火打山・妙高山に向かうまで
2019年9月29日 笹ヶ峰から火打山と妙高山の日帰り2座登山
前回の白馬岳に続き、今回の目標は頸城山塊の火打山と妙高山。どちらも新潟県にある百名山で、笹ヶ峰からのアクセスがメインルートとなる。
前夜に笹ヶ峰野営場へ向かい、そのまま広い駐車場で車中泊。実は下山後のバス時間が決まっているため、それに間に合うよう逆算して計画を立てていた。2座を日帰りするとなると結構なボリュームになるが、この機会を逃すと次がいつになるか分からない。
実際に登ってみた
日程: 2019年9月29日(日) [日帰り] 天候: 曇り
アクセス
笹ヶ峰の駐車場は、登山口に近い駐車場と少し離れたキャンプ場の駐車場の2箇所ある。後者は広くてトイレもあるため、そちらに駐車することにした。
地図・標高グラフ
⏱タイム | 🏃距離 | ↗登り | ↘下り |
---|---|---|---|
09:29 | 23.3km | 2,090m | 2,088m |
コースタイム
ルート: 笹ヶ峰登山口-高谷池ヒュッテ-火打山-高谷池ヒュッテ-茶臼山-黒沢池ヒュッテ-妙高山-黒沢池ヒュッテ-笹ヶ峰登山口
- 05:11
- 05:48黒沢橋
黒沢橋 ここまでは滑り止めのゴムがついた木道が整備されており、暗くても道に迷う心配も躓く心配もなかった。
十二曲り 橋を超えると、つづら折りで登っていく十二曲り。名前の通り、かなりのジグザグ道だが、これがなかなか良い雰囲気を醸し出している。
所々で急な岩登りもあるが、基本的によく整備されていて歩きやすい。やはり人気の山だけあって、登山道の整備状況は素晴らしい。
富士見平 富士見平に入ると、グラデーションに紅葉している木々の中へ。まだ紅葉のピークには早いが、それでも充分に美しい景色が広がっている。
富士見平 天気は曇りがちだったが、朝露に濡れた紅葉はキラキラとした輝きが追加されて、むしろより美しく見えた。これは予想外の収穫だった。
- 06:43
- 07:23
- 07:36
- 07:56
- 08:20
- 08:45
- 09:00
- 09:11
- 09:29
- 09:49
- 10:06
- 10:34
- 11:23
- 11:25
- 11:46
- 11:50日本岩
- 12:19長助池分岐
- 12:45大倉乗越
- 12:58
- 13:18黒沢丸太橋
- 13:30
- 14:10
- 14:37
帰りはどこにも寄らずに長野市内のレンタカー屋へ向かったが、長野市内(長野駅前から犀川を越えるまでの道)で渋滞にハマって返却時間を少しだけ過ぎてしまった。所要時間を1時間半で計算してスケジューリングしていたが、2時間半以上もかかってしまった。危うく、帰りのバスに乗り遅れそうにもなるくらいで、今回の遠征で一番の核心部だった。
下山後の感想
コース状況・危険箇所等
【笹ヶ峰~富士見平】 途中、十二曲りで急登もあるが、ほぼ木道が整備されており登りやすく、下りる時にも無心で歩くことができた。
【火打山】 引き続き整備された道で、火打山の山頂手前は木段がある。登山者が多いだけあって、道迷いの心配はまずない。
【高谷池ヒュッテ~茶臼山~黒沢池ヒュッテ】 少々荒れている道で、滑りやすい箇所がある。黒沢池ヒュッテ手前の下りは特に注意が必要。
【黒沢池ヒュッテ~大倉乗越~長助池分岐】 泥濘んでいて滑りやすい所あり。大倉乗越を越えた先のトラバースは狭い崖状の所もあるので注意。
【妙高山】 急登だが、岩はしっかりしている。途中で泥濘んでいる箇所もあり、下るときは慎重に歩きたい。
夜には雨が降っていたが、出発時には止んでいた。しかし、朝露で濡れるし泥濘も多いため、終始レインウェアは着用していた。火打山への登山道は、申し訳なくなるほど整備されており登りやすい。高谷池ヒュッテのロケーションも最高で、ここでゆっくり過ごすのも良さそうだ。
一方、妙高山へは外輪山を登り下りした後に、400mの急登で山頂を目指すことになるので、かなりハードなコース。まだ紅葉には早いかなと思われたが、緑から赤のグラデーション幅が広く鮮やかで、十分に楽しめた。
かかった費用と装備
費用は、今回の遠征の中で最初の日本百名山 白馬岳の記事でまとめています。
今になって思うこと
この遠征で頸城山塊の2座を登ったので、この時点で信越にある日本百名山は日本アルプスを除けば全て登ったことになる。前にも書いたが、このエリアにある山は車じゃないとアクセスが難しいので、なるべく早めに計画を立てて攻略した方がよいだろう。
これで、残りの日本百名山は28座となった。今年のうちに数座登れば、来シーズン、2020年での日本百名山全座踏破も見えてきたぞ!と、この時は思っていたのである(新型コロナウイルスの流行で、無惨にも計画が破綻することになるのだが)。