日本百名山全山踏破 48座目 焼岳、49座目 常念岳 | 初の北アルプステント泊縦走・上高地から燕岳まで

常念岳山頂 日本百名山
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焼岳、常念岳に向かうまで

これまでの山行で着実に経験を積み、技術的スキルも向上し、北アルプスに挑戦する自信がようやく芽生えてきた。前年には到底不可能だったテント泊縦走も、今年は装備を充実させ、準備は万全の状態だ。

北アルプスには乗鞍岳から白馬岳まで、南北に15もの日本百名山が密集している山岳エリア。しかも一般登山者にとって登攀可能な期間が7月から9月と極めて短い。

当初は憧れの穂高連峰と槍ヶ岳への縦走計画を立案していた。しかし、後日その計画を変更。初回の北アルプステント泊縦走は、焼岳から常念岳を経由するコースに決定した。テント泊縦走の経験が皆無であることと、天候の雲行きが不安定だったのがその理由だ。

さわやか信州号で渋谷から上高地へ

2018年8月17日、前夜23時に渋谷駅のマークシティにあるバス乗り場を出発し、翌早朝5時に中の湯バス停に到着。夜行バスでの北アルプスアプローチが始まった。

実際に登ってみた

日程・天候

日程: 2018年8月17日(金) ~ 2018年8月19日(日) [2泊3日] 天候: 1日目 晴れ、2日目 快晴、3日目 快晴

アクセス

往路

  • さわやか信州号:渋谷マークシティ 22:00 → 翌5:06 中の湯(7,250円、カード決済割引により7,400円から150円割引)

復路

  • 中房温泉行き定期バス:中房温泉 12:35 → 13:00 穂高駅(1,700円、ダイヤはA運行、乗車時支払い)

地図・標高グラフ

⏱タイム🏃距離↗登り↘下り
33:5652.2km4,304m4,161m

コースタイム

1日目

ルート: 中の湯バス停-(新中の湯ルート)-焼岳(北峰)-焼岳小屋-田代橋-ウェストン碑-河童橋-徳沢[泊]

山行タイムライン
  • 05:20
    中の湯バス停
    さわやか信州号の夜行バス
    さわやか信州号

    渋谷からのさわやか信州号、中の湯バス停で下車。予約時は上高地バスターミナルだったが、乗車時に降車地変更を運転手に申告した。

    バス車内最後方でタイヤの振動が激しく、夜行バスでは全く眠れず(一敗目)。これが後々まで響くことになる。

    中の湯バス停
    中の湯バス停
    中の湯バス停の釜トンネル入口付近
    中の湯バス停

    中の湯バス停は釜トンネルの入口に位置している。

    中の湯
    中の湯

    朝食を食べてから出発。

    中の湯温泉までの車道
    中の湯温泉までの車道

    中の湯温泉旅館の敷地内にある登山道(車道のショートカット)に至るまで、車道歩きとなるので車両に要注意。

  • 05:52
    中の湯温泉
  • 05:55
    新中の湯登山口
    中の湯からの登山道
    中の湯からの登山道

    前日に降雨があったが、泥濘も少なく踏み固められた登山道だ。

    登山道沿いの自然林
    登山道の植生
    焼岳の荒々しい山容
    焼岳

    前方が開けて、焼岳の山頂を初めて視認。このあたりから硫黄の匂いを時折感じられた。

    オヤマリンドウの紫色の花
    オヤマリンドウ
  • 07:09
    広場
  • 07:13
    下堀沢出会
    アキノキリンソウの黄色い花群
    アキノキリンソウ
    焼岳から立ち上る白い噴気
    白い噴気

