あおいとひなたが歩いた、阿須丘陵から霞丘陵をつなぐロングハイクコース。飯能駅をスタートに七国峠を越え、笹仁田峠を経てJR青梅線の河辺駅まで歩き通す、埼玉から東京都へと県境を越える縦走です。
基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| コース名 | 阿須丘陵七国・霞丘陵ハイキングコース |
| 最高標高 | 七国峠 約200m |
| 所在地 | 埼玉県飯能市〜東京都青梅市 |
| 難易度 | ★★☆☆☆(初級〜、距離はあるが急登少ない) |
| 推奨シーズン | 通年(塩船観音のつつじまつりは4月下旬〜5月上旬) |
| 距離 | 約11km(飯能駅〜河辺駅、塩船観音寄り道時の実測) |
| コースタイム | 約2時間半〜3時間(飯能駅〜河辺駅) |
| スタイル | 日帰り・ロングハイク |
ヤマノススメでの描写
原作での登場シーン
【二百六十三合目】阿須丘陵七国・霞丘陵ハイキングコース 飯能駅〜七国峠〜河辺駅
- メンバー: あおい、ひなた
- コース: 飯能駅→美杉台通り経由→秋葉山→七国峠→笹仁田峠→河辺駅
あらすじ
【二百六十三合目 真実って地味?】 飯能から青梅へ抜けるハイキングコースを計画するあおいとひなた。長いルートと冴えない眺望にあおいは尻込むが、県境越えが気になるひなたの勢いで決行することに。父の影響かあおいは七国峠の歴史を調べてきており、山道もスイスイ歩きやすい。青梅も飯能と変わらないと感じていた2人だったが、河辺駅前のショッピングモールと空中回廊には驚き、おののくのだった。
ルート地図
聖地巡礼のポイント
- 美杉台通り: 飯能駅南口から美杉台通りを南下した先、岩渕交差点付近から本格的な山道が始まる
- 秋葉山〜七国峠: 飯能と青梅を隔てる阿須丘陵の尾根道
- 七国峠: 飯能市と青梅市の境にある峠、コース最高地点付近
- 河辺駅: 終点、JR青梅線への乗り換え地点
アクセス・ルート情報
スタート/ゴール地点
- 西武池袋線「飯能駅」: 池袋から快速急行で約40分
- JR青梅線「河辺駅」: 立川方面・新宿方面への直通電車あり
このコースは飯能駅の南口からスタートし、美杉台通りを南下して山道に入るのが標準ルート。終点の河辺駅は駅前にイオンなどのショッピングモールが広がる、賑やかな駅です。
コースの特徴
阿須丘陵から霞丘陵にかけて、性格が大きく異なる2つの区間が連続します。
- 飯能側(阿須丘陵): 美杉台通りの突き当たりから、いきなり本格的な山道。秋葉山〜七国山〜七国峠と、適度なアップダウンのある歩きごたえのある区間
- 青梅側(霞丘陵): 七国峠を越えて東京都側に入ると、道幅が広がり整備された林道のような道に変化。車も入れるほどに整備されていて、ハイクというより遊歩道散策に近い趣
装備と準備
基本装備 トレッキングシューズ(飯能側は土の山道、青梅側は舗装路混ざりの長距離)、飲み物(10km超のため多めに)、行動食、タオル。
塩船観音への寄り道 原作のルートは笹仁田峠から市街地経由で河辺駅へ直行ですが、笹仁田峠から少し西へ歩くと青梅市の名刹・塩船観音に立ち寄れます。4月下旬〜5月上旬のつつじまつり期間中だけ入場料が300円必要(それ以外の時期は無料)。コースを少し延ばしてでも寄りたい見どころです。
実際の巡礼記録
日程: 2026年4月26日[日帰り]
ルート地図
高麗峠コースと「阿須丘陵七国・霞丘陵ハイキングコース」を1日で繋げて歩いたので、本記事は後半(飯能駅〜河辺駅)部分です。
巡礼レポート
飯能駅から美杉台通りを南下(10:45〜11:15)

飯能駅で食事休憩を済ませ、後半スタート。飯能駅南口から美杉台通りをひたすら南下し、岩渕交差点へ向かいます。

岩淵八幡神社を過ぎ、右の秋葉神社方面の分岐へ。


岩渕交差点までは住宅街の舗装路ですが、突き当たりからいきなり本格的な山道がガツンと現れる、あの感じがたまりません。飯能はどこに住んでてもすぐ山に入れるな、と改めて感じます。
秋葉山〜七国峠(11:15〜11:53)

