日本百名山全山踏破 76座目 荒島岳 | 福井県の秀峰を勝原ルートで制覇

荒島岳山頂 日本百名山
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荒島岳に向かうまで

2019年11月4日 勝原コースで荒島岳を登山

2009年シーズンで営業停止した勝原スキー場跡の駐車場で車中泊。前日夜の時点では静かで何も問題なかったが、翌朝起きてみると様子が変わっていた。

太陽が昇ると周囲にガスが立ち込め、小雨までパラつき始めていた。正直なところ、気乗りしないままレインウェアの準備をしていたが、幸いそのうち雨は止んでくれた。泥除け用のスパッツだけを準備し、いよいよ荒島岳に向かうことにした。

実際に登ってみた

日程: 2019年11月4日(月) [日帰り] 天候: くもり

アクセス

カドハラスキー場跡駐車場。

地図・標高グラフ

⏱タイム🏃距離↗登り↘下り
03:238.6km1,239m1,233m

コースタイム

ルート: 勝原スキー場-しゃくなげ平-もちが壁-荒島岳-もちが壁-しゃくなげ平-勝原スキー場

山行タイムライン
  • 06:53
    勝原スキー場
    カドハラスキー場跡の駐車場
    カドハラスキー場跡の駐車場

    国道158号線沿いにあるカドハラスキー場跡の駐車場。トイレもあって車中泊には問題ないロケーションだった。

    カドハラスキー場跡の駐車場
    カドハラスキー場跡の駐車場
    荒島岳勝原コース序盤のゲレンデ跡

    スキー場のゲレンデ跡を登っていく。傾斜がかなりキツめで、いきなり足に来る感じだった。

    勝原コース登山道
    勝原コース登山道に咲くアカツメクサ
    アカツメクサ
    勝原コース登山道
    荒島岳登山口の標柱
    荒島岳登山口の標柱

    リフト終点跡を通って、荒島岳登山口の標柱が現れる。ここからが本格的な山道になってくる。

    勝原コース登山道を横切る倒木
    倒木

    コース中ここ1箇所だけではあるが、登山道を倒木が横切っている箇所があった。そこまで通行に支障があるわけではない。

    荒島岳勝原コースのブナ林紅葉
    ブナ林

    すっかり色づいたブナ林を登る。やはり11月上旬の紅葉は格別だな。

  • 07:33
    トトロの木
    荒島岳勝原コースのトトロの木
    トトロの木

    トトロの木と書いてあるが、正直どれがそうなのかよく分からない。まぁ、雰囲気で楽しめばいいか。

  • 07:49
    深谷ノ頭
    荒島岳深谷ノ頭
  • 08:11
    しゃくなげ平
    荒島岳シャクナゲ平
    シャクナゲ平
  • 08:24
    もちが壁
    荒島岳もちがかべ
    もちがかべ

    もちが壁という急坂が現れる。鎖もしっかり設置されており、荒島岳のハイライト的な箇所だ。

    もちが壁のロープ

    ロープもある。それほど危険という感じではないが、雨のときは確実に大変だろう。

  • 08:38
    前荒島
    荒島岳前荒島付近の登山道
    前荒島から荒島岳山頂へ
  • 08:47
    荒島岳
    荒島岳山頂(1,523m)
    荒島岳山頂

    ガスガスの荒島岳に登頂。天気はこれから晴れ予報だったけど、後の予定もあるし下山することにした。

    荒島岳山頂
    荒島岳山頂
    荒島岳山頂
    荒島岳山頂
  • 08:56
    前荒島

  • 09:06
    もちが壁
  • 09:15
    しゃくなげ平
  • 09:31
    深谷ノ頭
    荒島岳下山時の紅葉の美しいグラデーション

    紅葉は下っていくときにこそ、今まで見たことがないグラデーションを楽しめる。

    勝原コース下山時の紅葉
  • 09:43
    トトロの木
    下山時の外界の晴れ間

    外界は晴れてきた。山の上だけガスが残っていたようだ。

    中部縦貫自動車道工事
    中部縦貫自動車道

    中部縦貫自動車道の高架工事が進んでいるので、何年か先にはアクセスがより便利になるのかな。

  • 10:15
    勝原スキー場

今回の遠征で計画していた白山、荒島岳に登り終えたので、後は金沢までレンタカーを返し帰宅するのみ。しかし、今回はどうしても寄りたい場所があったので、福井市内を経由して寄り道の観光をしながら金沢に戻ることにした。

