日本百名山全山踏破 40座目 苗場山 | 神楽ヶ峰から望む高層湿原の絶景とお花畑ハイク

苗場山山頂 日本百名山
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苗場山に向かうまで

越後湯沢駅近くで車中泊をし、翌朝早朝に国道17号を南下して苗場山の登山口のあるかぐらスキー場へと向かった。

実際に登ってみた

日程: 2018年6月4日(月) [日帰り] 天候: 快晴

アクセス

国道17号からかぐらスキー場への林道分岐点にはゲートがあり、朝5時半の時点では工事中につき通行止めのバリケードが設置されていた。

苗場山祓川登山口へのかぐらスキー場林道分岐のゲート通行止め
祓川登山口までの道が通行止め

ちょうど登山口に向かう車の方が、ゲートを開けて通られていたのでその車に続く。

下山時にはゲートを管理されている方がいて、ゲートの開け締めをされていたので、工事用の車が通行しない間はゲートで塞いでいるのかもしれない。

地図・標高グラフ

⏱タイム🏃距離↗登り↘下り
05:3614.3km1,246m1,237m

コースタイム

ルート: 祓川登山口-和田小屋-神楽ヶ峰-苗場山-神楽ヶ峰-和田小屋-祓川登山口

山行タイムライン
  • 06:14
    祓川登山口駐車場
    苗場山祓川登山口のかぐらスキー場第2リフト町営駐車場と封鎖トイレ
    かぐらスキー場の第2リフト町営駐車場

    かぐらスキー場の第2リフト町営駐車場に車を停めて登山口へ。奥に写っているトイレは封鎖されて利用できない状況だった。

    苗場山登山道の和田小屋
    和田小屋

    和田小屋付近までは残雪もない舗装された道路を歩くが、若干ワインディングしているので、時折草地をショートカットして進む。

  • 06:30
    和田小屋登山口
    苗場山和田小屋登山口から森の中の登山道への木段入口
    森の中の登山道

    まだ雪の残っているゲレンデを横切り、右手にある木段から森の中の登山道へと入っていく。

    苗場山下ノ芝付近の雪解け水による登山道泥濘
  • 07:14
    下ノ芝
    苗場山下ノ芝付近の雪解け水
    雪解け水

    雪解け水が登山道を流れているので泥濘、水濡れは必至。下山時には気温が上がったためか更に水の流量が増加していた。

    苗場山下ノ芝以降の残雪登山道と踏み抜き注意
    残雪の登山道

    下ノ芝を過ぎたあたりからは残雪を登っていく場面も出てくる。アイゼンは不要だが、取り付き部分や木の根元は踏み抜きやすくなっているので注意が必要。

    苗場山登山道沿いの6月シャクナゲの美しい花
    シャクナゲ

    登山道沿いにはシャクナゲの美しい花が咲いている。

  • 07:40
    中ノ芝
    苗場山中ノ芝の登山道中間地点
    中ノ芝
  • 07:51
    上ノ芝
  • 07:58
    苗場山、小松原分岐
    苗場山登山道から初めて見える神楽ヶ峰のピーク
    神楽ヶ峰のピーク

    ようやく神楽ヶ峰のピークが見えてきた。

    苗場山登山道の股スリ岩
    股スリ岩
    苗場山神楽ヶ峰手前の残雪トラバース
    残雪のトラバース

    尾根に向かってトレースがあり、上の稜線に夏道があるのではと少し不安になって登って確かめてみたが無駄足。素直に残雪の上をトラバースする。

  • 08:13
    神楽ヶ峰
    苗場山神楽ヶ峰山頂
    神楽ヶ峰
    苗場山神楽ヶ峰から初めて見える苗場山本峰の美しい山容
    苗場山がようやく見えた

