日本百名山全山踏破 64座目 槍ヶ岳、65座目 穂高岳

奥穂高岳頂上日本百名山
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鳳凰三山から槍ヶ岳、穂高岳まで

昨年に計画しつつも、天候が悪くなりそうなので取りやめた槍穂高の縦走。
今シーズンは、体力も経験も十分挑戦できるだけの権利を持っていると自負しているので、いよいよ実行に移す時が来た。

計画としては、実家に帰省するついでに上高地に寄って、
1日目に上高地→槍ヶ岳→南岳、2日目に南岳→大キレット→奥穂高岳→上高地
という反時計回りの槍穂高縦走コースにした。
穂高・槍の順番よりも槍・穂高のほうが大キレットの難易度が低くなるときいていたのと、1日目にちょうど南岳小屋まで行ける計算となったため、このコースを設定。今回はテントを持たない。

あとは当日の天気が良くなることを祈るのみ。

2019年8月9日 槍穂高縦走で大キレットに挑む

昨年の焼岳、常念岳のテント泊縦走でも使ったさわやか信州号で前日に渋谷を出発。
上高地バスターミナルに降り立つと、祈りが通じたのか晴れそうな天気模様だった。

槍ヶ岳、穂高岳の山行記録

  • 日程:2019年8月9日(金) ~ 2019年8月10日(土)
  • 天候:2日間とも晴れ

アクセス

【行き】
[渋谷発さわやか信州号] 渋谷駅マークシティ 22:00→5:20 上高地バスターミナル(7,600円)
【帰り】
[路線バス、電車乗り継ぎ] 上高地 14:05→15:10 新島々 15:25→15:55 松本(2,450円)

地図・標高グラフ

⏱タイム🏃距離↗登り↘下り
17:2639.7km3,417m3,411m

コースタイム

1日目

上高地バスターミナル 05:32 → 05:36 無料トイレ 05:36 → 05:43 小梨平(森のリゾート小梨/上高地野営場) 05:44 → 06:09 明神館 06:09 → 06:12 徳本口(徳本峠分岐) 06:12 → 06:41 徳沢公衆トイレ 06:41 → 06:52 新村橋(パノラマ分岐) 06:52 → 07:22 横尾 (横尾山荘) 07:24 → 07:50 槍見河原 07:50 → 07:56 一ノ俣 07:57 → 08:02 二ノ俣 08:03 → 08:21 槍沢ロッヂ 08:21 → 08:34 赤沢岩小屋(ババ平) 08:35 → 09:05 槍沢大曲り 09:05 → 09:32 槍沢・天狗原分岐 09:36 → 10:15 坊主岩屋下 10:15 → 10:21 播隆窟 10:21 → 11:04 槍ヶ岳山荘 11:19 → 11:30 槍ヶ岳 12:14 → 12:28 槍ヶ岳山荘 12:38 → 12:45 飛騨乗越 12:45 → 12:59 大喰岳 13:04 → 13:24 中岳 13:28 → 13:57 天狗原分岐 13:57 → 14:11 南岳 14:13 → 14:18 南岳小屋

山行タイムライン
  • 05:32
    上高地バスターミナル
    上高地バスターミナル
    上高地バスターミナル

    定刻通りに上高地バスターミナル到着。

    上高地バスターミナル
    上高地バスターミナル
    上高地登山相談所
    上高地登山相談所

    登山届はコンパスで提出済み。

  • 05:36
    無料トイレ
    河童橋
    河童橋
    河童橋
    河童橋

    穂高岳の稜線が朝日に照らされてる、天気もいいね。

    梓川
    梓川
    クサボタン
    クサボタン
  • 05:43
    小梨平(森のリゾート小梨/上高地野営場)
    小梨平のテント場
    小梨平のテント場

    小梨平のテント場を通過。

    明神岳
    明神岳
  • 06:09
    明神館
    明神
    明神

    明神を通過。

    明神
    明神
  • 06:12
    徳本口(徳本峠分岐)
    ソバナ
    ソバナ
    キツリフネ
    キツリフネ
    キオン
    キオン
    ダイコンソウ
    ダイコンソウ
  • 06:41
    徳沢公衆トイレ
    徳沢
    徳沢

    徳沢を通過。

  • 06:52
    新村橋(パノラマ分岐)
    センジュガンピ
    センジュガンピ
    前穂高岳のパノラマ
    前穂高岳のパノラマ
    クガイソウ
    クガイソウ
    ハクサンオミナエシ
    ハクサンオミナエシ
  • 07:22
    横尾 (横尾山荘)
    横尾
    横尾