    もくもくと立ち上る白い噴気。活火山としての息づかいを感じる。

    立入禁止となっている焼岳南峰
    焼岳南峰

    立入禁止の南峰。火山活動のため入山規制が敷かれている。

  • 08:13
    焼岳(北峰)
    硫黄分で黄色く変色した岩肌
    黄色くなった岩肌

    噴気の硫黄分で黄色く変色した岩肌が目前に迫る。

    焼岳北峰の山頂
    焼岳北峰の山頂

    直下の分岐にザックをデポし5分ほど登って、焼岳北峰の山頂に到達。

    焼岳北峰山頂からの絶景
    焼岳北峰の山頂

    360度遮るものがない見事な眺望。

    焼岳山頂からの北アルプスパノラマ
    焼岳山頂からのパノラマ

    笠ヶ岳、槍ヶ岳、穂高、そして乗鞍岳と青い空と絶景が広がる。

    正賀池の美しい旧噴火口
    正賀池

    北峰と南峰に囲まれた旧噴火口の正賀池。

    中尾峠への下山路で立ち上るガ

    ガスをくぐるように中尾峠に向けての下山。

    稜線から見下ろす下山路
  • 09:02
    中尾峠
    中尾峠の分岐点
    中尾峠
    中尾峠の植生
  • 09:09
    焼岳展望台
  • 09:13
    新中尾峠
    焼岳小屋
    焼岳小屋
    焼岳の荒々しい山容
    焼岳

    こちらから見る焼岳は荒々しい山容を見せている。

  • 09:28
    長ハシゴ
    急峻な下山路の鎖場
    鎖場
    2連結の長いハシゴ
    2連結のハシゴ
    下山路
  • 10:02
    峠沢梯子場
    樹林帯
    樹林帯

    急な下りは終わり、樹林帯に入る。

  • 10:30
    上高地焼岳登山口
    焼岳上高地側登山口
    焼岳上高地側登山口

    ここからは林道歩きとなる。

  • 10:40
    西穂高岳登山口
  • 10:45
    田代橋
    田代橋
    田代橋

    平日だが観光客で賑わっている。

    穂高連峰に雲
    穂高連峰

    穂高連峰には雲がかかっており、残念な景色だ。

    上高地の遊歩道
  • 10:50
    上高地温泉ホテル
    涼やかな梓川
    涼やかな梓川

    涼やかな梓川を横目に上流へ向かって遊歩道を歩いていく。

    梓川
    梓川
    梓川
    梓川
  • 11:13
    ウェストン碑
    ウェストン碑
    ウェストン碑
  • 11:23
    上高地公園活動ステーション
    上高地公園活動ステーション付近
  • 11:29
    河童橋
    河童橋
    河童橋

    河童橋で人出がマックスとなる。

    河童橋
    河童橋
    河童橋
    河童橋
  • 11:40
    小梨平(森のリゾート小梨/上高地野営場)
  • 12:09
    明神館
    明神館
    明神館

    上高地の奥へ向かっていくにつれて、観光客が振り落とされてガチ登山者の割合が増えていく。

  • 12:13
    徳本口(徳本峠分岐)
    森林の中にフレームのように切り取られた絶景

    しばらく森林の中を歩いていたが、突然フレームのように切り取られた景色が現れ、思わず「おぉ!」と感嘆の声が漏れた。

  • 12:44
    徳沢公衆トイレ
  • 12:49
    徳澤園
    徳澤園
    徳澤園

    本日のキャンプ地、徳澤園へ到着。

    徳澤園
    徳澤園
    徳澤園
    徳澤園

    徳澤園のカフェ。

徳澤園テント場
徳澤園テント場

キャンプの受付(700円)を済ませ、テントを設営。下は小石の混じる土で、ペグもたやすく刺さる。

徳澤園のソフトクリーム
徳澤園のソフトクリーム

徳澤園名物のソフトクリームを堪能。日がさす昼間はまだ暑かったが、テント内で昼寝。

2日目

ルート: 徳沢-(長塀尾根)-蝶ヶ岳-蝶槍-常念岳-常念小屋[泊]

山行タイムライン
  • 04:44
    徳澤園

    徳澤園のキャンプ場はファミリーキャンプの人も多く、日が落ちても騒がしい感じで眠りも浅い(二敗目)。また、昼間とうって変わって激寒。4時に起きてから朝食を取り、凍えながらテントを撤収。

  • 04:46
    徳沢公衆トイレ
  • 04:50
    徳澤園
    徳沢登山口
    徳沢登山口

    2日目は徳沢登山口から5時出発。

  • 05:54
    チューダイ広場
    チューダイ広場付近
    アキノキリンソウ
    アキノキリンソウ
  • 07:35
    長塀山
    長堀山
    長堀山

