御嶽山に向かうまで
2021年8月8日 山の日に黒沢口から御嶽山へ
道の駅ひだ朝日村での車中泊から迎えた朝。まだ暗い午前4時前から御嶽山の登山口を目指して車を走らせた。今回の目標は百名山95座目となる御嶽山。前日の笠ヶ岳登山の疲れは残っているものの、明日は塩見岳を控えているので、今日も気を抜けない。
御嶽山では山頂付近の通行時間に制限があり、朝8時より前は八合目から先が立入禁止になっている。あまり早く登っても待つことになるため、逆算して朝6時から登山開始の計画を立てていた。
御嶽山の中の湯にある黒沢口六合目駐車場まで向かう道のりは、つづら折りの山道が続く。メジャーな登山口の割には道幅が結構狭くて、対向車とのすれ違いに気を使いながらの運転だった。
実際に登ってみた
日程: 2021年8月8日(日) [日帰り] 天候: くもり
アクセス
中の湯駐車場に駐車。
地図・標高グラフ
⏱タイム | 🏃距離 | ↗登り | ↘下り |
---|---|---|---|
05:12 | 9.0km | 1,244m | 1,241m |
コースタイム
ルート: 黒沢口六合目・中の湯-女人堂-石室山荘-御嶽山-石室山荘-女人堂-黒沢口六合目・中の湯
- 05:40
- 05:52日野小屋跡
- 06:06
- 06:14黒沢口七合目・行場山荘
- 07:15
- 08:05
- 08:14覚明堂休泊所
- 08:19二ノ池・頂上・黒沢口分岐
- 08:23
- 08:39
- 08:42
- 08:52御嶽頂上避難シェルター
- 09:01黒沢十字路
- 09:06
- 09:13石室山荘
- 09:45黒沢口八合目・女人堂
- 10:22黒沢口七合目・行場山荘
- 10:28飯森小屋(八海山支店)
- 10:39日野小屋跡
- 10:51黒沢口六合目・中の湯
下山完了。駐車場がある6合目でも車内は既に暑くなっていた。
養命酒 駒ヶ根工場・健康の森
駒ヶ根にある養命酒の工場に来た。工場見学は事前申込制となっているが、もちろん2週間前から申込済み。
下山後は駒ヶ根にある養命酒の工場見学へ。工場見学は事前申込制になっているが、もちろん2週間前から申込済み。
養命酒はよく飲んでいた時期があって、カフェインたっぷりなエナジードリンクなんかよりもずっと体に良いと思っている。キンキンに冷えた炭酸水で割ると本当に美味しいし、ジンやウォッカと組み合わせるとハーブ酒になって、お酒を飲んでる罪悪感がなくなるのがいい。
それに養命酒製造の株主でもあるので、以前から養命酒の工場見学には来たかったんだ。

工場見学の集合時間まで時間があったので、工場敷地内にあるカフェで「信州十四豚キーマカレーと桃ジュース」をいただく。登山後の体に染み渡る美味しさ。
塩見岳の登山口である鳥倉林道ゲート
駒ヶ根から大鹿村へ。途中にある道の駅「歌舞伎の里大鹿」に寄った。ここから先は携帯の電波も通じなさそうなので、コンパスで登山届を提出しておく。

案の定、鳥倉林道ゲートでは電波なし。明日は塩見岳へ登るつもりだが、台風が接近しているため、お昼前に下山できるように夜の0時に出発することにした。そのため、日の出ているうちから早々に就寝。おやすみなさい。

下山後の感想
3日目は御嶽山。新穂高温泉からは高山を経由して御嶽山黒沢口六合目駐車場までアクセス。駐車場には、朝早くにも関わらず登山者が沢山いて驚いた。そうか、今日は山の日だったんだ(2021年のみ8月8日が山の日。通常は8月11日)。
独立峰は景色の見えない樹林帯をひたすら登るだけということが多いので正直あまり好きではないが、御嶽山は八合目から森林限界になり、荒々しい火山の姿を目の当たりにすることができて飽きることがなかった。火山特有の地形や植生が印象的で、他の百名山とは一味違う魅力を感じた。
せっかく剣ヶ峰まで登ったのにガスで眺めが楽しめず残念。晴れていれば御嶽山からの大展望を楽しめたはずなので、また機会があれば登りに来たい。
下山後は、養命酒の工場見学ツアーのため駒ヶ根を経由して、塩見岳に登るため大鹿村の鳥倉登山道へ。
かかった費用と装備
費用は、今回の遠征の中で最初の日本百名山 乗鞍岳の記事でまとめています。
今になって思うこと
前日の笠ヶ岳と翌日の塩見岳があまりにハードなため、その合間となるこの日の御嶽山登山は実質休息日のように感じた。とはいえ、標高3000mを超える山での5時間行動は決して楽なわけではない。
御嶽山は幼い頃に登ったことがあるのだが、記憶が曖昧なのでノーカウントとしている。いつか、お鉢巡りができるようになったらまた登りに行きたいと思う。2014年の噴火以降、入山規制が続いているが、安全が確保されて再び御嶽山の真の魅力を体験できる日が来ることを願っている。