    横尾を通過。

    横尾大橋
    横尾大橋

    横尾から先、平坦で段差すらなかった道から一転、本格的な登山道へ。

    森に囲まれた沢沿いの道は涼やか。

    キツリフネ
    キツリフネ
    センジュガンピ
    センジュガンピ
  • 07:50
    槍見河原
    ダイコンソウ
    ダイコンソウ
  • 07:56
    一ノ俣
    一ノ俣
    一ノ俣
    シナノオトギリ
    シナノオトギリ
  • 08:02
    二ノ俣
    二ノ俣
    二ノ俣
  • 08:21
    槍沢ロッヂ
    槍沢ロッヂ
    槍沢ロッヂ
  • 08:34
    赤沢岩小屋(ババ平)
    ミヤマアキノキリンソウ
    ミヤマアキノキリンソウ
    ヤマハハコ
    ヤマハハコ
    ミヤマママコナ
    ミヤマママコナ
    ババ平キャンプ場
    ババ平キャンプ場

    森を抜け、日差しが背中に当たるようになる。

    ヤリトリカブト?
    ヤリトリカブト?
    グンナイフウロ
    グンナイフウロ
  • 09:05
    槍沢大曲り

    日差しで草いきれも立ち込めて辛い登り。

    花畑
    花畑

    一面がハクサンフウロなどが咲き誇る花畑。

    ミヤマキンポウゲ
    ミヤマキンポウゲ

    てっかてかに光沢をはなつミヤマキンポウゲ。

  • 09:32
    槍沢・天狗原分岐
    天狗原の分岐
    天狗原の分岐
    水場
    水場

    水沢の水場、じゃなくて少し下の水場で給水。

    ヤクシソウ
    ヤクシソウ
    槍の穂先
    槍の穂先

    ようやく槍の穂先が見えた!

  • 10:15
    坊主岩屋下
  • 10:21
    播隆窟
    播隆窟
    播隆窟
    ミヤマリンドウ
    ミヤマリンドウ

    やはり穂先が見えてくると、俄然やる気が出てくる。

    イワツメクサ
    イワツメクサ

    前言撤回、やっぱ辛い。

    大喰岳方面の雪渓
    大喰岳方面の雪渓
    ミヤマキンバイ
    ミヤマキンバイ
    東鎌尾根との合流地点
    東鎌尾根との合流地点
  • 11:04
    槍ヶ岳山荘
    槍ヶ岳山荘
    槍ヶ岳山荘

    槍ヶ岳山荘に到着。

    槍の穂先
    槍の穂先

    槍の穂先へゴー。

    チシマギキョウ
    チシマギキョウ

    登りと下りで道が分かれてるので、流れはスムーズ。

    手がかりも多いので、苦労することなく足だけで登っていける。

    2連ハシゴ
    2連ハシゴ

    頂上部に出る最後の2連ハシゴ。

    2連ハシゴ
    2連ハシゴ
  • 11:30
    槍ヶ岳
    槍ヶ岳頂上
    槍ヶ岳頂上

    槍ヶ岳頂上に到達&三角点。

    槍ヶ岳山荘
    槍ヶ岳山荘
    槍ヶ岳頂上
    槍ヶ岳頂上

    狭い山頂だが、こいつを撮るためだけの写真撮影列ができてるので7分待った。
    こんなとこでもちゃんと並ぶという秩序が保たれてるのすごいよなぁ。

    槍ヶ岳からヘリコプターを見下ろす
    槍ヶ岳からヘリコプターを見下ろす

    ちょうど槍ヶ岳山荘に荷揚げするヘリコプターが飛んできた。
    ほんの10秒ほどで、荷物下ろしてたし、連携技がすごい。

    下りは前が詰まっていたので、ほぼ待機状態。

    イワツメクサとミヤマキンバイ
    イワツメクサとミヤマキンバイ
  • 12:28
    槍ヶ岳山荘
    槍ヶ岳山荘
    槍ヶ岳山荘

    穂先へは登りが20分、滞在15分、下りが40分だった。
    この時間は、他の登山者によって大きく変わる所。

    槍ヶ岳のテント場
    槍ヶ岳のテント場

    まだまだ先は長いので、槍ヶ岳のテント場を通って南岳方面の稜線へ進む。

  • 12:45
    飛騨乗越
    飛騨乗越
    飛騨乗越

    飛騨乗越。日本で一番高いところにある峠。

    タカネシオガマ
    タカネシオガマ
  • 12:59
    大喰岳
    大喰岳
    大喰岳

    地味だけど、日本で高い山トップ10に君臨する大喰岳(3,101m)に着いた。
    いつ振り返っても槍ヶ岳が見えるのは幸せ。

    ヨツバシオガマ
    ヨツバシオガマ
    クモマグサ
    クモマグサ
    中岳ピークへのハシゴ
    中岳ピークへのハシゴ
  • 13:24
    中岳
    中岳
    中岳
    オンタデ
    オンタデ

