日本百名山全山踏破 84座目 月山 | 草紅葉とリフト活用で効率的な山形登山

月山山頂 日本百名山
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月山に向かうまで

2020年10月3日 登りにリフトを使って2時間強のおてがる月山登山

前日の蔵王山登山を無事に終え、残すところ東北遠征最後の5座となった。出羽三山の主峰として古くから信仰を集める月山(標高1,984m)は、山形県のほぼ中央に位置し、夏スキーでも有名な山だ。

蔵王山から山形盆地へと下り、寒河江を経由して月山南側の姥沢駐車場へ向かった。およそ2時間のドライブだったが、高速道路を利用すれば30分程度短縮できそうな距離感だった。

月山の魅力のひとつは、月山スキー場の夏山リフトを活用できること。標高差300メートルを一気に稼げる月山リフトが600円で利用できるのは、正直コストパフォーマンスが素晴らしい。迷わずリフトを活用し、効率的に高度を稼ぐ作戦とした。

月山姥沢口からスタート

リフト下駅
リフト下駅

リフトを使わない登山道もあるわけだけど、登りはリフトを使って高度を稼ぎ、下りは時間があれば登山道を下ることにした。

月山リフトから見た初秋の山肌と雲の様子
月山リフト
月山リフト乗車中から撮影した山の斜面の紅葉
月山リフト

リフトからの景色はまだ紅葉初期といった印象。

月山リフトの曇り空と山の景色

曇り空で視界はそれほど良くないが。

月山リフト
月山リフト

実際に登ってみた

日程: 2020年10月3日(土) [日帰り] 天候: 曇り

アクセス

姥沢駐車場に駐車。月山スキー場のリフトを利用して登山開始。

地図・標高グラフ

⏱タイム🏃距離↗登り↘下り
02:298.3km528m882m

コースタイム

ルート: 月山リフト山頂駅-姥ヶ岳-牛首-月山-牛首-牛首下-姥沢口

山行タイムライン
  • 13:35
    月山リフト山頂駅
    リフト上駅
    リフト上駅
    姥ヶ岳休憩所
    姥ヶ岳休憩所
    月山登山開始地点の木道

    ここから本格的な登山道に入る。月山の特徴でもある整備された木道が続いている。

    月山姥ヶ岳へ続く整備された木道
    月山姥ヶ岳へ続く整備された木道
    木道

    姥ヶ岳に向けて木道をたどりながら高度を上げていく。足元の負担が少ない快適な登山道だ。

    月山の草紅葉が黄金色に色づいた美しい秋の風景
    草紅葉

    草紅葉が見事な黄金色に色づいている。

  • 13:48
    姥ヶ岳
    姥ヶ岳山頂
    姥ヶ岳山頂
    姥ヶ岳山頂からの山並み
    月山稜線の草紅葉が赤みを増した秋の山景色

    高度を上げるにつれて、草紅葉の赤い色彩が際立ってきた。山の色合いが段階的に変化していく様子は実に印象深い。

  • 13:55
    金姥
    月山金姥付近の等間隔に配置された石畳
    石畳の道
  • 14:08
    牛首
    月山牛首分岐付近の整備された登山道
    月山登山道の岩が等間隔に配置された歩きやすい道

    登山道の岩が等間隔に配置され、非常に歩きやすく整備されている。

    月山山頂に向かう登山道
    月山山頂付近のなだらかな台地状の地形

    山頂付近は穏やかな台地状の地形となり、ゆったりとした稜線歩きが楽しめる。

  • 14:37
    月山
    月山山頂直下の神社エリア
    月山神社
    月山神社

    月山神社に到着。こちらからは山頂へ直接行けないため、少し戻る必要がある。

    月山神社
    月山神社
    月山山頂1984mの三角点と山頂
    月山山頂と三角点

    月山山頂の三角点に無事到達。84座目の達成だ。

    月山からの眺め
    月山からの眺め
    月山からのパノラマ
    月山からのパノラマ
    月山山頂からの強風の中で撮影した周辺山並み
    月山からの眺め

    山頂は風が強かったが、雲が切れる瞬間を狙って撮影に集中した。月山からの眺めは期待を裏切らない雄大さだった。

    月山山頂
    月山山頂
    月山からの眺め
    月山からの眺め
    月山からの眺め
    月山からの眺め
    月山からの眺め
    月山からの眺め
    月山からのパノラマ
    月山からのパノラマ
    月山山頂で撮影した印象的な山
    月山山頂からの見事な山並みと雲の流れる景色
    月山山頂で見入ってしまった美しい山岳
    月山山頂からの心に残る雄大な山々の展望
    月山山頂での登山体験
    月山山頂から最後に撮影した思い出深い山の景色

    雲の切れ間から見える山並みが素晴らしく、時間を忘れて見入ってしまった。

  • 15:13
    牛首
    月山牛首分岐への復路
    月山下山路の牛首分岐付近

    復路では牛首の分岐から谷方向へ向かう。上りのルートとは異なる道を選択した。

    月山牛首分岐から谷方向へ向かう下山
  • 15:23
    牛首下
    月山牛首下地点の下山路

    下山はリフトを使わず、駐車場へ直接下る登山道を選択。

     月山下山路のリフトを使わない登山道
     月山下山路途中の貴重な水場
    水場
  • 16:04
    姥沢口
    姥沢駐車場から振り返った月山
    駐車場から見た月山

月山下山後に、朝日岳登山口の古寺鉱泉へ

月山の姥沢駐車場から翌日登る朝日岳の登山口である古寺鉱泉下駐車場へ向かった。方角的には真南に向かえば1時間程度の道のりだが、夕食や水の買い出しをしていなかったため、月山湖経由で寒河江市方面へ一度戻り、ようやく見つけたセブンイレブンで食料を調達。

その後、古寺鉱泉下駐車場へ到着。携帯電話の電波が届かない場所で、翌日は長い行程が予想されるため早めに就寝した。

下山後の感想

東北遠征1日目、蔵王山に続いての月山登山だった。

月山スキー場のリフトは600円で300メートルの高度を稼いでくれるため、コストパフォーマンスは抜群だ。リフトに乗っている時は紅葉には少し早いかと思ったが、姥ヶ岳までの短い登りで赤みが増し、月山までの稜線歩きは本当に目に優しい体験だった。

木道はもちろん素晴らしいが、自然に配置されているように見える登山道の岩も等間隔で調整されており、非常に歩きやすい道だった。月山の登山道整備の質の高さには感心する。

翌日は朝日岳の予定。古寺鉱泉の登山口は月山スキー場から1時間ほどと比較的近い距離だった。食料調達で寄り道はしたが、アクセス的には便利な位置関係だ。

かかった費用と装備

費用は、今回の遠征の中で最初の日本百名山 蔵王山の記事でまとめています。

今になって思うこと

月山というと、大学時代にバイト仲間と行ったバンジージャンプのことを思い出す。

月山の西側の麓、”道の駅月山 月山あさひ博物村”で行われていた、梵字川渓谷に架かる吊り橋から水面に向かって飛び降りるバンジージャンプに連れて行かれ、皆で飛んだ。バンジージャンプの経験は後にも先にも、この時のみだ。

今もやっているのかと検索してみると、死亡事故が起きて営業停止、その後に撤退したそうだ。おっ、おう…

月山の登山については、リフトを活用することで初心者でもアクセスしやすい山だと改めて感じる。木道や石畳の登山道は非常によく整備されており、安全に楽しめる山として多くの人におすすめ。


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