    長堀山までの長い長い急登を登り切って、ここからはマイルドな斜度になる。

  • 07:40
    カモシカの池
    ハクサンフウロとミヤマコウゾリナの高山植物
    ハクサンフウロとミヤマコウゾリナ?
  • 07:56
    妖精の池
    ニリンソウ
    ニリンソウ
  • 08:02
    蝶ヶ池
    蝶ヶ岳のなだらかな山容
    蝶ヶ岳

    なだらかな蝶ヶ岳の山容。

    ミヤマトリカブト
    ミヤマトリカブト
    焼岳と穂高連峰
    焼岳と穂高連峰

    稜線にあがって、振り返ると焼岳と穂高連峰。今まで樹林帯をひたすら登ってきたのが報われる瞬間。

  • 08:12
    蝶ヶ岳
    蝶ヶ岳頂上
    蝶ヶ岳頂上

    蝶ヶ岳頂上、山頂というより小高い丘の雰囲気。

    蝶ヶ岳からの景観
    南アルプスと富士山
    南アルプスと富士山

    南アルプスのシルエットの更に奥には富士山のシルエットも見える。

    浅間山と四阿山
    浅間山と四阿山

    安曇野市街地と遠くに見える浅間山、四阿山。

    蝶ヶ岳からのパノラマ
    蝶ヶ岳からのパノラマ
  • 08:21
    蝶ヶ岳ヒュッテ
    蝶ヶ岳ヒュッテ
    蝶ヶ岳ヒュッテ
    蝶ヶ岳ヒュッテ
    蝶ヶ岳ヒュッテ
    稜線歩き
  • 08:41
    蝶ヶ岳・蝶槍間分岐(横尾方面)
  • 08:48
    蝶ヶ岳三角点
  • 08:53
    蝶槍
    蝶槍からの槍ヶ岳
    蝶槍からの槍ヶ岳

    蝶槍からの槍ヶ岳。ピラミダルな山頂が最も美しく見える場所。実は左目のコンタクトレンズがゴワゴワして、ここまでほとんど左目を開くことができずに登ってきた(三敗目)。ここで休憩がてらコンタクトレンズも予備のと交換。

    蝶槍からの縦構図
    蝶槍からの西方向パノラマ
    蝶槍からの西方向パノラマ
    蝶槍からの東方向パノラマ
    蝶槍からの東方向パノラマ
    蝶槍付近の花
    蝶槍付近の花
    蝶槍から常念岳への稜線歩き
    常念岳
    常念岳

    2512mのピークから常念岳。

    常念岳山頂部の岩場

    上まで結構あるよこれ。

    常念岳山頂部の岩場

    岩場をぴょんぴょん跳ねて登っていく。

    常念岳山頂がようやく見えてきた

    やっと山頂が見えてきたけど、まだ先は長い。

    常念岳山頂直下の最後の登り

    着いた……

  • 11:48
    常念岳
    常念岳山頂(2857m)
    常念岳山頂
    常念岳山頂
    常念岳山頂
    常念岳山頂の大展望
    常念岳山頂
    常念岳からのパノラマ
    常念岳からのパノラマ
    常念岳山頂の大展望
    常念岳山頂
    常念乗越にある常念小屋
    常念乗越にある常念小屋

    常念乗越にある常念小屋まで下りていく。大天井岳まではまだまだ遠いなぁ。

  • 12:33
    常念小屋
    常念小屋
    常念小屋

    大天井岳の大天荘まで行ければと意気込んでいたが、常念乗越からの登り返しが壁のように感じられ断念(四敗目)。

常念小屋の屋根裏
常念小屋の屋根裏

明日が一番距離を歩くことになるので、ここ2日あまり眠れず失われていた体力を取り戻すべく、素泊まりすることにした(五敗目)。快晴の土曜日なので、寝床は2人で布団1枚分のスペース&天井低い屋根裏。でも、ぐっすり眠れた。

