ヤマノススメ聖地巡礼 – 関八州見晴台【山頂コーヒーと絶景の770m】

関八州見晴台 ヤマノススメ聖地巡礼
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奥武蔵の関八州見晴台。標高770mの展望台は、関東八州(武蔵・相模・上野・下野・上総・下総・安房・常陸)を見渡せることからその名がついた。あおいとひなたが高山不動尊の水で山頂コーヒーを楽しんだ、奥武蔵屈指の展望スポットです。

基本情報

項目詳細
山名関八州見晴台(かんはっしゅうみはらしだい)
標高770m
所在地埼玉県飯能市・日高市
難易度★★☆☆☆(登山道整備)
推奨シーズン通年(冬は晴天率高い)
所要時間約3時間(西吾野駅から)
登山スタイル往復または縦走

ヤマノススメでの描写

原作での登場シーン

【五十八合目】高山不動尊~関八州見晴台

  • メンバー: あおい、ひなた
  • アクセス: 飯能駅-西吾野駅
  • コース: 西吾野駅→高山不動尊→関八州見晴台(770m)
あらすじ

【五十八合目 コーヒーっておいしいの?】ひなたの父から感化されたあおいは、コーヒー道具(ストーブ、ドリッパー&フィルター、コーヒーミル、ケトル、マグカップ、豆)を貸してもらう。コーヒー豆(ハウスブレンド)を購入しにきたスターバックスでゆうかと偶然出会う。高山不動尊の水場で水を汲み、関八州見晴台でコーヒーを淹れて飲む。ひなたはあおいのためにミルクポーションを用意していた。山頂で淹れた本格コーヒーの美味しさに感動する二人。

ルート地図

ヤマノススメ単行本8巻に収録されています

アニメでの描写

【第3期/第6話】高山不動尊~関八州見晴台

  • メンバー: あおい、ひなた
  • アクセス: 飯能駅-西吾野駅
  • コース: 西吾野駅→高山不動尊→関八州見晴台
  • 備考: 高山不動下の水場で水を汲み、関八州見晴台でコーヒーを淹れて飲む

聖地巡礼のポイント

  • 高山不動尊: 関東三大不動のひとつで歴史ある寺院
  • 関八州見晴台: 晴れた日には日光の山々まで望める抜群の展望
  • 山頂のベンチ: あおいがひなたのためにコーヒーを淹れたスポット

アクセス・登山情報

アクセス方法

複数のルートから選択可能です。

電車でのアクセス(原作ルート)

  • 西武秩父線「西吾野駅」下車
  • 池袋から約1時間30分
  • 飯能駅から約20分

その他のアクセス

  • 西武秩父線「吾野駅」から
  • 東武越生線「越生駅」から(「黒山」バス停まで約30分、バス停からは徒歩5分)

登山ルート

標準ルート(西吾野駅から) 西吾野駅→パノラマコース→高山不動尊→常盤平→関八州見晴台

主要ポイント間の時間

  • 西吾野駅~高山不動尊:1時間20分
  • 高山不動尊~関八州見晴台:30分

装備と準備

山頂コーヒーを楽しむための装備です。

基本装備

  • 登山靴
  • ザック
  • 防寒着(山頂は風が強い)
  • 水筒(水場の水用)

コーヒー装備(あおい風)

  • ガスストーブ
  • ケトル
  • ドリッパー&フィルター
  • コーヒーミル
  • マグカップ
  • コーヒー豆

関八州見晴台の魅力

高山不動尊

高山不動尊は、約1200年の歴史を持つ古刹で、関東三大不動の一つに数えられています。境内には、国の重要文化財に指定されている仁王門や、樹齢800年を超える大イチョウがあり、歴史の重みを感じさせます。また、常に清水が湧き出る水場も有名で、軍荼利明王像も見どころの一つです。

三輪神社の水場

高山不動尊の近くにある水場は、名水が湧く場所として知られています。冷たく澄んだ清水は一年中枯れることがありません。水汲み場が整備されており、漫画の原作でも実際に利用された場所です。

関八州見晴台の大展望

奥武蔵の山々にある360度の大展望ポイントからは、壮大な景色を一望できます。天気が良ければ、富士山東京スカイツリー筑波山日光連山、そして秩父の山々まで見渡せます。夜には、広大な関東平野の夜景が眼下に広がり、昼間とは違う感動を与えてくれます。

