前日に世界初の猫カフェと七星山ハイキングを済ませ、台湾出張後のオフ日2日目。この日は台北から臺鐵(台湾鉄路)で瑞芳へ向かい、平溪深澳線一日周遊券を使って、海側ホームで有名な八斗子から、炭鉱遺構の菁桐、天灯で知られる十分、秘境駅の三貂嶺まで、平溪線・深澳線の主要駅を1日で巡る乗り鉄旅をした。
前日の様子はこちら。
運良く前日は晴れて登山できたが、もし天気が悪くて山に登れなかった場合の予備プランとして温めていた乗り鉄旅。せっかくなので予定通りこちらも回ってきた。
平溪線は「線路と街が一体になった」十分老街がSNSで有名だが、実は海に飛び出す八斗子・炭鉱遺構の菁桐・車道が通じない秘境駅の三貂嶺それぞれに違う顔があって、乗り鉄好きなら1日中飽きない路線だった。
目次
- 1日の流れ
- 平溪深澳線一日周遊券とは
- ①八斗子|海側ホームの絶景
- ②菁桐|炭鉱遺構と老街
- ③平溪|赤い天灯と老街の大腸包小腸
- ④十分|線路と街が一体の観光地
- ⑤三貂嶺|孤島の秘境駅
- 台北へ戻って冰讃のマンゴーかき氷
忙しい人向けまとめ
| 時刻 | スポット |
|---|---|
| 7時台 | 台北駅→瑞芳 |
| 8時台 | 瑞芳駅で平溪深澳線一日周遊券を購入(120元) |
| 9時台 | ①八斗子駅 海側ホーム、青い海と線路 |
| 11時台 | ②菁桐駅 炭鉱遺構、石底大斜坑、菁桐礦業生活館 |
| 12時台 | ③平溪老街 赤い天灯装飾、大腸包小腸(もち米ソーセージ) |
| 13〜14時 | ④十分駅 線路と街が一体、天灯上げ、仙草奶凍アイス |
| 15時台 | ⑤三貂嶺駅 孤島の秘境駅、渓谷と鉄道橋 |
| 16時台 | 瑞芳経由で台北へ戻る |
| 18時台 | 冰讃で芒果雪花冰(マンゴーかき氷) |
移動は臺鐵(台湾鉄路)の平溪深澳線一日周遊券で乗り放題。台北→瑞芳→八斗子→菁桐→平溪→十分→三貂嶺→瑞芳→台北 という平溪深澳線の乗りつぶしルート。
平溪深澳線一日周遊券とは
平溪線・深澳線を1日中乗り降り自由になる、臺鐵公式の割引パス。
- 正式名称: 平溪/深澳雙支線一日週遊券(Pingxi/Shen-Ao 1-Day Pass) https://tip.railway.gov.tw/tra-tip-web/tip/tip003/tip313/detail
- 料金: 大人120元(約600円)。2025年6月23日の臺鐵運賃改定で80元から120元に値上げされた
- 有効範囲: 八斗子〜瑞芳〜菁桐区間の乗り降り自由(分岐駅の瑞芳を除き、深澳線2駅+平溪線9駅の計11駅)
- 販売駅: 板橋、台北、松山、基隆、八堵、瑞芳、猴硐、宜蘭、羅東、平溪、菁桐、十分の12駅
- 注意: 台北〜瑞芳間の幹線区間は別途乗車券が必要(悠遊カードでOK)
普通に乗ると1駅22元から、瑞芳〜菁桐で44元。平溪線を1往復するだけでは元が取れないが、今回のように5駅で乗り降りする(普通運賃だと合計160元前後)ならしっかり得になる。
台北駅から瑞芳への移動
ホテルから台北駅の地下ホームへ。朝の台北駅では、たぶんホームレスなのだろう、駅寝(ステーションビバーク)している人の姿がちらほら見えて、少し昔の日本のようで懐かしくなった。8時前の区間車で瑞芳へ向かう。

瑞芳までは73元(約365円)。2025年6月、臺鐵は約30年ぶりに運賃を改定して平均26%ほど値上げしたそうだが、まだ日本の感覚からすると十分に安い。


電車に揺れること50分弱で瑞芳駅に到着。ドア上の車内案内モニターに、下車する様子のアニメが流れていてかわいい。台湾ツキノワグマをモチーフにした台鐵の公式マスコット「鐵魯(テル)」だ。