3日目

ルート: 常念小屋-大天井岳-燕山荘-燕岳-燕山荘-(合戦尾根)-中房温泉登山口

山行タイムライン
  • 04:09
    常念小屋
    ヘッドライトをつけて登る
    ヘッドライトをつけて登る

    夜明け前の4時からヘッドライトをつけて出発。壁のように感じられた常念乗越からの登り返しだが、体力が全回復したのですいすい登れる。

    御来光待ち
    御来光待ち

    御来光が見えない横通岳の西側斜面を巻いたトラバースを歩いていたけど、ちょうど東側も望める場所に来たので、しばらく御来光待ち。

    昇る美しい御来光
    御来光
    朝陽に照らされる山々の神々しい光景
    御来光

    20分ほど待って、四阿山の右あたりから御来光。

    朝焼けに照らされる槍ヶ岳
    槍ヶ岳

    槍ヶ岳も朝焼けに照らされ、一気に明るくなる。

    コマクサ
    コマクサ

    ふと岩場の下を見るとコマクサが咲いている。

    東天井岳まで続く登山道
    東天井岳まで続く登山道
    秋のチングルマの綿毛状態
    チングルマ

    秋のチングルマ。夏も終わりですね。

    稜線歩きの爽快感
    大天井岳への稜線の花
    大天井岳
    大天井岳

    大天井岳と大天荘が見えてきた。

  • 06:19
    大天荘
    大天荘
    大天荘

    大天井岳へは、大天荘の裏手から登山道が続いている。

  • 06:27
    大天井岳
    大天井岳頂上
    大天井岳頂上

    ずいぶん槍ヶ岳にも近づいた。

    大天井岳から槍ヶ岳
    大天井岳から槍ヶ岳
    大天井岳から北側
    大天井岳から北側

    左に立山、剣岳。真ん中には白馬。右の遠くに火打山、妙高山、黒姫山。

    大天井岳から南西側
    大天井岳から南西側

    穂高連峰、槍ヶ岳。

    大天井岳から南東側
    大天井岳から南東側

    八ヶ岳と南アルプス。その間には富士山。

  • 06:36
    大天荘

  • 06:51
    槍ヶ岳・大天井岳、常念岳分岐
    燕岳方面へ
    燕岳方面へ

    大天荘に戻って、燕岳方面へ下りていく。かなり急で、落石もおきやすいので注意が必要。

  • 06:55
    小林喜作レリーフ
    小林喜作レリーフ
    小林喜作レリーフ

    鞍部に小林喜作レリーフ。鎖のトラバースがあって、初心者コースと言われてる中でもここが一番の緊張ポイントなんじゃないかな?

    小林喜作レリーフ付近
    燕岳への稜線歩き
    燕岳への稜線の花
    燕岳への稜線の花
    燕岳への稜線
  • 07:53
    大下りの頭
    大下りの頭付近の花
  • 08:06
    蛙岩
    蛙岩付近
    蛙岩付近

    巨岩をぬって歩く道で楽しい。

    燕岳
    燕岳

    燕山荘と燕岳を捉えた。燕山荘って稜線の途中にあるイメージだったけど、割と高台にあって意外だった。

  • 08:30
    燕山荘
    燕山荘
    燕山荘

    燕山荘でひと休み。ここまで来ると、大学生の写真サークルとか家族連れとかがいっぱいいた。

    燕山荘での休憩
    燕山荘
    燕山荘
    燕山荘

    お昼も食べて十分休んだので、ザックはデポして燕岳までのピストン。

  • 08:50
    いるか岩
    途中で遭遇した人懐っこい猿

    途中、猿に遭遇。

    岩場の上に猿
    岩場の上に猿

    わかりづらいが、切り立った岩場の上に猿がいた。

    コマクサ
    コマクサ

    コマクサが群生している。

  • 09:01
    めがね岩
    メガネ岩
    メガネ岩
  • 09:06
    燕岳
    燕岳山頂(2763m)での登頂
    燕岳頂上
    燕岳からのパノラマ
    燕岳からのパノラマ
    燕岳山頂からの風景
    燕岳山頂からの風景
    燕岳山頂からの風景
  • 09:14
    めがね岩
    燕岳から燕山荘への下山路

