奥武蔵の山間に突如現れる開けた集落跡、ユガテ。標高290mという低山ながら「桃源郷」と呼ばれるその景観は、訪れた人を穏やかな気持ちにさせてくれます。あおいとひなたが夢彩菓すずきのケーキを持ってバイト帰りに立ち寄った、飯能の隠れた里山スポットです。
基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名称 | ユガテ(湯ヶ手) |
| 標高 | 290m |
| 所在地 | 埼玉県飯能市虎秀 |
| 難易度 | ★☆☆☆☆(初心者向けハイキング) |
| 推奨シーズン | 通年(春の桜、秋の紅葉、冬のロウバイが有名) |
| 所要時間 | 約1時間20分~2時間(東吾野駅~ユガテ往復) |
| スタイル | 里山散策・ハイキング |
ヤマノススメでの描写
原作での登場シーン
【百八十五~百八十六合目】ユガテ
- メンバー: あおい、ひなた
- アクセス: 夢彩菓すずき→飯能駅→東吾野駅
- コース: 東吾野駅→福徳寺→ユガテ(290m)→下山
あらすじ
【百八十五合目 ご当地何々って…】 アルバイト中にひなたから、飯能の山奥にあるという桃源郷の話を聞いたひなた。”ご当地”という響きに乗り気ではなかったが、ひかりのアドバイスにうまく乗せられバイト帰りに向かうことに
【百八十六合目 花も団子も】 東吾野駅から福徳寺までは車道、福徳寺からは飛脚道という古道の登山道を歩く二人。開けたところにあるユガテに着くと、桃源郷と呼ばれていることに納得し、ベンチに座ってケーキを頂く
ヤマノススメ単行本21巻に収録されています
ルート地図
聖地巡礼のポイント
- 夢彩菓すずき: あおいのバイト先。帰りにケーキを購入した
- 東吾野駅: 二人が降り立ったスタート地点
- 飛脚道: 江戸時代からの古道。福徳寺からユガテへ向かう登山道
- ユガテのベンチ: 夢彩菓すずきのベリー系ケーキを食べた場所
アクセス・登山情報
アクセス方法
電車: 西武秩父線「東吾野駅」下車。池袋から約1時間10分、飯能駅から約10分。
車: 福徳寺に数台分の駐車スペースあり。道幅が狭いため注意が必要です。
おすすめコース
福徳寺経由(原作ルート): 東吾野駅→福徳寺→飛脚道→ユガテ。東吾野駅から福徳寺までは約30分の車道歩き、福徳寺からユガテまでは約50分の山道。原作と同じルートで巡礼できます。
吾那神社経由ルート: 東吾野駅→吾那神社→橋本山→ユガテ。駅からすぐ山道に入れるため、車道歩きが少ないのがメリット。橋本山(270m)を経由するので、ちょっとしたピークハントも楽しめます。
装備と準備
軽装でも歩ける里山コースです。スニーカーでも問題ありませんが、飛脚道は土の道なので雨後はぬかるむことがあります。ユガテにはベンチがあるので、お弁当やスイーツを持参するのがおすすめ。トイレはユガテにあります。
ユガテの魅力
四季折々の花々に彩られる「奥武蔵の桃源郷」
ユガテは、標高約290mの尾根上にある小さな盆地状の平坦地です。かつては数軒の民家が建ち並び生活が営まれていた場所で、現在はその跡地が里山情緒あふれる休憩スポットとして整備されています。周囲を山に囲まれ、突如として視界が開けるその特異な地形から、ハイカーの間では「桃源郷」の愛称で親しまれています。
季節ごとに豊かな表情を見せるのが最大の特徴で、春には山桜や菜の花、初夏にはアジサイ、秋には紅葉、そして冬にはロウバイが咲き誇ります。特に4月の花見シーズンは、淡いピンク色に染まる集落跡がまさに桃源郷の名にふさわしい絶景となります。江戸時代に江戸と秩父を結ぶ最短ルートとして栄えた「飛脚道」の一部であるという歴史的背景も、この場所の静謐な雰囲気をより深いものにしています。
実際の巡礼記録
日程: 2021年11月13日[日帰り]
コースタイム: 東吾野駅 12:48→12:53 吾那神社→13:19 橋本山 13:20→13:33 ユガテ 13:34→14:00 北向地蔵・ユガテ・土山集落分岐 14:01→14:07 大峰高峰→14:13 沢山峠 14:14→14:25 深沢山 14:31→14:38 水晶山 14:40→14:50 愛宕山 14:51→15:15 武蔵横手駅
ルート地図
巡礼レポート
ヤマノススメの飯能アルプスのスタート地点にもなった東吾野駅からユガテを目指します。
東吾野駅からユガテへ

12:48、東吾野駅を出発。ホームに降りると、西武鉄道の旅するレストラン「52席の至福」が停車していました。

列車内でコース料理が楽しめるという観光列車。なかなか乗る機会はありませんが、一度は体験してみたいものです。

駅前にユガテへの道標があります。今回は原作の福徳寺経由ではなく、吾那神社経由のルートを選びました。


吾那神社にお参り。静かな境内で、これから歩く山道の安全を祈願しました。

吾那神社の裏手から登山道に入ります。

落ち葉が積もった、いかにも奥武蔵らしい静かな登山道です。

男坂と女坂の分岐。橋本山を経由する男坂を選びました。
橋本山からユガテへ

13:19、橋本山(270m)に到着。小さなピークですが、ユガテへの道中の良いアクセントになります。

橋本山からユガテへは広い尾根道が続きます。歩きやすい道です。

ユガテの手前に炭焼小屋が見えてきました。ここまで来ればもうすぐです。
ユガテ到着

13:33、ユガテに到着。山の中を歩いてきて突然視界が開ける瞬間は、確かに「桃源郷」と呼ばれるのも納得できます。

ベンチが設置されています。あおいとひなたがケーキを食べたのも、こういったベンチのはず。


周囲を山に囲まれた穏やかな空間。かつてここに人が暮らしていたことを想像すると、不思議な気持ちになります。

トイレも設置されています。里山のハイキングコースとしてきちんと整備されているのがありがたいです。
北向地蔵方面へ縦走

ユガテでの滞在はほどほどに、北向地蔵方面へ向かいます。ここからは大峰高峰、沢山峠、深沢山、水晶山、愛宕山と飯能百名山を縦走し、武蔵横手駅まで歩きました。
この先の水晶山・愛宕山の記録は別記事にまとめています。
よくある質問
Q: ユガテは本当に桃源郷のような場所ですか?
A: はい。山道を抜けた先に突如として広がる美しい集落跡の風景は、多くのハイカーに「桃源郷」として愛されています。特に山桜が咲く4月上旬や、木々が色づく11月中旬~下旬は格別の美しさです。
Q: 夢彩菓すずきのケーキを持って行っても大丈夫ですか?
A: 可能です。ただし、東吾野駅から徒歩で1時間程度かかるため、型崩れや温度変化には注意してください。保冷バッグを持参し、ゴミは必ず自宅まで持ち帰るのがマナーです。
Q: 初心者でもスニーカーで行けますか?
A: 晴天時であれば可能ですが、土の道や急な坂道もあるため、できればグリップの効いたトレッキングシューズが望ましいです。特に雨の翌日は滑りやすくなるので注意が必要です。
Q: 携帯電話の電波は通じますか?
A: 主要キャリアであればユガテ周辺でも概ね電波は届きます。ただし、沢沿いや一部の窪地では圏外になることもあるため、地図アプリのオフライン保存をしておくと安心です。



