九重山から阿蘇山まで
2018年6月17日 阿蘇山の山麓から
九重山からの下山後は、黒川温泉で体を癒やし、道の駅 阿蘇で車中泊をした。
翌朝。阿蘇山の登山口となる阿蘇山上ターミナルまで、県道111号 阿蘇パノラマラインを登って高度を上げていく。
ちょうど、日の出の時間が重なり、目の前に幻想的な雲と景色が広がって、夢のようなドライブ。
登山口へのアプローチ。早朝の美しい風景に、しばし車を停めて撮影。
いつ見ても美しい米塚。2016年の熊本地震でひび割れたという話をきいていたが、阿蘇山側から見る限りはわからなかった。
阿蘇山の山行記録
- 日程:2018年6月17日(日) [日帰り]
- 天候:晴れ
アクセス
休止中のロープウェイ阿蘇山西駅前に駐車場。
入り口から左側は無料で、右側は有料の駐車場となる。
地図・標高グラフ
⏱タイム | 🏃距離 | ↗登り | ↘下り |
---|---|---|---|
02:49 | 10.3km | 532m | 525m |
コースタイム
阿蘇山ロープウェイ 05:50 → 06:09 砂千里ヶ浜 → 06:45 南岳 → 06:58 中岳 07:02 → 07:17 阿蘇山 07:30 → 07:40 中岳 → 07:51 南岳 → 08:14 砂千里ヶ浜 → 08:20 火口西駅 08:21 → 08:35 阿蘇山ロープウェイ
- 05:50阿蘇山ロープウェイ
阿蘇山ロープウェー 阿蘇山西駅。
ロープウェイのロープも外されて動いていないので、観光客の火口見学はシャトルバスで行うそうだ。車で火口へ向かうための有料道路、阿蘇山公園道路は8時半までは閉鎖されている。
朝の早い時間は、遊歩道入口にトラロープがかかっているので、横から抜けて入る。
阿蘇山公園道路と並行してた歩道は火口の展望所方向とは離れて、砂千里ヶ浜の入り口へ。
- 06:09砂千里ヶ浜
砂が風に舞って、目と口を襲ってくるので、サングラスがあるとよい。
ここを登るのか、、、と圧倒される傾斜角。
ガレているが、岩はしっかりとしている。
稜線に登りきって一息。ここを抜けると、あとはフラットな稜線歩き。
- 06:45南岳
稜線に出ると、ものすごい風で飛ばされそうになる。
しかも、火口側へ押されるような風向きなのでヒヤヒヤ。火口が見えた。
- 06:58中岳
中岳頂上。ガスガス。
一瞬ガスが晴れたタイミングで火口を撮影。
高岳への道も風が強くて、先に行かれていた方が高岳まで行かずに撤退されていた。
- 07:17阿蘇山
相変わらずものすごい風が吹いており、写真を撮るのも大変。
- 07:40中岳
- 07:51南岳
- 08:14砂千里ヶ浜
下山する途中、火口見学へ寄ることに。
- 08:20火口西駅
2016年の阿蘇山噴火で受けた被害が痛々しい火口西駅。
警備されている方によると、今の風向きが悪いらしく、ここまでしか入れないとのこと。
- 08:35阿蘇山ロープウェイ
無事下山した。
下山後は、本日2座目の祖母山へと向かった。
当時の感想
コース状況・危険箇所等
とにかく風が強く、身体が持っていかれそうなほど。十分に注意を。
また、砂が飛ばされて目に入ってくるのでサングラスがあったほうがよい。
感想・記録
九州登山遠征3座目の阿蘇山。
とにかく風が強い。写真を撮るのも命がけで、iPhoneを握る際に力んだため指が映り込み、NGの写真が多かった。
正直な話、阿蘇山は火口や頂上からの景色よりも、草千里や大観峰からの景色のほうがいいですね。次に登るとしたら、ギザギザに見えた根子岳かな。
この後、本日2座目の祖母山に登るため、そそくさと阿蘇山を後にした。
費用
費用は、今回の遠征の中で最初の日本百名山 開聞岳の記事でまとめています。
今に省みる
九州の日本百名山への登山を計画するのにあたって、何よりも優先して確認するのが必要なのは山頂までの登山が規制されていないかどうかである。
実際、阿蘇山は幾度も噴火警戒レベルがレベル2以上となり、中岳や高岳への立ち入りが規制されている。
2016年の阿蘇山大規模噴火の後には一時的に火口周辺の規制が解除された時もあったが、直前では2018年の4月まで立ち入りできなかった。今回はちょうど運良く登ることができたことになるが、2019年2月にはまた規制されている。
前日に登った九重山も火山活動が活発であるし、この後に登る霧島山は最高峰である韓国岳への登山道の立ち入りが規制されていたので、高千穂峰へと登った。
噴火警戒レベルと登山の規制情報を十分に確認して、詳細な計画を立てるとよいだろう。