    来た道を戻ります。

    猿

    こんな近くに猿が!しかも、ここの猿は人間に対して全然動じない。

  • 09:25
    いるか岩
    イルカ岩
    イルカ岩

    行きにはどこにあるのかわからなくて通り過ぎてたイルカ岩。帰り道からだとイルカの顔が見えてハッキリとわかりやすい。目のところには、ちょうど花が咲いていた。

  • 09:30
    燕山荘
    燕山荘のテン場
    燕山荘のテン場

    燕山荘のテン場を経由して中房温泉へ下山。

  • 09:50
    ベンチ
  • 10:03
    合戦山(合戦沢ノ頭)
  • 10:11
    合戦小屋
    合戦小屋
    合戦小屋

    合戦尾根は急登だといわれているが、下るときは自然に前に足が出てリズムよく下りられた。ただ、この時間でも登ってくる人が多いので、時折足を止めることになってしまうのは仕方ない。

    名物のスイカ
    名物のスイカ
    合戦小屋
  • 10:26
    富士見ベンチ
  • 10:44
    第3ベンチ
  • 10:57
    第2ベンチ
  • 11:07
    第1ベンチ
  • 11:22
    中房温泉登山口
    中房温泉
    中房温泉

    中房温泉へと無事に下山。

    燕岳登山口
    燕岳登山口
    中房温泉バス停
    中房温泉バス停

    12:35発のバスに既に待機列ができていた。結局、何台も増発のバスが出て定刻通りに出発。

穂高駅
穂高駅

駅近くのお店で「五平餅あります」と張り紙があったが、持ち帰り用の真空パックの五平餅だった……香ばしい五平餅が出てくるのを期待してたけどなぁ。

下山後の感想

コース状況・危険箇所等

中の湯~上高地 釜トンネルから中の湯温泉旅館までは車道歩きなので車両に注意。登山道は前日の雨で少しだけ泥濘んでいたが、通行には問題ないレベル。白い噴気が見える辺りから時々硫黄臭。上高地への下山道には鎖、ハシゴ、架け橋があるが、いずれもしっかりと整備されており安心できる。

上高地 田代橋から河童橋までは一般観光客ゾーン。

徳澤園~蝶ヶ岳 長塀山までひたすら急登。回避不可避な泥濘や水たまりもあり。

蝶ヶ岳~常念岳 常念岳南斜面は岩場、手を使う場面はないが長く続くので、足運びには注意。

常念小屋~燕岳 大天井岳まで気持ちの良い道。小林喜作レリーフまでの下りは急で、落石にも注意。少し危険そうな岩場のトラバースもあり。

燕岳~中房温泉 合戦尾根は急登とされているが、無理のある段差も少なくしっかりと踏み固められているので、いい感じで下りやすかった。

感想・記録

初めての北アルプステント泊縦走。最初は槍穂高縦走で計画していたのだが、初めての事が多く天候も不安だったので、焼岳と常念岳の百名山を2つ繋ぐ縦走コースへと計画変更した。

いざ上高地へ踏み入ると、天候にも恵まれて予定通りの山行ができていたのだが、いろいろと反省点も多く、つくづく計画変更しておいてよかったと胸を撫で下ろした。

今回の経験を生かして、来年には槍穂高縦走へチャレンジしたい。

かかった費用と装備

交通費用

  • バス: 渋谷→中の湯 7,250円、中房温泉→穂高駅 1,700円
  • 電車: 青春18きっぷ1枚分 2,370円

交通費合計: 11,320円

宿泊費用

  • 徳澤園テント: 700円
  • 常念小屋(素泊まり): 6,800円

宿泊費合計: 7,500円

食費・その他

  • 朝昼夕: 3日分 5,000円
  • 行動食: 3日分 900円

食費合計: 5,900円

総費用

合計: 24,720円

今になって思うこと

反省点が多いテント泊縦走だった。今となってはあり得ないが、「夏山はシュラフを持たずにシュラフカバーだけで問題ない」というネットの書き込みを鵜呑みにして、シュラフを持たずに意気揚々とテント泊縦走を試みたのであった。

その結果、寒さで夜に眠れず、2日目はテントを持っているのに小屋泊せざるを得なかった。

それと、この時の食事計画は全て菓子パンとプロテインバーだけで済ませていた。あまり食にこだわってはいないので別にいいんだが……


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