実際の巡礼記録

日程: 2017年3月19日[日帰り]
コース: 《自転車》越生駅→越生梅林→龍穏寺→野末張見晴台→関八州見晴台→高山不動尊→吾野トンネル交差点→(国道299号)→第二天覧山→東飯能駅

巡礼レポート

奥武蔵グリーンラインへ

以前、日和田山に登った際に山中で見かけた、整備された道。調べてみると、奥武蔵グリーンラインというサイクリストやライダーに愛される定番コースだと知りました。この道の途中にある関八州見晴台に、どうせならと自転車でヒルクライムして行くことに決めました。

越生駅から自転車で

輪行してきた自転車を越生駅前で組み立て、山の中へ。時期は過ぎていましたが、途中の越生梅林では梅が咲き誇っていました。龍穏寺を過ぎたあたりから急な登りが始まり、時には自転車を引くこともありました。

苦労して登りきったところに、小さな広場の野末張見晴台がありましたが、見晴らしはあまり良くありませんでした。しばらく進むと奥武蔵グリーンラインとの合流地点である鞍部に到着。ここから関八州見晴台までは下りのダウンヒルです。

関八州見晴台

関八州見晴台
関八州見晴台

奥武蔵グリーンラインにある関八州見晴台の登り口に自転車を置き、5分ほど歩いて広場に到着しました。周囲に遮るものがなく、絶好の展望地です。しかし、あいにく春霞で遠くの景色はよく見えず、少し残念でした。この場所は高山不動尊奥の院にもなっています。

関八州見晴台からの眺め
関八州見晴台からの眺め
高山不動尊奥の院
高山不動尊奥の院

高山不動尊から飯能市街へ

高山不動の階段
高山不動の階段

自転車に戻り、さらに下ると、高山不動尊への近道となる横道がありました。そちらから高山不動尊へ参拝。常楽院不動堂に手を合わせ、山道へと進みました。

常楽院不動堂
常楽院不動堂

高山不動尊からは登山道の急坂をゆっくりと慎重に下り、国道299号に合流。その後、第二天覧山のある飯能市街へと向かいました。

第二天覧山
第二天覧山

周辺情報・関連記事

奥武蔵の山々

日和田山 北向地蔵への道305m。

棒ノ嶺 沢歩きの名山969m。

丸山(飯能市)

  • 標高640mの低山
  • 高山不動尊から関八州見晴台に向かう途中にありますが、入口はわかりにくい

山頂コーヒーの楽しみ方

あおいのように山頂で美味しいコーヒーを淹れるために、いくつかのポイントがあります。

おすすめの道具

山に持っていく道具は、できるだけ軽量でコンパクトなものを選びましょう。ガスストーブは、手軽にお湯を沸かせる必需品です。また、丈夫で軽いチタン製のケトルや、折りたたんで持ち運べるドリッパー、そして風味を最大限に引き出すための手挽きミルがあれば、本格的な一杯を楽しめます。

コーヒー豆の選び方

標高が高い場所では、水の沸点が下がるため、通常の淹れ方では味が薄くなりがちです。そのため、豆は中煎りから中深煎りを選ぶのがおすすめです。何よりも、挽きたての豆を使うことで、登山の疲れを忘れさせる格別の味と香りを堪能できます。

よくある質問

Q: 水場の水は飲めますか?

A: 高山不動尊の水場は多くの方が利用していますが、生水なので自己責任で。煮沸するか、浄水器の使用をおすすめします。

Q: 車でも行けますか?

A: 奥武蔵グリーンライン経由で関八州見晴台近くまで車で行けます。ただし、道幅が狭い箇所もあるので運転には注意が必要です。

Q: 初心者でも登れますか?

A: 西吾野駅からのルートは整備されており、初心者でも登れます。ただし、往復約6kmあるので、基本的な体力は必要です。

Q: 山頂コーヒーは本当に美味しいですか?

A: 山頂の澄んだ空気と絶景、達成感が相まって、格別の美味しさです。特に高山不動尊の水を使うと、まろやかな味わいになります。

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