    過剰気味の白丸ペンキが適切な道へと導いてくれる。

  • 13:57
    天狗原分岐
  • 14:11
    南岳
    南岳
    南岳

    南岳。南岳小屋はすぐそこ。

    南岳
    南岳
    南岳からのパノラマ
    南岳からのパノラマ
  • 14:18
    南岳小屋
    南岳小屋
    南岳小屋

    南岳小屋に到着。
    ウェブサイトに書いてあった宿泊客へのミネラルウォータープレゼントは、今はやってないとのこと。
    どうやらヘリコプター荷揚げの料金が高騰してるからだそう。最近、よく聞く問題だ。

2日目

南岳小屋 04:51 → 05:37 長谷川ピーク 05:49 → 06:35 北穂高小屋 06:56 → 06:57 北穂高岳(北峰) 07:00 → 08:10 涸沢岳 08:25 → 08:35 穂高岳山荘 08:47 → 09:07 穂高岳 09:16 → 09:21 南稜の頭 09:23 → 10:10 紀美子平 10:19 → 10:31 前穂高岳 10:39 → 10:51 紀美子平 10:57 → 12:00 岳沢小屋 12:06 → 12:41 7番標識 12:47 → 13:04 岳沢湿原・岳沢登山口 13:05 → 13:13 日本山岳会上高地山岳研究所 13:13 → 13:18 河童橋 13:18 → 13:25 上高地バスターミナル

山行タイムライン
  • 04:51
    南岳小屋
    南岳小屋
    南岳小屋
    南岳小屋
    南岳小屋

    翌朝、日の出少し前に出発。

    獅子鼻展望台
    獅子鼻展望台
    獅子鼻展望台
    獅子鼻展望台

    獅子鼻展望台で日の出の撮影待ちをしてる方。
    日がでる方向に雲が薄く覆っていたので、ハッキリは見えないかな。

    大キレット
    大キレット

    ここを通って向こう側に行くのか……

    獅子鼻展望台からのパノラマ
    獅子鼻展望台からのパノラマ

    十分視界が明るくなったので、大キレットに降りる。

    大キレット
    大キレット

    朝焼けに照らされる大キレット。

    結構がっつりと下りていく。

    長いハシゴ
    長いハシゴ

    意外とただの稜線歩き。高度感も全くなし。

  • 05:37
    長谷川ピーク
    長谷川ピーク
    長谷川ピーク

    細かいアップダウンを繰り返して、長めの登りを登りきるとそこが長谷川ピーク。

    長谷川ピーク
    長谷川ピーク

    右下にあるステップの有難さに涙する。

    長谷川ピーク
    長谷川ピーク

    鎖。風雨があるときには助かるだろうなぁ。

    ソバナ
    ソバナ
    シナノオトギリ
    シナノオトギリ
    A沢のコル
    A沢のコル
    大キレット
    大キレット

    振り返って、渡りきった感あるが、ここからの登りが長い。

    ずっと登りが続くので、息を切らせないようにゆっくりと。

    ○や矢印を辿っていけば、自然と最適コースになるので、ひたすら従うのみ。

    ミヤマダイコンソウ
    ミヤマダイコンソウ
    ヨツバシオガマ
    ヨツバシオガマ
    槍ヶ岳
    槍ヶ岳

    登って疲れたら振り返るだけで槍ヶ岳に癒される。

    槍ヶ岳
    槍ヶ岳
    イワツメクサ
    イワツメクサ
  • 06:35
    北穂高小屋
    北穂高小屋
    北穂高小屋

    登りきった先が北穂高小屋。

    北穂高小屋からのパノラマ
    北穂高小屋からのパノラマ
    北穂高小屋
    北穂高小屋
  • 06:57
    北穂高岳(北峰)
    北穂高岳
    北穂高岳

    小屋から少し登ると北穂高岳。
    360度見渡せて素晴らしい景観。

    北穂高岳からの眺め
    北穂高岳からの眺め
    北穂高岳からの眺め
    北穂高岳からの眺め
    北穂高岳からの眺め
    北穂高岳からの眺め
    北穂高岳からの眺め
    北穂高岳からの眺め
    北穂高岳からの眺め
    北穂高岳からの眺め

