開聞岳から九重山まで
2018年6月16日 長者原ビジターセンター駐車場から
昨日、阿蘇の大観峰からやまなみハイウェイを通って長者原ビジターセンターの駐車場に到着し、そのまま車中泊。
週末前の金曜日なので同じような登山者が多いようで、そこそこの車が停まっていた。
九州だし、初夏も近いし、車中泊するにあたって防寒対策は必要ないだろうと思っていたが、長者原は標高1000mの高原。夜は結構冷えて、眠りは浅くなってしまった。
九重山の山行記録
- 日程:2018年6月16日(土) [日帰り]
- 天候:晴れ
アクセス
長者原ビジターセンター駐車場に駐車。
地図・標高グラフ
⏱タイム | 🏃距離 | ↗登り | ↘下り |
---|---|---|---|
06:07 | 19.0km | 1,214m | 1,202m |
コースタイム
長者原 05:43 → 06:43 雨ヶ池越 → 07:15 法華院温泉 → 07:41 諏蛾守越分岐 07:42 → 07:46 北千里浜 → 08:08 久住分れ 08:11 → 08:30 久住山 08:47 → 08:59 分岐 → 09:09 稲星山 09:10 → 09:20 中岳分岐 → 09:32 九重山 09:42 → 09:51 天狗ヶ城 09:55 → 10:09 久住分れ → 10:23 星生山分岐 10:24 → 10:30 扇ヶ鼻分岐 → 10:39 ブロッコリーの丘 → 10:53 沓掛山 → 11:02 第一展望所 → 11:07 牧ノ戸峠 → 11:43 寒の地獄温泉 → 11:50 長者原
- 05:43長者原
長者原ビジターセンターの駐車場からスタート。
湿原の奥には三俣山と星生山。駐車場。週末ということもあり、朝6時前の段階でほぼ埋まってる。
湿原の中を木道歩き。登山に向けてのプロローグとして素敵。
湿原帯からは緑一面の森林エリアへ。
ところどころの樹木にはネームプレートが付いている。涼やかに水が流れている所も。
ハイキング向きのフラットな道から、石がゴロゴロした本格的な登山道に。
湿原保護のため木道歩き。この木道、体重かかると前後に微かに揺れて楽しいw
- 06:43雨ヶ池越
坊ガツル。ここでキャンプもできるのか、ロケーションがいいなぁ。
- 07:15法華院温泉
法華院温泉山荘。チラッと見ただけなので間違えてるかもしれないけど、ペットボトル200円だったような、ここまで来た割にはお値打ち価格だと思った。
法華院温泉を過ぎたあたりからは急登が続く。涼やかな追い風が来てたので、苦にはならなかった。
ガレているところを黄色いペイントを目印にして進む。
登りが終わると荒涼とした北千里浜。
- 07:41諏蛾守越分岐
- 07:46北千里浜
- 08:08久住分れ
久住分れ。
ここを左に行き、久住山から時計回りでピークを回っていく。久住山へはUの字型で折り返して、ピークまで登って行く。
南の斜面はミヤマキリシマの群落が咲いていた。
- 08:30久住山
登ってきた道。三俣山と星生山の間から白い噴気をあげている硫黄山。
稲星山へ向かう道は、ミヤマキリシマでピンク色の絨毯を歩くよう。
- 08:59分岐
一旦下りて稲星山へ登り直し。中岳への分岐もある。
- 09:09稲星山
稲星山の北側の斜面は荒涼としていて、雰囲気がまったく違った。
- 09:20中岳分岐
くじゅう連山で最高峰の中岳へ登る。
細くて錆びついている頼りないハシゴ(足場)。
- 09:32九重山
中岳から久住山の眺め。
御池の側にある天狗ヶ城への稜線。
- 09:51天狗ヶ城
天狗ヶ城山頂。
ピークの手前で、どこを登っていけばいいのか迷うところがあった。正解は、御池側に木に覆われた登り道がある。噴気を上げる硫黄山が近くに見える。
- 10:09久住分れ
久住分れからは阿蘇山が雲海に浮かんでいた。
星生崎の岩場、迫力ある。
- 10:23星生山分岐
- 10:30扇ヶ鼻分岐
- 10:39ブロッコリーの丘
- 10:53沓掛山
牧の戸峠までの下りはコンクリートで舗装された道に。
- 11:02第一展望所
- 11:07牧ノ戸峠
牧ノ戸峠の駐車場は車であふれており、牧ノ戸峠前後の車道にもずいぶんの車が停まっていた。
30分後のバスで長者原まで行くこともできるが、せっかくなので40分ほどかかる歩道を歩くことにした。
長者原まで、バスの方が早いかどうかのいい勝負になりそう。すれ違った人は1組だけ、前半は車道から離れているので静かな散歩道。
ここだけ自動車道を横切って渡る必要がある。
坂道でスピードを出してる車が多いので、気をつけて。 - 11:43寒の地獄温泉
長者原のバス停。バスはまだ来てない、やった!勝った!優勝した!
- 11:50長者原
一周した満足感の中、長者原ビジターセンターへ戻ってきた。
下山後は黒川温泉に入浴
再びやまなみハイウェイで阿蘇方面へ向かうが、その途中でちょっと寄り道。
日帰り入浴ができる「黒川温泉 旅館 山河」でお風呂に入ることにした。
黒川温泉は所々に雰囲気のある旅館が点在した落ち着いた温泉郷で、一つ一つの旅館がこじんまりとしているためツアー客が寄り付かないっていうのがとても良い。
その黒川温泉にある旅館 山河は日帰り入浴を受け付けてくれるか心配になるほどの、高級感漂う和風旅館だった。
もちろん問題なく日帰り入浴させてくれる。
翌日の阿蘇登山に備えて阿蘇市内で休息
ブラックモンブランは東京でも売っているが、熊本で買うと鮮度が良い。
阿蘇駅前にある「道の駅 阿蘇」。
当時の感想
コース状況・危険箇所等
坊ガツルまでの登山道に所々泥濘みあり。
中岳から天狗ヶ城のピークに登る場面でどこを登って行くのか一瞬迷った所があった以外は、道に迷いそうな所や危険な箇所はなし。
長者原ビジターセンター近くの登山道は、樹木にネームプレートがあって、見ていてためになりました。
感想・記録
九州登山遠征2座目の九重連山。
湿原から始まり、森林、岩場、ガレ場、ザレ場、荒涼とした砂礫、ミヤマキリシマのお花畑など目まぐるしく背景が変わって疲れる暇が無かった。また、実際に体験しないとわからない硫黄山・温泉・花から漂う匂い、湿原・山麓からの風・清流に感じる涼しさなど、五感をフルに使った登山となり、最高に楽しかった。
機会があるかわからないが、また来たいと思える山でした。
明日は阿蘇山と祖母山に登って来ます。
費用
費用は、今回の遠征の中で最初の日本百名山 開聞岳の記事でまとめています。
今に省みる
中学生の頃にボーイスカウトに所属していた。そこで、「日本ジャンボリー」という全国からボーイスカウトが集まり数日間キャンプするイベントに参加したことがあるのだが、その地がくじゅう連山の一部である久住高原だった。
そこでは、親元を離れて全然知らない土地で慣れないキャンプ生活をしたため、あまりいい思い出がなかった。そのため、「くじゅう連山」というワードを聞くたびにその思い出がフラッシュバックされてきたのだが、今回の山行によって良い思い出で完全に上書き保存された。
今回登った山々は、くじゅう連山のほんの一部なので、機会があればまた登りに行きたいな。