    登山道から少し登ったところに山頂があって、ここで初めて苗場山を捉えることができた。

    苗場山神楽ヶ峰から振り返る田代湖の美しい眺望
    道を振り返ると田代湖

    登ってきた道を振り返ると田代湖が見える。

    苗場山神楽ヶ峰周辺の美しいシラネアオイの花
    シラネアオイ
    苗場山登山道の6月シラネアオイの群生
    シラネアオイ

    神楽ヶ峰周辺では美しいシラネアオイの花を楽しむことができる。

    苗場山登山道のミツバオウレンの白い小さな花
    ミツバオウレン
    苗場山登山道のオオカメノキの白い花と新緑
    オオカメノキ

    ミツバオウレンやオオカメノキも登山道を彩っている。

  • 08:32
    雷清水
    苗場山神楽ヶ峰下りの雷清水
    雷清水

    神楽ヶ峰を下っていく途中の雷清水。

     苗場山神楽ヶ峰と苗場山鞍部のお花畑
    鞍部のお花畑

    神楽ヶ峰と苗場山の鞍部にあるお花畑。眼前にそびえる苗場山の山容が実に素晴らしい。

    苗場山鞍部お花畑のイワカガミのピンクの美しい花
    イワカガミ
    苗場山固有のナエバキスミレ
    ナエバキスミレ

    イワカガミやナエバキスミレなど、6月上旬の苗場山ならではの高山植物が楽しめる。

    苗場山山頂への最後の急登
    急登

    苗場山に登っていく急登。

    苗場山急登
    苗場山急登登頂後の遠くまで広がる湿原と周囲山々の圧倒的景色
    急登を登って湿原へ

    登りきると現れる、遠くまで広がる湿原と周りの山々に圧倒される。

    苗場山高層湿原の広大な景色と残雪の美しいコントラスト
    苗場山山頂湿原の池塘と高原的な山頂部の美しい風景
    苗場山山頂からの南方向展望と佐武流山岩菅山浅間山白根山
    苗場山からの眺め

    南方向。左右に佐武流山と岩菅山、その間に浅間山や白根山の姿も見える。

  • 09:20
    苗場山
    苗場山山頂の木々に囲まれた静寂な最高地点
    苗場山山頂

    木々に囲まれた場所が苗場山山頂。誰もいない頂上湿原を独り占めできる贅沢な時間。

    苗場山山頂三角点と日本百名山40座目登頂達成
    苗場山山頂 三角点
    苗場山頂ヒュッテ
    苗場山頂ヒュッテ
    苗場山山頂見晴台への道
    見晴台への道

    見晴台があるようなので行ってみる。携帯(ドコモ、au)の電波が通じるという情報も嬉しい。

    苗場山見晴台のベンチと日本海展望
    見晴台

    見晴台にはベンチが設置されている。期待した日本海は……見えない、残念。

    苗場山山頂からの展望と上越国境の山並み
    苗場山山頂からの眺め
    苗場山山頂からの素晴らしいパノラマ展望と高層湿原の広がり
    苗場山山頂からのパノラマ
    苗場山高層湿原の池塘と残雪の美しい自然景観
    苗場山山頂湿原の広大な自然と遮るもののない絶景

    下山は往路を戻る。

  • 10:05
    雷清水

  • 10:23
    神楽ヶ峰

  • 10:32
    苗場山、小松原分岐
  • 10:36
    上ノ芝
  • 10:43
    中ノ芝
  • 11:01
    下ノ芝
  • 11:37
    和田小屋登山口
    苗場山下山
  • 11:50
    祓川登山口駐車場

2018年8月で全店閉店予定のセーブオン、〆のセーブオンに入店

2018年8月全店閉店予定の群馬県発祥セーブオンコンビニ
なくなってしまうセーブオン

群馬県発祥のコンビニエンスストアチェーンである「セーブオン」。今年の8月に全店舗閉鎖されるということなので、最後の思い出としてセーブオン前橋青梨子町南店に入店した。

今後は、セーブオンの全店舗がローソンへリニューアルされるそうだ(こちらの店はセブンイレブン前橋青梨子町南店となった模様)。

その後、高崎市でレンタカーを返却し、高速バスで東京へ帰って今回の遠征も無事完了。

下山後の感想

危険箇所等

特に危険なところはないが、神楽ヶ峰までにある残雪での道迷いに注意が必要。

感想・記録

遠征の最終日。最後は苗場山

林道の通行止めにはヒヤヒヤさせられたが、なんとか予定通りの登山口へたどり着けて良かった。

神楽ヶ峰から下っての登り返しはきつかったが、それを吹き飛ばすほどの圧倒的な絶景、頂上湿原を独り占め。だだっ広い残雪残る湿原に一人でいるのは、なんとも贅沢な気分だった。

かかった費用と装備

費用は、今回の遠征の中で最初の日本百名山 皇海山の記事でまとめています。

今になって思うこと

苗場山の高層湿原と遮るものがない山々とが織りなす絶景。山頂に着くだけで満足なのに、最高のご褒美をくれる山だった。

山頂に高層湿原がある山として、同じ日本百名山の中では平ヶ岳も有名。1年後に登ることになるのだが、平ヶ岳の体験がガスってせいか良い思い出とはいい難いので、高層湿原といえば苗場山が最推しだ。


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