前回の四阿山から下山後、車で須坂の街へ下りて小布施の道の駅へ。
次の日は、県道112号大前須坂線で、群馬の草津白根山へのドライブ。
群馬との県境、毛無峠に寄り道
万座温泉手前の途中で寄り道。
「未開の地グンマー」として有名な写真の地、毛無峠に行きたかった。
そして、毛無峠に到着!風が強い。
行き止まりが駐車スペースとなっていて、何台か停められる
荒廃した土壌といい、標識のかすれ具合といい、本当に画になる写真が撮れる。
毛無峠の横にあった文字が消えがかった看板
アチャー・ダンベの国境が謎だったが、帰宅してからググって意味を知った
群馬側に降りた所にある小串鉱山跡へと物資を運搬していた索道
毛無峠は半端ない風が常に吹いている
外を歩く場合は、ウインドブレイカーやレインウェアは必須。体感温度がみるみる下がる
せっかくなので毛無峠近くの破風岳に登る
破風岳は毛無峠から簡単に登れる山。せっかくなので、登ってみる。
右のピークが破風岳の山頂
つづら折りの登山道を登ること20分で、破風岳の頂上へ。
残念なことにガスが上ってきて、期待していた長野側の景色を見ることはできなかった
下山途中の登山道からは、立入禁止の向こう側にある小串鉱山跡がよく見えた。
景色が良いので、毛無峠だけじゃなく、破風岳に登ることを強くオススメしたい。
山行記録
- 日程:2017年06月12日(月) [日帰り]
- 天候:曇り
アクセス
【注意:2017年6月 当時のことです】
つい最近、噴火警戒レベルが1に引き下げられたが、国道292号の通行規制はされたままでした。15日に解除されたようで、今では湯釜にも行けるようです。
292号沿いに駐車して、そのまま本白根山に行ければよかったのだが、通行規制で駐車禁止となっているため、一旦、白根火山ロープウェイの山麓駅にある駐車場に車を停めて、そこからロープウェイで山頂に向かうこととなった。
噴火警戒レベルは下がったが、引き続き通行規制されているので、白根火山ロープウェイを使って山頂駅へ。
(廃止となる前の)白根火山ロープウェイに乗る
【注意:白根火山ロープウェイは翌年1月の本白根山噴火で被災したため、そのまま廃止となりました】
平日の朝一番で自分以外のお客さんはおらず、一番最初に乗ることになった。
白根火山ロープウェイは、単線自動循環式のロープウェイなので、前面に他の乗りカゴがないのは新鮮。
地図・標高グラフ
⏱タイム | 🏃距離 | ↗登り | ↘下り |
---|---|---|---|
01:35 | 5.8km | 259m | 267m |
コースタイム
白根火山ロープウェイ山頂駅→本白根山遊歩道最高地点→本白根山展望所→富貴原の池遊歩道入口→白根火山ロープウェイ山頂駅
- 09:15白根火山ロープウェイ山頂駅
コマクサリフトの横を歩く
本白根遊歩道は、快適な木道歩き
本白根山の火口をぐるりと回って、探勝歩道最高地点へと歩く
高山植物の女王コマクサはまだ咲いていないようだ
- 09:53本白根山遊歩道最高地点
ここが本白根山遊歩道の最高地点で、これより上には登山道がないため戻る
分岐に戻って、展望所・鏡池方面へ
- 10:15本白根山展望所
一定方向に吹く風の影響で枝のつき方が一方になっているのが面白い
下の方には草津の町並みも見える鏡池の方へと進むと森の中に入って展望はなくなってしまうが、代わりに様々な植生が楽しめるコース
【2018年1月に鏡池周辺から噴火した】
- 10:36富貴原の池遊歩道入口
山頂駅まで戻ってきて、ぐるっとひと回りを完了
- 10:51白根火山ロープウェイ山頂駅
草津温泉の温泉巡り
下山後は草津温泉の温泉巡り。草津温泉には無料で入浴できる浴場がいくつかあるので、温泉巡りを楽しんだ。
高崎市街へ戻って、レンタカーを返却。高速バスで帰宅。
初めてのレンタカー遠征が万事うまくいき、これからの百名山攻略に向けて確かな手応えを感じた。
当時の感想
残雪がある所もあるが、よく整備されたハイキングコースで危険な箇所はなかった
費用
費用は、今回の遠征の中で最初の日本百名山 浅間山の記事でまとめています
今に省みる
日本百名山の中には、活火山として注意が必要な山がいくつかある。中でも、前日に登った浅間山と今回の草津白根山は、近年何度も噴火を繰り返しており、いつ噴火してもおかしくない山だ。
今回のルートで通った鏡池。山行の7ヶ月後に噴火して犠牲者も出しているので、本当に運がよかったとしか思えない。山登りには、このようなリスクが多分にあるものなので、それなりの覚悟をして挑まなければならない。