瑞芳駅でいったん下車。ここまでは悠遊カードで来たので、1日乗車券を買って乗り直す。駅員に売り場を尋ねると、いったん改札の外に出たところに窓口があるという。ちょうど瑞芳駅は改修工事の最中で、プレハブの仮設ブースが切符販売窓口として使われていた。
そこで平溪深澳線一日周遊券を購入。天燈が空に上がるイラスト入りの紙の乗車券は、それだけで気分が上がるデザイン。悠遊カードのタッチとは違って、手元に残るのがいい記念になる。

八斗子行きの発車まで少し時間があるので、去年に泊まったホステルのある区民広場まで散歩してみた。区民広場は九份行きのバス停がある場所でもあり、瑞芳駅から九份へバスで向かう人は、この広場までそこそこ歩くことになる。

瑞芳駅のホームで橙と黄色の旧型臺鐵区間車を待って、いよいよ深澳線・八斗子へ。深澳線は瑞芳・海科館・八斗子のわずか3駅というマイナー路線なので、車内はガラガラだろうと思っていた。ところがそこには、元気いっぱいの台湾のおじちゃんおばちゃん団体が乗り込んでいて、何度も何度も記念写真を撮っては大声で喋りまくり、車内はやたら賑やかだった。八斗子まで、いったい何しに行くのだろう?
①八斗子|海側ホームの絶景
瑞芳から深澳線に乗り換えて、終点の八斗子(Badouzi)へ。ここはホームのすぐ横に太平洋が広がるという珍しい駅で、青と黒の欄干が付いた遊歩道が線路とほぼ一体になって伸びている。かつて廃止されていた八斗子駅は2016年に旅客営業を再開しており、隣の海科館駅(2014年新設)とともに、国立海洋科技博物館のアクセス駅として整備された経緯を持つ。
- 駅名: 八斗子(Badouzi)
- 路線: 深澳線終点(瑞芳から約20分)
- 見どころ: ホーム間近に広がる海、青い海と橙の気動車、隣の海科館駅から徒歩圏の国立海洋科技博物館
- 滞在時間目安: 20〜30分(折り返し便まで)


ここまで乗ってきた区間車はそのまま瑞芳へ折り返すため、ホームに停車したまま出発準備に入っている。ドアから降りると、目の前に太平洋が広がっていた。ホームの向こう、遠くに見える台形の山影は基隆山かな。去年、自転車でこの一帯を走ったときにも気になっていた、印象深いシルエットだ。
いったん駅の外にも出てみたが、写真を数枚撮っただけで手持ち無沙汰になり、停車中の車内に戻る。10分ほどの停車ののち、今度は瑞芳に向けて出発。


列車内の壁に掲示されている台湾全図と平溪線・深澳線の路線図。シンプルなレトロデザインで、どこか懐かしい。緑のクロスシートも味わい深い。
②菁桐|炭鉱遺構と老街
瑞芳に戻って、今度は平溪線へ乗り換え、終点の菁桐(Jingtong)まで一気に乗り通す。八斗子から菁桐まで、深澳線・平溪線それぞれの終端から終端まで、1時間15分ほどの乗車になる。
途中、環島Day 11で訪れた猴硐(猫村)を通過。車内からでも駅周辺の猫が見えるかな?と目を凝らしていたが、車窓からは1匹も見つけられなかった。


車窓は徐々に山あいの渓谷へ。深い緑の山肌、谷底の川、線路脇の草木が次々に流れていく。線路は基隆河の上流をなぞっていくが、この川が台北市の士林あたりまでつながっていると思うと、地形的にちょっと面白い。
- 駅名: 菁桐(Jingtong)
- 路線: 平溪線終点(瑞芳から約1時間)
- 見どころ: 日本統治時代の駅舎、石底大斜坑、菁桐礦業生活館(無料)、選炭場遺構
- 滞在時間目安: 60〜90分
菁桐駅の駅舎と老街
菁桐は、日本統治時代の1929年に石底炭鉱の積出駅として開業した、平溪線の終点駅。かつてはこの一帯の石炭を台北方面へ運び出す拠点として大いに賑わった街で、鉱山が閉山した今も、木造駅舎や選炭場、坑口、日本家屋の職員宿舎など、当時の産業遺構がまとまって残っている。
駅舎は木造で、日本統治時代の雰囲気そのまま。駅前の老街には土産物店や食堂が軒を連ね、通りを歩くとまるで映画のオープンセットに紛れ込んだような気分になる。