    次の涸沢岳に向けて、まだまだ進む。

    北穂高岳から涸沢岳は、大キレットよりも危ない場所が多いと感じた。

    鎖地獄だ。

    涸沢岳
    涸沢岳

    ようやく涸沢岳のピークに人影が見え、あそこがゴールだと認識。
    岩場に張り付いてると、いろんな方向に振らされるので方向感覚無くす。

  • 08:10
    涸沢岳
    涸沢岳頂上
    涸沢岳頂上

    涸沢岳頂上。完全なる岩山だ。

    涸沢岳からの眺め
    涸沢岳からの眺め
    穂高岳山荘
    穂高岳山荘

    涸沢岳と奥穂高岳のコルにある穂高岳山荘が見えた。

  • 08:35
    穂高岳山荘
    穂高岳山荘
    穂高岳山荘

    涸沢から登ってくる人が多いのか、山荘前の広場が賑やか。

    奥穂高岳への道
    奥穂高岳への道

    ドーンと急峻に見える奥穂高岳への道。
    実際はここだけで、ここを超えると普通の歩きやすい道。

  • 09:07
    穂高岳
    奥穂高岳頂上
    奥穂高岳頂上
    奥穂高岳頂上
    奥穂高岳頂上
    ジャンダルム方向
    ジャンダルム方向

    ジャンダルムには立っている人が5人くらい見えた。

    焼岳と上高地
    焼岳と上高地

    こんな高くから、ゴール地点がハッキリ見えるのはすごい。

    吊尾根
    吊尾根

    前穂高岳への吊尾根を進む。

  • 09:21
    南稜の頭
  • 10:10
    紀美子平
    紀美子平
    紀美子平

    吊尾根の途中で休憩できるスペースは少ないので、ここで休む人が多い。

    ザックをデポし、前穂高岳へのピストン。

  • 10:31
    前穂高岳
    前穂高岳頂上、三角点
    前穂高岳頂上、三角点

    ザックがないのでサクッと頂上、三角点。

    前穂高岳頂上
    前穂高岳頂上
    前穂高岳からの眺め
    前穂高岳からの眺め
    前穂高岳からの眺め
    前穂高岳からの眺め
    前穂高岳からの眺め
    前穂高岳からの眺め
    前穂高岳頂上
    前穂高岳頂上
    前穂高岳頂上
    前穂高岳頂上
  • 10:51
    紀美子平
    紀美子平
    紀美子平
    重太郎新道
    重太郎新道

    紀美子平から重太郎新道を下りるが、序盤は高低差激しく、鎖もある。

    重太郎新道
    重太郎新道

    整備されて、下りやすくなっている。
    以前は落石とか多かったんだろうな。

    途中のハシゴで時間をかけていた韓国人集団に、声をかけたら先に行かせてもらった。
    会話通じなくても何となく分かり合えるんだな。

  • 12:00
    岳沢小屋
    岳沢小屋
    岳沢小屋

    節約していた水事情からようやく解放される。水うまい。

    岳沢小屋から上高地までは結構長く感じられた。

  • 12:41
    7番標識
    天然クーラー
    天然クーラー

    天然クーラー。涼しい。

    エゾアジサイ
    エゾアジサイ
  • 13:04
    岳沢湿原・岳沢登山口
    岳沢登山口
    岳沢登山口

    ついに下りてきた。

  • 13:13
    日本山岳会上高地山岳研究所

    数時間前と違って、ガスってきちゃってるかな。

  • 13:18
    河童橋
    河童橋
    河童橋

    異界に紛れ込んだかのような観光地 上高地に戻ってこれた。
    河童橋を渡って周回路の完成。

    梓川
    梓川

    さらば上高地。

  • 13:25
    上高地バスターミナル

下山後一息して、上高地バスターミナルからバスに乗って、新島々駅へ向かう。
係員がバスの整理券番号を読み上げて、順番に乗車させてるんだけど、並んでる客の3割くらい外国人なのに、このやり方で問題おこってないんだろうか?

