイム

ルート: 川場谷野営場-前武尊山-中ノ岳-武尊山-中ノ岳-前武尊山-川場谷野営場

山行タイムライン
  • 11:45
    川場谷野営場
    武尊山川場谷野営場の広い駐車場
    川場谷野営場の駐車場

    川場谷野営場の駐車場。駐車場と野営場を兼ねているためか、とても広い。ここに至るまでのダート道は、土砂流出防止のバンプに注意が必要なだけの優しい車道(栗原川林道と比べて)。

    武尊山川場谷野営場の登山口と新緑の森
    駐車場近くの登山口

    駐車場近くの登山口。お昼の時間で気温がぐんぐん上がってたが、新緑に囲まれ日差しは遮られるためそれほど暑くはなかった。

    武尊山の登山道
    武尊山の登山道

    右側の頼りない枝木を踏んで、上へはい登る。

    武尊山登山道の6月に咲く白いシャクナゲ
    白いシャクナゲ
    武尊山登山道の6月に咲くピンクのシャクナゲ
    ピンクのシャクナゲ

    6月の武尊山では美しいシャクナゲが咲いており、新緑の森歩きに彩りを添えてくれる。

    武尊山登山道で見えるスキー場のリフト
    スキー場のリフト
    武尊山登山道
    武尊山登山道
  • 13:26
    前武尊山
    前武尊山頂での皇海山展望
    前武尊

    前武尊まで登って一息つく。左側のピークが午前中に登ってきた皇海山。

    前武尊山の日本武尊像とチョップポーズ
    日本武尊

    チョップを決めようとしてる日本武尊さん。

    前武尊から見る川場剣ヶ峰の迫力ある山容
    川場剣ヶ峰

    前武尊から少し下ると、前方に川場剣ヶ峰がドドーンと現れる。

    桜越しに見る川場剣ヶ峰の美しい稜線
    桜ごしの剣ヶ峰
    川場剣ヶ峰への分岐点
    川場剣ヶ峰

    途中に分岐があって剣ヶ峰に登れるようではあったけど、素直に右側を通る巻道へ。

    武尊山川場剣ヶ峰巻道の危険なトラバース
    巻道のトラバース

    巻道のトラバースは道幅が狭く、倒れた笹薮に体重を任せると谷側に落ちていくので注意が必要。

    武尊山稜線歩きの木の根っこと障害物
    足元には木の根っこ

    短い区間ではあるが、稜線歩きは細かい登り下りがあって割とハード。足元にある木の根っこなどに阻まれる場面も多い。

    武尊山稜線の6月残雪と泥濘箇所
    残雪

    所々に残雪。泥濘もあり。

  • 14:16
    家ノ串山
     家ノ串山山頂
    家の串山
    家ノ串山から武尊山左側への美しい稜線
    武尊山(左側)への稜線
    武尊山稜線のミツバオウレン
    ミツバオウレン
    武尊山稜線のイワナシ
    イワナシ
    武尊山稜線
  • 14:41
    中ノ岳
    武尊山山頂手前の残雪歩き
    残雪歩き

    武尊山手前は残雪が多く残る。斜度がほとんどないので、アイゼンはいらないが、踏み抜きだけに気をつけて。

    武尊山山頂近くの日本武尊像
    日本武尊

    本日2回目の登場、日本武尊さん。

  • 15:06
    武尊山
    武尊山山頂での38座目達成
    武尊山山頂

    武尊山山頂に到着。

    武尊山山頂15時の貸し切り状態
    武尊山山頂

    遅くから登り始めて、こんな時間(15時)なので山頂には誰もいなかった。

    武尊山山頂から振り返る今まで歩いた稜線
    今まで通ってきた稜線
    武尊山山頂からのパノラマ展望
    武尊山からのパノラマ
    武尊山山頂標識
    武尊山山頂
    武尊山から平ヶ岳・至仏山・燧ヶ岳の尾瀬展望
    武尊山から北北東側の眺め

    残雪が見える左の奥が平ヶ岳、その右のピークが至仏山、真ん中が燧ヶ岳。

    武尊山から北側の眺め
    武尊山から北側の眺め
    武尊山下山路の残雪慎重歩行
    下りの残雪
  • 15:33
    中ノ岳

  • 15:57
    家ノ串山
  • 16:27
    川場剣ヶ峰
  • 16:35
    前武尊山
  • 17:55
    川場谷野営場

下山後の感想

コース状況・危険箇所等

川場剣ヶ峰の巻道トラバースでは、踏まれた笹薮が想像以上に滑りやすく、一歩間違えば谷側への転落リスクがある。稜線歩きは見た目以上にハードで、細かなアップダウンの連続に加え、足元の木の根っこが頻繁に行く手を阻む。中ノ岳から武尊山にかけては残雪歩きとなるが、傾斜は緩やかなためアイゼンは不要。ただし踏み抜きには十分な注意が必要だ。

感想・記録

栗原川林道(皇海山)から無事生還し、コンビニでの昼食を済ませてから本日2座目の武尊山に挑んだ。

当初の計画では、武尊牧場スキー場からの夏山リフトを利用する予定だったが、スキー場自体が2017年シーズンで閉鎖されたため、急遽ルート変更を余儀なくされた。裏見ノ滝からのルートも検討したが、反対側の林道へのアクセスに時間を要することから、最終的に川場谷野営場からのルートを選択した。

結果的に、この選択は正解だった。新緑の森を歩く爽快なハイキングから始まり、前武尊からは本格的な稜線歩き、そして最後は残雪を踏みしめながら武尊山を目指すという、めまぐるしく変化する山歩きが楽しめた。

遠征初日の最大の山場を無事に乗り切った安堵感とともに、明日への準備のため三国峠を越えて新潟へと車を走らせた。

かった費用と装備

費用は、今回の遠征の中で最初の日本百名山 皇海山の記事でまとめています。

今に省みる

どこかで書いた気もするが、遠征計画を立てる時にはGoogleカレンダーを使っている。

Googleカレンダーの計画方法
Googleカレンダーの計画方法

Googleカレンダーを使った遠征登山の計画方法は、次のように行っている。

  1. まず、遠征の行きと帰りの交通手段を埋める。必要ならば予約。
  2. 次に、ヤマレコで仮の山行計画を立てて、標準コースタイム×0.7(装備で多少変える)で山行に必要な時間を算出。
  3. 日の出から日の入りまでに収まるように、遠征で登る山をスケジュールに仮組みとして入れる。
  4. レンタカーで効率よく回れるように、車でのアプローチルートと時間を決定、スケジュールに入れる。
  5. スケジュールで空いているところには、行ってみたい周りの観光地などを入れておく。
  6. 完成したら、ヤマレコで山行計画を確定。いつでも確認できるよう、スケジュールの詳細に行動予定を入れておく。
  7. Googleマップで登山口、車中泊できそうな道の駅、食料が買えそうなコンビニなどを確認し、リストに保存(マーカーを立てる)しておく。

こんな形で計画を立てている。追加で注意したい点としては、あまり詰めすぎないことと最終日には余裕を持たせることだろうか。


タイトルとURLをコピーしました