老街を歩いていると案内地図があって、この先に日本家屋の職員宿舎群があるようだ。暑い中、坂道を登って行ってみる。「皇宮」と扁額を掲げたリノベ済みの建物は残念ながら中に入れなかったが、映画やドラマのロケ地としてよく使われている場所らしい。他の宿舎はゲストハウスとして宿泊できるようになっているっぽい。

石底大斜坑と選炭場遺構


菁桐駅のすぐそばには、旧選炭場のコンクリート造アーチ遺構が今も残っている。かつては石底大斜坑で採掘された石炭を、ここでサイズごとに選別・洗浄して貨車に積み込んでいた場所。コンクリートの柱とアーチが薄暗い内部で連なり、その隙間から緑の草がじわじわと構造物を飲み込もうとしていた。


線路の終点にはレールが行き止まりのまま雑草に埋もれていて、時間が止まったような雰囲気。

線路を挟んで階段を登ると、石底大斜坑の坑口まで行ける。石底大斜坑は、1937年に着工・1939年に完成した台陽鉱業の坑道で、周辺の石底一坑〜五坑を1本に統合し、地中を15度の傾斜で切り下げていったことから「大斜坑」と名付けられた。全長5kmにも及ぶ坑道は最盛期に台湾一の産炭量を誇ったが、1979年に閉山。今は坑口だけが残り、平溪一帯の炭鉱産業の記憶を静かに伝えている。
赤地に「石底大斜坑」と大書された坑口は格子で閉ざされているが、その周囲には煉瓦塀や崩れかけの建物、選炭場のコンクリート遺構が点在していて、廃墟好き・鉄道遺構好きにはたまらない一帯だ。


蔓と樹の根に覆われた石造の門があり、周囲に誰もいなかったので、ゆっくり映える写真が撮れた。フォトスポットとして誰かが置いたのだろう、地面に白いウサギの置物が二体、こちらを向いて静かに佇んでいる。日中は絵になる置物だけれど、日が暮れて薄暗くなってからひとりで来たら、たぶんホラーだ。
菁桐礦業生活館
菁桐礦業生活館は入館無料で、石底炭鉱の歴史と鉱夫たちの暮らしを常設展示している小さな博物館。石底一帯を上空から捉えた大きな航空写真パネル、鉱夫の道具、当時の生活用品などが並び、短時間でも炭鉱の街としての菁桐がぐっと立体的に見えてくる。
……のだけれど、エアコンの効いた館内には、暑さから逃げてきた観光客がひしめいていて、展示スペースの人口密度がなかなかのもの。学びと避難所を兼ねた稼働ぶり。




駅の軒下には、古い荷物用の台車や分銅を積んだ計量器具も無造作に並べてあって、駅そのものが小さな鉱山博物館のようになっている。


駅ホームに戻ると、空色の車体に鳥や町並み、天燈のイラストが描かれた次の便が停まっていた。菁桐を後にして、1駅戻る平溪へ。
③平溪|赤い天灯と老街の大腸包小腸
菁桐から1駅戻って平溪駅へ。平溪線の路線名の由来になった街で、平溪区の中心地でもある。菁桐のような産業遺構というよりは、老街の賑わいと山あいの生活感が同居しているのが印象的な駅。街のあちこちに赤い天灯を模した装飾が下がっていて、旧暦正月の「平溪天燈祭」で有名な街だと一目でわかる。
- 駅名: 平溪(Pingxi)
- 路線: 平溪線(菁桐から1駅、瑞芳から約50分)
- 見どころ: 平溪老街、赤い天灯装飾、屋台の大腸包小腸
- 滞在時間目安: 30〜40分(次の便まで)
線路脇の老街


平溪駅は石造の入口が緑に囲まれた重厚な佇まいの駅舎。菁桐の木造・観光地感とはガラッと雰囲気が変わる。平溪の老街は線路のすぐ横に商店が軒を連ね、いかにも台湾の田舎町という空気感。



