鈴鹿峠を越えるため、帳尻合わせの少し前進
区切りよく鈴鹿峠を越えるために、関宿までの区間を歩いておこうと計画していた。
だが、真夏の気温を考えると前回のゴール地点から関宿までの30キロ近い道のりは無理だと判断。
それでも少しでも前進したい気持ちから、猛暑覚悟で南四日市駅から歩くことにした。
暑さに敗北、半分も進めず
早朝に歩き始めたものの、太陽が昇るとともに気温はグングン上昇。
歩くたびに体力が削られていく感覚は、まさに「暑さとの戦い」。
当初は30キロの半分くらい歩ければいいと思っていたが、結局その半分にも届かない距離でギブアップすることに……
小古曽地区で感じた歴史の風情
途中で通過した追分から杖衝坂にかけての小古曽地区。
このエリアには古くからの民家が軒を連ね、観光地化されていない素朴な風景が広がっている。
特に目を引く名所はないけれど、地元の日常が垣間見える町並みは、歩いているだけでどこか懐かしさを感じさせてくれる。
こういう発見が、東海道を歩く最大の魅力だと思う。
次回の挑戦は鈴鹿峠越え
東海道五十三次の旅もいよいよ終盤戦に突入。
この次の次には、最後の難所とされる鈴鹿峠が待ち構えている。
さすがに真夏のこの暑さでは挑戦するのは無理と判断し、涼しくなってから再開することにした。関宿から鈴鹿峠、そしてその先へ。
東海道五十三次のゴールに向けて、一歩ずつ進んでいく旅はまだまだ続く。
南四日市~加佐登の歩行記録
- 日程:2024年8月18日(日)
- 天候:快晴
⏱タイム | 🏃距離 | ↗登り | ↘下り |
---|---|---|---|
02:30 | 11.9km | 68m | 48m |
地図・標高グラフ
コースタイム
南四日市駅から【石薬師宿】まで
南四日市駅 7:24 → 7:35 東海道との分岐 7:47 → 7:48 日永の追分 8:11 → 8:12 内部橋 8:23 → 8:24 杖衝坂 → 9:15 【石薬師宿】
- 7:24南四日市駅
早朝から南四日市駅へ。
まだ朝なのにすでに暑い。今日はどこまで行けるかな?南四日市駅、意外と降りる人多い。
学校が近くにあるみたいだし、学生の部活動とかかな? - 7:35東海道との分岐
前回の続きで、東海道に合流。
昔は松並木が続いていたらしいが、いまではこの松一本だけが残っている。
大津 津
Otsu Tsu
って青看板のローマ字表記を見て、ついスマホのベンチマークソフト”AnTuTu”を思い浮かべるなど。 - 7:48日永の追分
左に行けば伊勢参宮道、右に進むと東海道(京大坂道)。
四日市あすなろう鉄道内部線の追分駅。
小古曽地区、昔ながらの町並み。
- 8:12内部橋
平坦な道ばかり歩いてきたので、杖衝坂の坂道が久しぶりに感じる。
- 8:24杖衝坂
「三重」という地名の由来。
古事記では日本武尊が「三重に折れ曲がるほど疲れた」と記しており、これが県名の由来と言われているとか。国道1号線との合流地点。向こう側には采女(うねめ)の一里塚跡が見える。
鈴鹿市に入る。
国道1号線は影がまったくないので、直射日光がかなりきつい。日焼け止めをしっかり塗っていても、肌が痛くなるほどだ。国道1号線を渡るため地下道へ。
一度戻って地下道を利用。少し涼しい場所に入れるだけでもほっとする。 - 9:15【石薬師宿】
【石薬師宿】から加佐登駅まで
【石薬師宿】 9:15 → 9:16 石薬師宿 9:23 → 9:24 瑠璃光橋 9:29 → 9:30 石薬師の一里塚跡 → 9:48 東海道との分岐 → 9:54 加佐登駅
- 9:15【石薬師宿】
- 9:16石薬師宿
- 9:24瑠璃光橋
瑠璃光橋からの眺め。
橋の上からは、はるか遠くに亀山が見える。あそこまで行くにはまだまだ歩かないと。 - 9:30石薬師の一里塚跡
近くの田んぼでは早くも稲刈りが始まっていた。夏も終わりに近づいていることを実感。
- 9:48東海道との分岐
ここで国道を離れ、加佐登駅へと向かう。
- 9:54加佐登駅
加佐登駅に到着。
たった2時間の道のりなのに、この暑さでは限界を感じる。
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