バスで新島々駅に着いた後は、上高地線で松本駅へスムーズに乗換。そこから先は、青春18きっぷの中央西線経由で実家に到着。長い帰省旅だった。

当時の感想

コース状況・危険箇所等

【上高地~横尾】
奥に行くにつれ登山者の割合が増えていく平坦路。
【横尾~槍ヶ岳山荘】
徐々に斜度をあげてく槍沢コース。
序盤は森林の中で涼やかな水の流れを楽しみながら歩けるが、沢沿いになり木々が無くなると早朝の直射日光が背面に当たって暑い。
コース途中にあるトイレは、横尾かババ平テント場。
水場は、ババ平テント場か天狗原分岐を超えたところにある水沢の沢水。
【槍ヶ岳穂先】
登りと下りが別だがすれ違いは難しいので、タイミングによって往復に必要な時間が大きく変わる
テクニカルな所は無いし、落石の心配もほぼ無い。
【槍ヶ岳山荘~南岳小屋】
今までの賑やかな登山道と一変して周りに誰もいなくなる。
大喰岳、中岳、南岳の3ピークを超えるが、歩きやすい稜線で振り返れば槍ヶ岳も見えるので気持ちいい。
【大キレット】
南岳小屋からはハシゴが連続するガレ場を結構下って最低コルへ。
白丸ペンキに誘導されるまま細かいアップダウンを繰り返し長谷川ピーク。ここが核心。有難いステップも付いているので、慎重に三点確保で進む。
A沢のコルまで来ると安心してしまうけど、ここからの飛騨泣きが長い長い岩登りになる。
岩登りの最中で息を切らせると、何かあった時に対応できないので、若干の余裕を持ちながら登っていく。
最後は東に回り込みながら北穂高岳小屋へ。
【北穂高岳~涸沢岳】
大キレットよりもこちらの方が危ない所が多いと思う。
中でも涸沢岳に登る途中には、両手で岩場に掴み身体を使ってよじ登る場面があった。
一方で、涸沢岳頂上から穂高岳山荘はザレているが歩きやすく整備された登山道。
【奥穂高岳】
穂高岳山荘からは切り立った岩山に見えて迫力あるが、容易く登れる。
が、登山者が多い為、槍ヶ岳のように渋滞してた。
【吊尾根】
尾根の上ではなくて、アップダウンのあるトラバース道。
難しい所はないが、今までの道と違って白丸ペンキが明瞭じゃない場所が多かった。
【前穂高岳】
紀美子平からのピストンで、ザックをデポしたので岩場登りでも随分楽。
しかし、浮いている岩や小石が多く、登っている人も多いので落石には要注意。
【重太郎新道】
紀美子平から直下は鎖が連続する場面の急坂。あとは至って普通の登山道。
ここが、下りに注意とされてるのは、ここまでの行程で大腿四頭筋がやられて足裏でのストップが効かなくなると、そのまま転がり落ちてしまうからなんだろうな。

感想・記録

前々からやってみたかった槍穂縦走。去年は準備不足を感じて、焼岳・常念岳・燕岳の縦走だった、山麓を横から眺めるまさしく様子見だったけど、今年はプランも身体も万全、あとは天気だけ、、、

一週間前から連続で現れた台風の進路にやきもきされたが、当日は最高の晴れ。今年の山行は散々な天気ばかりだったので、神様が慈悲を与えてくれたのだろう。

槍ヶ岳はご褒美気分で穂先を目指して登り、
大キレットは朝焼けの中で綱渡り、
北穂高岳から涸沢岳はザ・岩登り、
重太郎新道を下りると異界のような上高地。
全てが美しかった。これまで山登りしていて本当に良かったと思う。

費用

遠征中にかかった費用は、遠征最初の百名山にまとめて書くことにします。

交通費:バス 渋谷→上高地 7600円、電車・バス 上高地→松本駅 2450円、電車 154円+青春18きっぷ 2370円 / 計 12574円
宿泊費:南岳小屋 7300円
食費(概算):朝昼晩 2日分 4000円、行動食 2日 600円 / 計 4600円

合計:24474円

今に省みる

日本百名山の中で人気の山といえば、槍ヶ岳と穂高岳は必ずトップに食い込んでくるだろう。
自分も、日本百名山への登山を始めたときから常に憧れの山として頭にあり、いつか大キレットを渡ってみたいと思っていた。
そして、この登山はこれまで登ってきた60座余りの経験と思い出の集大成でもあり、実際に最高の絶景と感動を与えてくれた。ここまで登り続けて本当に良かったと思った。

ここで言えるのは、憧れの山へ登りたいと思っていても、登る順番は後回しにしたほうが良い。
適切なマイルストーンとゴールを設定するのは、モチベーションを保つ上では重要なことだ。

自分の場合は、この槍ヶ岳と穂高岳、そして最後に登った剱岳がご褒美としての山だった。


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