巻機山に向かうまで
武尊山でのお昼からのピストン登山。川場谷野営場へ下山した時点で、既に午後6時を過ぎていた。
翌日に登る予定の巻機山は、上越国境を越えた向こう側の新潟県。登山口は新潟県側の国道291号線から脇に入った桜坂駐車場にある。群馬県の上毛高原から分岐する国道291号をそのまま車で行ければ効率的なのだが、残念ながら谷川岳の登山口がある土合駅から先は車両通行不能の山岳区間となっている。
このため、上越国境を越えて南魚沼まで北上してから、国道291号で少し南に戻るという大きく迂回するルートを取る必要がある。
途中の道の駅 南魚沼で車中泊し、翌朝に登山口のある桜坂駐車場へ向かった。
実際に登ってみた
日程: 2018年6月3日(日) [日帰り] 天候: 晴れ
アクセス
国道291号から上がったところにある桜坂駐車場を利用。駐車料金は下山後に500円を支払うシステム。
地図・標高グラフ
⏱タイム | 🏃距離 | ↗登り | ↘下り |
---|---|---|---|
05:25 | 11.2km | 1,362m | 1,348m |
コースタイム
ルート: 桜坂駐車場-ニセ巻機山-御機屋-巻機山-御機屋-ニセ巻機山-桜坂駐車場
- 06:33
- 07:05
- 07:34
- 08:42
- 08:49
- 09:14
- 09:23
- 10:19御機屋(巻機山山頂の標)
- 10:32巻機山避難小屋
- 10:41ニセ巻機山
- 11:186合目
- 11:345合目
- 11:55桜坂駐車場
下山後に越後湯沢駅内にある”ぽんしゅ館”へ立ち寄る


前年の春、ガーラ湯沢駅までの新幹線に乗るためだけに越後湯沢を訪れていた。その時に立ち寄った「ぽんしゅ館」に、また来てしまった。


巻機山に登って来たので、コイン3枚の高千代酒造の純米大吟醸 巻機を飲む。春の雪解けを感じさせる、非常に美味しいお酒だった。

明日登る予定の苗場酒造の苗場山も飲んだ。

こちらも名物の爆弾おにぎり。お腹いっぱい、ごちそうさまでした。
越後湯沢駅近くの駐車場でトラブル
ぽんしゅ館でお酒を飲んでいたので、駐車場に戻ってから、しばらく車内で休憩して過ごそうとしていたが、そこでバッテリーが上がってしまうという大チョンボ。エンジンをかけずに、エアコン(送風?)を使用していたのが原因だった。
レンタカー会社が契約しているカーレスキューを呼んで、1時間後くらいに来てもらい、ジャンプスターターで即座に救出してもらった。助かった!
レンタカーで借りた車がフィットのハイブリッドモデルだったから、電装品のパワーは十分だろうと油断していたのかもしれない。何はともあれ、トラブルが発生したのが町中なのは不幸中の幸い。皇海山の駐車場でこんなことが起きていたら、本当に大変なことになっていただろう。
下山後の感想
危険箇所等
ニセ巻機山から下って、巻機山避難小屋の前後300mほどに残雪を歩く箇所がある。だが、傾斜はそれほどないのでアイゼンは必要ない。木段もあり、よく整備されていて非常に歩きやすい登山道だった。
感想・記録
遠征2日目は巻機山へ。
山行計画では無知のままヌクビ沢から登って井戸尾根で下りるルートを作ったが、雪の残っている沢登りは無理そうなので、井戸尾根のピストンに変更。
井戸尾根の登山道は登りやすく、下りやすい。軽アイゼンをつけてのプチ雪渓登りも楽しかった。機会があれば、今度はヌクビ沢にチャレンジしたいな。
かかった費用と装備
費用は、今回の遠征の中で最初の日本百名山 皇海山の記事でまとめています。
今になって思うこと
前日の皇海山、武尊山ダブルヘッダーと違い、余裕のある日程で下山後は観光も楽しんだ1日。こういうときに緊張が解けて、トラブルが起きやすいのかもしれない。
レンタカーのトラブルとして、この3年後の2021年の北海道遠征。オフ日に砂浜へ車を突っ込んでレッカー車を呼ぶという、派手なトラブルを起こしている。その話はまた後ほど。