建物に挟まれた小川の眺めや、両側からせり出した集合住宅の風景も、田舎町ならではの生活感が滲む。天灯装飾の付いた柵沿いの坂道を、バイクや地元の人が普通に行き交っているのがいい。
老街の大腸包小腸
昼食は、線路脇に煙突を立てた青看板の「鐵道熱腸」で並んで大腸包小腸を購入。「大腸」は焼いたもち米ソーセージ、「小腸」は台湾風の豚肉ソーセージのことで、もち米ソーセージを縦に切り開き、そこに豚のソーセージを挟み込んだ台湾式ホットドッグだ。
かじると、まずもち米のもちもちした食感と、外側の香ばしい焦げ目。そこに豚の脂の甘みが乗り、しっかり効いた炭火の香りが追いかけてくる。噂には聞いていたが、生ニンニクのスライスがゴロっと入っていたのは驚き。一気にパンチが増して、屋台のB級グルメらしい満足感がある。



食べ終わって満足したところで、平溪駅に戻って次の便に乗り込む。
④十分|線路と街が一体の観光地
平溪から2駅で十分(Shifen)。SNSでよく見る「線路の上を歩ける街」といえばまさにここで、平溪線の中でも圧倒的な観光地。天灯上げ体験と線路と老街の一体感が名物で、菁桐や平溪と比べても人の密度が段違いに濃い。
- 駅名: 十分(Shifen)
- 路線: 平溪線(平溪から2駅、瑞芳から約40分)
- 見どころ: 線路と一体の老街、天灯上げ体験、仙草奶凍アイス
- 滞在時間目安: 60分
線路と街が一体
十分老街は、線路の両側に商店・屋台がぎっしり軒を連ねるという他ではあまり見ない風景。列車が来ない時間帯は、観光客が線路の上を自由に歩き回り、記念撮影をしたり天灯を掲げたりしている。しかも実際に列車が通る現役の路線なので、警笛が近づいてきたら店側にサッと退避するというスリルまで込みで観光の一部になっている。





老街の一角には天灯(スカイランタン)上げの店がずらりと並ぶ。街のあちこちに色ごとの意味を書いた看板があり、赤は健康、黄は金運、青は仕事、緑は開運……といった具合。単色なら1個200元、複数色を組み合わせると250〜300元くらいで、願い事を書いて実際に空へ飛ばせる。今回は自分では上げなかったが、街を彩る赤い天灯装飾と、次々と空に登っていく色とりどりの天灯を眺めているだけでも十分楽しい。
列車が来ない間は天灯上げと撮影タイム、警笛が鳴ったら線路から一斉に退避——というリズムを繰り返しながら、線路上の老街を進んでいく。



暑さの中を一通り老街を歩き切り、全家(ファミリーマート)で仙草奶凍(仙草ゼリー入りのミルクアイスバー)を買って涼む。こう暑いと、冷たければ何でも美味い。仙草の淡いほろ苦さと練乳寄りのミルクの甘さが噛み合って、コンビニアイスの水準を軽く超えてくる。


駅に戻る途中で立ち寄った街角の廟にも龍や石獅子の装飾がにぎやかで、平溪線の各駅ごとに色が違うのを改めて感じる。賑やかな十分を”充分”に楽しんで、いよいよ最後の秘境駅へ。
⑤三貂嶺|孤島の秘境駅
十分から瑞芳方面へ戻る途中、三貂嶺(Sandiaoling)で下車。ここは平溪線が宜蘭線から分岐する接続駅で、駅まで車道が通じておらず、線路沿いの歩道を歩くか列車で来る以外に到達手段がない、台湾でも指折りの秘境駅として知られている。
- 駅名: 三貂嶺(Sandiaoling)
- 路線: 宜蘭線(平溪線の分岐駅、瑞芳から2駅)
- 見どころ: 秘境駅の雰囲気、基隆河の渓谷と鉄道橋、廃線遺構と自転車専用トンネル「三貂嶺生態隧道」
- 滞在時間目安: 40〜60分
秘境駅の雰囲気
三貂嶺は駅前に道路も駅前広場もなく、改札を出るとすぐ渓流と鉄道橋、線路脇の細い歩道、そして時々現れる廃墟が広がる。何よりも、宜蘭線と平溪線をひっきりなしに走り抜けていく列車を、線路のすぐ脇から間近で眺められるのが鉄道ファンにはたまらない。




