東海道五十三次でほぼフラットな30kmコース
今回は距離30kmと短めの行程で、道の起伏もほぼフラット。
ただし、道中は旧東海道の痕跡や見どころが少なく、正直、ひたすら歩く辛さを感じるルートでした。
黙々と歩くことに自信のある人向けのコースですね。
舞坂宿は今も残る港町の趣
舞坂宿周辺では、今も港町の雰囲気がしっかり残っています。
江戸時代の品川宿と比較しながら歩くと、その違いを楽しむことができます。
また、松並木の通りには、東海道五十三次の全宿場町の石碑が配置されていて、地元が歴史を大切にしていることが伝わってきます。
しっかり整備された石碑群は、観光客にとっても見応えがあり、写真スポットとしてもおすすめです。
浜名湖の南端を歩くと、今切の渡しの大変さを感じる
ゴール地点は浜名湖の南端。細い砂堤を渡りながら新居町駅へ向かいます。
この砂堤が「今切の渡し」として知られる場所で、江戸時代にはこの湖を渡ることがいかに大変だったかが思い起こされます。
当時の渡し船での旅路に思いを馳せると、現代の歩く旅もまた特別な感慨がわきますね。
次の行程は温暖な春に続けます
今回は年末年始の休みを利用した歩き旅でしたが、次の区間は春に持ち越し。
暖かくなった頃、また続きを歩きながら東海道の魅力を再発見していきたいと思います。
磐田~新居の歩行記録
- 日程:2024年1月3日(水)
- 天候:くもり
⏱タイム | 🏃距離 | ↗登り | ↘下り |
---|---|---|---|
05:57 | 30.2km | 13m | 17m |
地図・標高グラフ
コースタイム
磐田駅から【浜松宿】まで
磐田駅 08:00 → 08:01 旧東海道との分岐(前回の続き) → 09:00 新天竜川橋 → 09:08 大甕神社 → 10:33 【浜松宿】
- 08:00磐田駅
磐田駅からスタート。
今日も前回の続きとして磐田駅から出発。お昼過ぎから小雨の予報だったので、早めにスタートしました。 - 08:01旧東海道との分岐(前回の続き)
北東にはジュビロくん像、北西にはジュビィちゃん像がある交差点で旧東海道と合流。磐田市のジュビロ磐田愛が伝わってくる場所。
ポリティカルコレクトネスが叫ばれる昨今、名前のストレートさにドキッとする「くろん坊様」。
伝承によると、インド人の旅僧がこの地で遭難し、祀られているのだとか。道中では所々に松の木が残っていて、昔の街道の面影を感じられます。
夢舞台東海道長森立場道標では「長森かうやく」という薬が評判だったことを知りました。「あかぎれ」や「切り傷」に効果がある薬だったそうだ。
県道の天竜川橋には歩道がなく危険なので、並走する国道1号線の新天竜川橋を渡ることをおすすめします。安全第一で。
- 09:00新天竜川橋
- 09:08大甕神社
中ノ町道路元標を通過し、この辺りから中野町に入ります。
軽便鉄道の軌道跡を発見。ここから浜松まで蒸気機関車が走っていたとは、ロマンがありますね。
磐田駅の北で分岐したはずの姫街道だが、ここら辺では東海道と同じ道を通るようだ。
遠くに浜松アクトタワーが小さく見えた。
しばらく続く南西への一直線の道を歩くうちに、だんだんとアクトタワーが大きく近づいてきます。
遂にアクトタワーに最接近。
浜松に住んでる人は、遠くからもよく見えるアクトタワーのおかげで道に迷うことがないだろうな。 - 10:33【浜松宿】
【浜松宿】から【舞阪宿】まで
【浜松宿】 10:33 → 10:45 東海道29宿浜松宿 → 11:15 二つ御堂 → 13:16 【舞阪宿】
- 10:33【浜松宿】
笹田学園デザインテクノロジー専門学校田町校舎のビル外観が目を引きます。
渋谷にある「ガンダムビル」こと青山製図専門学校に匹敵するデザイン性の高さです。 - 10:45東海道29宿浜松宿
- 11:15二つ御堂
- 13:16【舞阪宿】
【舞阪宿】から【新居宿】まで
【舞阪宿】 13:16 → 13:25 浪小僧像 13:26 → 13:40 東海道30宿舞阪宿 13:41 → 13:50 弁天島駅 → 14:26 【新居宿】 → 14:26 新居町駅
- 13:16【舞阪宿】
旧東海道舞阪宿では、約500mにわたる整備された松並木ストリートが続きます。
江戸時代の街道の雰囲気を味わいながらの散歩は格別です。 - 13:25浪小僧像
のりやしらすの商店が並ぶ港町らしい風景が広がります。
雰囲気たっぷりで、どこか懐かしい気持ちになりますね。 - 13:40東海道30宿舞阪宿
弁天橋を渡るあたりから、東海道新幹線と並走することになる。
新幹線の頻繁な往来には驚かされる。山手線並みなんじゃないか? - 13:50弁天島駅
- 14:26【新居宿】
- 14:26新居町駅
雨が降ることもなく、新居町駅に到着。今回の旅も無事に終わりました。
この続きは、暖かくなる春に再開予定。
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