一乗谷朝倉氏遺跡と復元街並

  • 一乗谷朝倉氏遺跡
  • 一乗谷朝倉氏遺跡 復原町並
  • 一乗谷朝倉氏遺跡 復原町並
  • 一乗谷朝倉氏遺跡 復原町並
  • 一乗谷朝倉氏遺跡
  • 一乗谷朝倉氏遺跡
  • 一乗谷朝倉氏遺跡

福井市内までの途中にある一乗谷の遺跡と復原町並。一乗谷はブラタモリ(2019年2月2日初回放送)で登場していたので予習はバッチリ。戦国時代の都市遺跡としての規模の大きさに圧倒された。

現存12天守の中の1つ丸岡城

現存12天守の1つ丸岡城天守閣
丸岡城

福井県坂井市にある丸岡城。現存12天守のうち、10天守は既に巡っているので、残りはここ丸岡城と備中松山城のみ。福井に行く機会は何度もあったが、丸岡城は車がないと行きづらいところにあって、なかなか訪れることができないでいた。

  • 丸岡城
  • 丸岡城
  • 丸岡城
  • 丸岡城
  • 丸岡城
  • 丸岡城
  • 丸岡城
  • 丸岡城
  • 丸岡城
  • 丸岡城
  • お静慰霊碑
  • 丸岡城

丸岡城に隣接する一筆啓上 日本一短い手紙の館

一筆啓上 日本一短い手紙の館
一筆啓上 日本一短い手紙の館

丸岡城と隣接している”一筆啓上賞”の資料館。丸岡城の入場券で、こちらも入場できるそうなので寄ってみた。まあ、せっかくなので。

文房具企画展の鉛筆硬度展示(ソート前)
鉛筆 ソート前

文房具の企画展として、10Hから10Bまでの硬さをもった鉛筆セットが試し書き用にあった。しかし、鉛筆の置かれている場所がバラバラなのがどうしても気になってしまう。

文房具企画展の鉛筆硬度展示(ソート後)
鉛筆 ソート後

なので硬度順でソートした。鉛筆の硬度Fってどの位置だっけって、わざわざ調べるなど(HBとHの間)。こういう細かいことが気になってしまうのは性分だな。

花咲くいろはの聖地 湯涌温泉で入浴

花咲くいろは聖地 湯涌稲荷神社
湯涌稲荷神社

金沢市内を通り過ぎ、ひとっ風呂浴びるために湯涌温泉へ。”花咲くいろは”は2013年に放送されたアニメだが、このアニメが契機となって湯涌温泉で始まった行事「ぼんぼり祭り」が今でも続けられ支持されているのが、本当に素晴らしい。こうやって、伝統や歴史が始まって後世に伝えられていくんだな。

  • 湯涌稲荷神社
  • 湯涌稲荷神社
  • 湯涌温泉
  • 湯涌温泉 白鷺の湯

金沢市内で夜の散策

  • 石川近代文学館
  • 石川近代文学館
  • 金沢21世紀美術館
  • 金沢21世紀美術館
  • 金沢21世紀美術館

すっかり日も落ちて、暗くなった夜の金沢市内を最後に巡った。観光地らしい美しい夜景を楽しむことができた。

下山後の感想

コース状況・危険箇所等

【勝原コース】 途中で登山道を遮る倒木があるので、脇を跨いで通過した。もちが壁は鎖、ロープあり。

感想・記録

6時頃には小雨が降っていたようだが、出発時には濃霧が残っていたのみでレインウェアはなしで、スパッツのみ。標高だけでみると荒島岳は百名山の中でも低いほうではあるが、登山口からの標高差は1200mを超えるし、もちが壁といった危険な箇所もあるしで侮れない山といった印象を受けた。周りの風景の変化も目まぐるしいので、登山の要所をギュッとまとまっていてお得感がある。

白山、荒島岳の登山を無事に終えて、今シーズンの登山はこれで終了(ハイキングには行くかも)。今年は去年に増して週末が雨というパターンが多く、景色には恵まれなかったが、行きたかったところに行けているだけ良しとしたい。

かかった費用と装備

費用は、今回の遠征の中で最初の日本百名山 白山の記事でまとめています。

今になって思うこと

荒島岳といえば、日本百名山の著者 深田久弥が高校時代を過ごしたのが福井だったことから、贔屓目に選ばれたとも言われている。まぁ、ふるさとの山を素晴らしいと思うのは当たり前だと思うので、仕方ないんじゃないでしょうか、知らんけど。自分が百名山を作ったら、鈴鹿山脈の山を10座くらいエントリーさせそうだし。

そして、今回の遠征で行っとけばよかったと後悔しているのが、石川県加賀市にある”深田久弥 山の文化館”。いつか行こう。

これから日本百名山の全山踏破を考えている方は、北陸遠征の際に是非寄ってみてください。


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