金網の向こうを橙とグレーの区間車や、オレンジ帯の特急型が次々と通過していく。



渓谷に架かる鉄橋、トンネルの坑口、線路脇にぽつんと立つ鉄道信号機。深い緑に囲まれた三貂嶺付近は、まさに秘境というほかない。去年、環島で自転車を走らせながら基隆河の対岸から眺めていたあの風景の中を、今度は自分が歩いているというのは、なんとも不思議な感覚だ。

線路を通過していく黄色い顔の列車と、赤いパラソルが並ぶカフェのテラス席。人の少ない秘境駅なのに、山あいのカフェだけがのどかな時間を刻んでいる。ここで散策を切り上げ、折り返して駅へ戻る。
ホームの雰囲気
三貂嶺駅そのものは、高架下のスペースに低いホームがあるだけの簡素な作り。自動改札には「刷卡進站 TAP IN」の案内、そして横に「尚未開放進站(まだホーム開放していません)」の貼り紙。ホームがとにかく狭いため、停車する列車の直前にならないと改札を通してもらえない仕組みらしい。安全側に振り切った運用が、逆にこの駅らしくて面白い。






薄暗いホームに橙の列車がゆっくり入線してきたので、改札を抜けてホームへ出て、瑞芳方面の車両に乗り込む。
台北への帰路と冰讃のマンゴーかき氷
三貂嶺から瑞芳経由で台北へ戻る。ちょっと時間があったので、瑞芳駅の北口にも出てみた。こちら側にも瑞芳老街があるらしいが、実際歩いてみると古い低層家屋と数階建てビルが密集しているだけで、どこが老街の”見せ場”なのかいまいち掴めなかった。地元の生活動線という意味では、こちらのほうが濃いのかもしれない。




台北方面の臺鐵通勤電車に乗り込み、瑞芳を後にする。
冰讃で芒果雪花冰
18時ごろ台北に戻り、雙連にある冰讚(ピンザン、Bing Zan)へ。台湾でマンゴーかき氷といえばここという定番の名店で、日本人観光客に大人気の店。というか、店内はほぼ日本人しかいない。
- 店名: 冰讚(Bing Zan)
- 所在地: 台北市大同区雙連街2號
- アクセス: MRT淡水信義線「雙連駅」1番出口から徒歩約3分
- 営業時間: 4月〜10月頃のマンゴーシーズン限定、11:00〜21:00頃(売り切れ次第終了)
- 看板メニュー: 芒果雪花冰(マンゴーかき氷、200元)
- 支払: 現金のみ

青い看板に「芒果冰・雪花冰」と書かれた店先には、いつも通りの行列。手前には黄色いタクシーが停まる、いかにも台北の街角らしい風景だ。この日は10分ほど並んで席に着けた。
看板メニューの芒果雪花冰(200元)は、マンゴー味に練られた雪花冰の削り氷を土台に、角切りの完熟マンゴーがこれでもかと山盛りに乗り、練乳がとろりとかけられた一皿。雪花冰は口に入れた瞬間ふわっと溶け、マンゴーの果汁と一体化して喉を滑り落ちていく。乗っているマンゴーがどれも完熟のはずれなしで、甘みと酸味のバランスが絶妙。日本のかき氷とは別ジャンルのスイーツだと感じる、想像を軽く超えてくる旨さだった。

7月の台湾はマンゴーが最盛期。マンゴーの季節に台北を訪れるなら、この店は絶対に外せない。1日中平溪線を乗り継いだ疲れも、この一皿でだいたい帳消しになった。
まとめ:平溪線1日で乗り鉄と観光を両立
平溪深澳線一日周遊券を使えば、120元(約600円)で1日中乗り放題。海側ホームの八斗子から炭鉱遺構の菁桐、天灯の十分、秘境駅の三貂嶺まで、タイプの違う5駅を1日で巡れる充実コースだった。
この記事のポイント:
- 平溪深澳線一日周遊券は大人120元、5駅で下車するなら間違いなくお得
- 平溪線は1時間に約1本、紙の時刻表で折り返し便を必ず確認
- ①八斗子は海側ホーム、②菁桐は炭鉱遺構、③平溪は老街、④十分は線路と天灯、⑤三貂嶺は秘境駅
- 猴硐(猫村)は環島Day 11で訪問済みなので今回は通過
- 台北に戻ってのマンゴーかき氷「冰讃」はマンゴーシーズンなら食べる価値あり
台北近郊で乗り鉄しようとしたら、観光スポットも一緒に巡れるこのコースを強くおすすめしたい。


コメント