荒島岳に向かうまで
2019年11月4日 勝原コースで荒島岳を登山
2009年シーズンで営業停止した勝原スキー場跡の駐車場で車中泊。前日夜の時点では静かで何も問題なかったが、翌朝起きてみると様子が変わっていた。
太陽が昇ると周囲にガスが立ち込め、小雨までパラつき始めていた。正直なところ、気乗りしないままレインウェアの準備をしていたが、幸いそのうち雨は止んでくれた。泥除け用のスパッツだけを準備し、いよいよ荒島岳に向かうことにした。
実際に登ってみた
日程: 2019年11月4日(月) [日帰り] 天候: くもり
アクセス
カドハラスキー場跡駐車場。
地図・標高グラフ
⏱タイム | 🏃距離 | ↗登り | ↘下り |
---|---|---|---|
03:23 | 8.6km | 1,239m | 1,233m |
コースタイム
ルート: 勝原スキー場-しゃくなげ平-もちが壁-荒島岳-もちが壁-しゃくなげ平-勝原スキー場
- 06:53
- 07:33
- 07:49
- 08:11
- 08:24
- 08:38
- 08:47
- 08:56前荒島
- 09:06もちが壁
- 09:15しゃくなげ平
- 09:31
- 09:43
- 10:15勝原スキー場
今回の遠征で計画していた白山、荒島岳に登り終えたので、後は金沢までレンタカーを返し帰宅するのみ。しかし、今回はどうしても寄りたい場所があったので、福井市内を経由して寄り道の観光をしながら金沢に戻ることにした。
一乗谷朝倉氏遺跡と復元街並
福井市内までの途中にある一乗谷の遺跡と復原町並。一乗谷はブラタモリ(2019年2月2日初回放送)で登場していたので予習はバッチリ。戦国時代の都市遺跡としての規模の大きさに圧倒された。
現存12天守の中の1つ丸岡城

福井県坂井市にある丸岡城。現存12天守のうち、10天守は既に巡っているので、残りはここ丸岡城と備中松山城のみ。福井に行く機会は何度もあったが、丸岡城は車がないと行きづらいところにあって、なかなか訪れることができないでいた。
丸岡城に隣接する一筆啓上 日本一短い手紙の館

丸岡城と隣接している”一筆啓上賞”の資料館。丸岡城の入場券で、こちらも入場できるそうなので寄ってみた。まあ、せっかくなので。

文房具の企画展として、10Hから10Bまでの硬さをもった鉛筆セットが試し書き用にあった。しかし、鉛筆の置かれている場所がバラバラなのがどうしても気になってしまう。

なので硬度順でソートした。鉛筆の硬度Fってどの位置だっけって、わざわざ調べるなど(HBとHの間)。こういう細かいことが気になってしまうのは性分だな。
花咲くいろはの聖地 湯涌温泉で入浴

金沢市内を通り過ぎ、ひとっ風呂浴びるために湯涌温泉へ。”花咲くいろは”は2013年に放送されたアニメだが、このアニメが契機となって湯涌温泉で始まった行事「ぼんぼり祭り」が今でも続けられ支持されているのが、本当に素晴らしい。こうやって、伝統や歴史が始まって後世に伝えられていくんだな。
金沢市内で夜の散策
すっかり日も落ちて、暗くなった夜の金沢市内を最後に巡った。観光地らしい美しい夜景を楽しむことができた。
下山後の感想
コース状況・危険箇所等
【勝原コース】 途中で登山道を遮る倒木があるので、脇を跨いで通過した。もちが壁は鎖、ロープあり。
感想・記録
6時頃には小雨が降っていたようだが、出発時には濃霧が残っていたのみでレインウェアはなしで、スパッツのみ。標高だけでみると荒島岳は百名山の中でも低いほうではあるが、登山口からの標高差は1200mを超えるし、もちが壁といった危険な箇所もあるしで侮れない山といった印象を受けた。周りの風景の変化も目まぐるしいので、登山の要所をギュッとまとまっていてお得感がある。
白山、荒島岳の登山を無事に終えて、今シーズンの登山はこれで終了(ハイキングには行くかも)。今年は去年に増して週末が雨というパターンが多く、景色には恵まれなかったが、行きたかったところに行けているだけ良しとしたい。
かかった費用と装備
費用は、今回の遠征の中で最初の日本百名山 白山の記事でまとめています。
今になって思うこと
荒島岳といえば、日本百名山の著者 深田久弥が高校時代を過ごしたのが福井だったことから、贔屓目に選ばれたとも言われている。まぁ、ふるさとの山を素晴らしいと思うのは当たり前だと思うので、仕方ないんじゃないでしょうか、知らんけど。自分が百名山を作ったら、鈴鹿山脈の山を10座くらいエントリーさせそうだし。
そして、今回の遠征で行っとけばよかったと後悔しているのが、石川県加賀市にある”深田久弥 山の文化館”。いつか行こう。
これから日本百名山の全山踏破を考えている方は、北陸遠征の際に是非寄ってみてください。