男体山に向かうまで
前回の東北遠征から2週間後。今回もレンタカーで車中泊という形で、栃木へプチ遠征。土日の2日で、男体山と日光白根山を踏破する予定を立てた。
実は今回の遠征、普通に山登りの計画を立てたわけじゃない。きっかけは駅メモってゲームアプリなんだ。
東武ワールドスクウェア駅の開業日に駆けつけた

以前から書いているように、駅メモという全国の駅を訪問するゲームアプリをやっている。正月(2017年1月)に9000駅を超える全国の駅を全て巡り終え、やることがなくなっていたが、新しい駅が開業すれば、行ったことのない駅に訪れるという目的が生まれる。
そういうわけで、必ず行かなくてはならないのだ。せっかくなので、東武ワールドスクウェア駅の開業日に合わせて、近くにある日光の山を登ることにした。一石二鳥ってやつだね。
日光へ行くなら東武の株主優待乗車券がおすすめ
かつて鉄道旅行していた経験が所々で役に立つが、鉄道会社の株主優待乗車券を活用するというのも、そのひとつ。
東武鉄道が株主向けに発行している株主優待乗車券。今回はメルカリで2枚1,650円で手に入れた。東武の株主優待乗車券は、1枚で1回どこまでも乗車できるという切符。東武線の押上駅から鬼怒川温泉駅まで1,358円の区間を往復しているので、1,000円分以上の得をした計算となる。
小さな節約だけど、積み重ねれば結構な額になるからね。
東武ワールドスクウェアの入園無料Day

東武ワールドスクウェア駅の開業を記念して、東武ワールドスクウェアが入園無料となっていた。普段は絶対立ち寄らないようなテーマパークではあるが、無料というお誘いには断れなかった。
ただのミニチュアだろうと侮ってた。想像以上に精巧だし、何より自分がミニチュアの世界にいることが、まるでガリバーになったようで不思議な体験だった。
東武ワールドスクウェアを一通り見た後に、男体山の登山口である中禅寺湖へと向かった。今日は男体山、明日は日光白根山という2日間の予定だ。
実際に登ってみた
日程: 2017年07月22日(土) [日帰り] 天候: くもりのち雨
アクセス
二荒山神社の駐車場を利用。車道に面した所の他に、境内にも駐車場がある。さすが観光地だけあって、アクセスはかなり良好。
地図・標高グラフ
⏱タイム | 🏃距離 | ↗登り | ↘下り |
---|---|---|---|
04:05 | 9.2km | 1,236m | 1,233m |
コースタイム
ルート: 二荒山神社中宮-男体山-二荒山神社中宮
男体山は二荒山神社からの登拝ルート一択。神社への入山料500円が必要な珍しい山。
- 11:24
- 11:29二荒山神社中宮祠
二荒山神社中宮祠 男体山登拝受付 神社境内の男体山登拝受付にて入山料(500円)を支払い、交通安全のお守りとコースマップを受け取る。お守りはネックストラップのようになっており、出会った登山者にも首にかけている人が結構いた。
百名山で入山料を取る山って珍しいけど、神社の管理下にある山だから当然かな。
二荒山神社中宮祠の登山口 登山口は右奥の鳥居から。いよいよ登拝の始まりだ。
登拝門 登山口となる登拝門。鈴を鳴らして先へ進んだ。こういう神社らしい儀式感があるのは男体山ならでは。
一合目 すぐに一合目。ここからキツめの登りがずっと続く。いきなり洗礼を受ける感じだ。
三合目 三合目から車道歩きとなる。登りではあるが上がった息を落ち着かせる緩やかな傾斜。ちょっとした休憩タイムみたいな感じ。
- 12:08
- 12:46
- 13:39
- 13:43
- 13:58
- 14:25七合目
- 14:52
- 15:27二荒山神社中宮祠
- 15:30
奥日光へ行く途中の戦場ヶ原でハイキング

戦場ヶ原の展望台がある三本松園地。車道から、ちょっとしたハイキングで戦場ヶ原が眺められる展望台となっている。
明日は晴れるといいんだけどなぁ。

下山後の感想
天気が崩れて景色が望めなかったのは残念だが、直射日光に照らされることもなくて登りやすかった。下山途中で雨に降られたが、小雨だったのでザックにカバーをかけるのみで対応。
猿と出会えたのも面白い体験だった。
神社の登拝という形での登山は新鮮で、いつもの百名山とは違った雰囲気を楽しめた。入山料500円は安いもんだね。
かかった費用と装備
遠征中にかかった費用は、遠征最初の百名山にまとめて書くことにします。
交通費用
- 東武鉄道株主優待: 2枚1,650円(メルカリで購入)
- 電車賃: 240+240円(アクセス分)
- レンタカー: 34時間7,405円(2日間分)
- ガソリン代: 1,185円
交通費合計: 10,720円
食費・その他
- 入山料: 500円(男体山)
- 駐車場代: 500+1,000+200円(各地点)
- 食費: 4,000円(朝・昼・夕2日分)
- 行動食: 600円(2日分)
その他費用合計: 6,800円
総費用
合計: 17,520円
レンタカー使った2日間遠征にしては、かなりリーズナブルに収まった。東武の株主優待券が効いてるし、日光エリアは駐車場代もそんなに高くない。
1座あたり8,760円って考えると、まあ妥当な線かな。交通費の節約術も覚えてきた気がする。
今になって思うこと
交通費を節約するといえば、青春18きっぷ(2022年時点:12,050円で5回分、1日JR乗り放題となるきっぷ)で訪れるにも、日光は最適な観光地。男体山と日光白根山、それぞれの日帰り登山は十分可能かと思う。
でも、登山で時間を取られて、時間を気にせずどこまでも行ける、18きっぷのメリットがトレードオフになってしまうので、案外18きっぷは登山で使うには向いてないとも思う。
男体山は神社の登拝という特殊な形式だったのが印象的。百名山の中でも珍しいタイプの山だね。入山料500円っていうのも、他では体験できない要素。
天気に恵まれなかったのは残念だったけど、それでも十分楽しめた。中禅寺湖の眺めとか、晴れてたらもっと素晴らしかっただろうな。
猿との遭遇も含めて、日光エリアならではの登山体験ができた。東武ワールドスクウェアも思った以上に楽しめたし、駅メモのついでで始めた遠征だったけど、結果的に充実した2日間になった。