年末の東海道五十三次歩き旅
年末の帰省に合わせて、東海道五十三次の続きを歩くことにしました。
前回は夏の猛暑にやられ、中途半端なところで終わってしまったので、今回はその続きを再開。
目的地は、いよいよ鈴鹿峠越えが始まる関宿です。
庄野宿と亀山宿を通過
今回のルートは、20キロにも満たない距離ながら、庄野宿と亀山宿という二つの宿場を通ります。
特に亀山宿は、城下町としての面影が色濃く残る場所。
その中心となる亀山城には、江戸時代に「丹波亀山城(京都府)の天守を解体せよ」と命じられた大名が、誤ってこちらの天守を取り壊してしまったという、信じがたいエピソードがあります。
生きている宿場町:関宿
関宿に到着すると、その趣深さに感動。
これまでにも景観が美しく保存されている宿場町をいくつか見てきましたが、関宿はまた一味違います。
関宿には生活感があり、現代の暮らしと江戸時代の風景が自然に溶け合っています。
宿場町の端から端まで歩いてみると、その町並みの構成や成り立ちがよく分かり、脳内で町の発展をシミュレーションできる。
江戸時代の東海道五十三次の姿を、ここまで残しているエリアは他にないと言っても過言ではありません。
次回は鈴鹿峠越えへ
いよいよ次回は、箱根峠越えに匹敵すると言われる難関ルート、鈴鹿峠越えです。
冬の寒さが厳しい時期に、この峠を越えられるのかどうか。次回の挑戦に乞うご期待!
加佐登~関の歩行記録
- 日程:2024年12月29日(日)
- 天候:晴れ
⏱タイム | 🏃距離 | ↗登り | ↘下り |
---|---|---|---|
03:28 | 16.9km | 95m | 36m |
地図・標高グラフ
コースタイム
加佐登駅から【庄野宿】まで
加佐登駅 13:01 → 13:05 旧東海道との分岐(前回の続き) → 13:21 【庄野宿】
- 13:01加佐登駅
前回、灼熱で疲れてたどり着いた加佐登駅からの続き。
今回は冬らしい空気の中で新たな気持ちで歩きます。 - 13:05旧東海道との分岐(前回の続き)
国道1号線と合流し、旧東海道の道筋をたどる。
- 13:21【庄野宿】
【庄野宿】から【亀山宿】まで
【庄野宿】 13:22 → 13:55 和泉橋 → 14:12 井田川駅 14:13 → 15:10 【亀山宿】
- 13:22【庄野宿】
藩の許可を得ずに作った堤防。
罪を軽くするため、女人だけで築かれたという。女性たちの強さを感じさせる、歴史に刻まれた一場面。 - 13:55和泉橋
- 14:12井田川駅
川合町歩道橋で国道1号線を渡る。
亀山の東町商店街の入り口へ。
- 15:10【亀山宿】
【亀山宿】から【関宿】まで
【亀山宿】 15:11 → 16:25 【関宿】
- 15:11【亀山宿】
ムクの木が立派で保存状態のよい一里塚。
気がつけば「関宿の入口」を通り過ぎ、国道1号線をそのまま歩いてしまう。
気を取り直して道を戻り「関宿の入口」に入る。江戸時代の書状箱を模したデザインのポスト。
宿場町の雰囲気を壊さないようにデザインされた「百五銀行」。
- 16:25【関宿】
【関宿】から関駅まで
【関宿】 16:25 → 16:25 旧東海道との分岐 → 16:30 関駅
- 16:25【関宿】
- 16:25旧東海道との分岐
- 16:30関駅
関宿の中心部から抜けて、今回のゴール地点である関駅に到着。
次回は鈴鹿峠を越える、箱根峠に匹敵する難関ルート。
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