【1日目】両津港から時計回りで南佐渡をサイクリング
佐渡汽船 新潟港ターミナル
2024年7月21日。
佐渡島の両津港行きのカーフェリー。
始発6時のフェリーに間に合わせる為、早朝5時に新潟港ターミナルへ。
2等片道で2,980円、それに加えて輪行袋での自転車持ち込みで手荷物運賃として520円。
事前に佐渡汽船のサイトからオンラインで乗船券を買うこともできる。今回は、ふるさと納税で佐渡旅行クーポン券を頂いていたので、わざわざカウンターで購入した。
早朝だが、ターミナル内にある売店(ヤマザキショップ トキめき館)は営業していた。
佐渡限定のランチパック(新潟県産ルレクチェのジャム&佐渡産牛乳入りのホイップ)やらを購入して、朝飯にした。
本当ならカーフェリー内で”佐渡汽船カレー”を食べてみたかったのだが、朝6時の便は営業していないとのこと。残念。
フェリーに乗り込み、係員の指示で輪行袋を所定の場所に置く。
2等船室は昔ながらのだだっ広い絨毯敷。佐渡島までたったの2時間半だから問題ない。
午前6時。時間となり新潟港を出港する。
午前8時半。
気持ちよく寝てたら佐渡島に着いていた。
ウミネコもフェリーの両津港入港を歓迎してくれた。
両津港
午前9時。
自転車を組み立てて、両津港を出発。
持ち物はミニマルに。テント類を後部キャリアにくくりつけ、着替えとかはザックで背負っていくスタイル。
両津港からは南方向へ。時計回りで佐渡を一周する(左側通行の日本では、島は時計回り湖は反時計回りというのがセオリー)。
新潟県道45号の標識に”佐渡一周線”とかかれている。何キロ地点かを表す看板もあったりして、自転車乗りに優しい佐渡。
今日も朝から太陽が照りつけて、外で運動するのは危険な気温。
しかし、佐渡を一周しないといけないのだ。そう決めたのだから。
佐渡一周線は海岸線なのだから、ずっと平坦な道かと言うとそうでもない。細かなアップダウンが時々ある。
佐渡を一周していると、何度かトンネルもある。
普段ならトンネルを自転車で走ることは、自動車が迫ってくる恐怖があって忌みべき存在。
でも今回に限っては、直射日光が当たらず涼しいので、オアシスみたいな存在だった。
漁港などには民家があるが、コンビニは全く無いのでエネルギー補給は計画的に。
特に佐渡島の南東と北はスーパーや個人商店すら無い区間が続くので、事前に地図で確認していた方が良い。
エーコープ(佐渡赤泊店、佐渡小木店、佐渡高千店)に何度も助けられた。
小木港、宿根木
13時半。
小木港までがむしゃらに走ってきたが、お昼を過ぎて耐えられない暑さになってきた。
熱中症の自覚症状らしき、ふらつきも感じて危険な状況。
そこで、1時間ほど小木港近くの小木家というドライブインで休憩させてもらった。
その後、エーコープでロックアイスを購入し、タオルに包んだ氷を首筋に巻いた。
氷は直ぐに溶けてしまうので何度も入れ替える必要があるが、体を冷やすのに効果的。なんとか乗り切れそうだ。
本当は宿根木の町並みをゆっくり観光でもしようと予定に入れていた。
しかし、予定よりも時間がおしてしまっているし、この暑さで歩き回る気分になれないのでスルーした。
宿根木を過ぎると、本格的な坂道が続く。
前日の草津温泉アタックで発症したこむら返りが再発しそうだったので、無理はせず自転車を手で押して歩いた。
坂を登ってきた分、高台から海岸線を眺める形になるので景色は素晴らしい。
辛かった坂道区間を抜けて海岸線沿いを走る国道350号線へ。
国道350号線は2つの航路も道路とみなす海上国道(新潟市から両津、両津からは佐渡の中央部を横断し佐和田へ、そこから南へ小木、小木から上越市)。
日が傾き始めた17時過ぎ。
人面岩をシルエットに写真を撮るため、本日最後の休憩。
泊まる予定のキャンプ場まで、あと少し。
真野漁港キャンプ場
真野漁港キャンプ場へ17時半に到着。大体100キロくらいで、佐渡一周の約半分を走った。
こちらのキャンプ場は無料で利用できるが、事前に届け出が必要。
予め旅の1週間前に佐渡市真野行政サービスセンターに電話していた。メールでPDFの漁港施設利用用紙を送って頂き、それに記入する形でスムーズに届け出という形。
テント一式は持ってきていたが、クッカーなどは省いたので近くのスーパーで買い出しをして、食って寝た。
暑くて寝られなさそうと思ったが、夜にかけて激しい風が吹いていたので寝付くことができた。
クソ暑い中、自転車で佐渡一周(サドイチ)してきた【2日目】へ続く