巻き道もありますが、登って秋葉山山頂の秋葉神社に到着。お社があるだけで、一息つくようなベンチなどはありません。

ここまで登山者は見かけませんでしたが、マウンテンバイクの一団と遭遇。徹底した歩行者優先を実践してくれて、快く道を譲ってくれたのが好印象でした。

東京都側に入ると、道幅が広がり整備された林道のような趣に変わります。同じ山道でも県境を越えただけで、こんなに性格が変わるものかと驚きました。

七国峠は標識があるだけの静かな場所。平坦な道が続いていたので、峠越えの達成感は控えめです。
七国広場〜笹仁田峠(11:53〜12:22)

七国広場まで車が入ってこられるようで、ハイカーよりも観光客の方が多そうな雰囲気。笹仁田峠方面の分岐へ進むと、ずっと同じような針葉樹林が続きます。

笹仁田峠で一旦道路に出て、霊園の脇や施設周辺の道路を進む区間(原作は笹仁田峠から河辺駅へ市街地を通っていくルート)。
私有地のように見えて通行して良いか一瞬迷いますが、対向の歩行者も多く、一般的なルートのようです。

ハイキング用に寄付されたというアスファルトの道は、あまりに整備されすぎていて、ハイクの醍醐味としては物足りなく感じます。便利だけど、山歩きの「分け入る」感覚は完全に削がれてしまうという、ちょっと複雑な区間でした。
霞丘陵展望所〜塩船観音(12:25〜13:02)

原作のあおいとひなたは笹仁田峠から市街地経由で河辺駅へ直行ですが、僕は寄り道で塩船観音方面へ向かいました。


霞丘陵自然公園への道に入ると、北側に広がる青梅ゴルフ倶楽部のコースを眺めながら進みます。
コンクリのくたびれ具合が絶妙な味を出している霞丘陵展望所は、地味だけど印象に残るスポットでした。

塩船観音ではちょうどつつじまつりが開催されていて、期間中だけ入場料が300円必要(それ以外の時期は無料)。






今回は時期がドンピシャだったので、300円を払って境内へ。塩船平和観音立像と、見頃を迎えたつつじ園が圧巻です。展望台からは、つつじ園の全景と青梅の街並みが一望できて、寄り道してよかったと思える眺めでした。
春日神社〜河辺駅(13:21〜13:41)

塩船観音から市街地を歩いてゴール地点の河辺駅に到着。
原作のあおいとひなたが河辺駅の駅前に驚いていましたが、実際に来てみると都市の規模は飯能とあまり変わらないかな。ただ、河辺駅は青梅の居住エリアの駅で、これからも発展が期待できる所です。
前半(高麗駅〜飯能駅)と合わせて、合計で約18km、約5時間のロングハイクでした。
全行程の感想
県境を越えて歩くって、地図上では一本の道が続いているだけなのに、実際にやってみると驚くほど雰囲気が変わるのが面白いところでした。飯能側の土と緑のトンネル、青梅側の整った遊歩道。同じ「ハイキングコース」の名前でも、こんなに性格が違うものなんですね。
距離も長く、エスケープしにくいルートなので計画はしっかりめに。それでも、駅から駅まで通しで歩くロングハイクの達成感は癖になります。前半の高麗峠コースとセットで18km、聖地巡礼を1日で詰め込めるご褒美コースとして、おすすめの1本でした。
周辺情報・関連記事
同じ28巻のエピソード
- 【二百六十二合目】高麗峠コース 天覧山〜高麗峠〜高麗駅 — 本記事と同日に歩いた前半区間
飯能エリアの関連記事
青梅エリアの関連記事
- 青梅 赤ぼっこ(409m) 河辺駅から少し奥に入った青梅長淵丘陵
よくある質問
Q: 飯能駅〜河辺駅はどれくらい時間がかかりますか?
A: 原作のルート(飯能駅〜七国峠〜笹仁田峠〜河辺駅)なら標準ペースで約2時間半〜3時間です。塩船観音などに寄り道する場合は、もう少し時間に余裕を見ておくと安心。前半の高麗峠コースと繋げて歩く場合は、合計で約18km・約5時間を見ておくのがおすすめです。
Q: 初心者でも歩き通せますか?
A: 標高は低いものの距離が長いため、ある程度のハイク経験がある方が安心です。途中で電車駅にエスケープできるポイントは少ないので、無理せずバスで戻る選択肢も含めて計画してください。
Q: 飯能側と青梅側でコースの雰囲気は違いますか?
A: 大きく違います。飯能側(阿須丘陵)は本格的な山道で、人も少なく静かな雰囲気。青梅側(霞丘陵)は道幅が広く整備された遊歩道のような道で、人も多めです。山歩き感を求めるなら飯能側スタート、観光的に歩くなら青梅側スタートがおすすめです。
Q: 塩船観音のつつじまつりは見る価値がありますか?
A: つつじまつりのシーズン(4月下旬〜5月上旬)に歩くなら、ぜひ立ち寄りたいスポット。入山料300円を払う価値のある景色が広がっています。展望台からのつつじ園と青梅市街の眺めが圧巻です。



コメント