月山に向かうまで
2020年10月3日 登りにリフトを使って2時間強のおてがる月山登山
前日の蔵王山登山を無事に終え、残すところ東北遠征最後の5座となった。出羽三山の主峰として古くから信仰を集める月山(標高1,984m)は、山形県のほぼ中央に位置し、夏スキーでも有名な山だ。
蔵王山から山形盆地へと下り、寒河江を経由して月山南側の姥沢駐車場へ向かった。およそ2時間のドライブだったが、高速道路を利用すれば30分程度短縮できそうな距離感だった。
月山の魅力のひとつは、月山スキー場の夏山リフトを活用できること。標高差300メートルを一気に稼げる月山リフトが600円で利用できるのは、正直コストパフォーマンスが素晴らしい。迷わずリフトを活用し、効率的に高度を稼ぐ作戦とした。
月山姥沢口からスタート

リフトを使わない登山道もあるわけだけど、登りはリフトを使って高度を稼ぎ、下りは時間があれば登山道を下ることにした。


リフトからの景色はまだ紅葉初期といった印象。

曇り空で視界はそれほど良くないが。

実際に登ってみた
日程: 2020年10月3日(土) [日帰り] 天候: 曇り
アクセス
姥沢駐車場に駐車。月山スキー場のリフトを利用して登山開始。
地図・標高グラフ
⏱タイム | 🏃距離 | ↗登り | ↘下り |
---|---|---|---|
02:29 | 8.3km | 528m | 882m |
コースタイム
ルート: 月山リフト山頂駅-姥ヶ岳-牛首-月山-牛首-牛首下-姥沢口
- 13:35
- 13:48
- 13:55
- 14:08
- 14:37
- 15:13
- 15:23
- 16:04
月山下山後に、朝日岳登山口の古寺鉱泉へ
月山の姥沢駐車場から翌日登る朝日岳の登山口である古寺鉱泉下駐車場へ向かった。方角的には真南に向かえば1時間程度の道のりだが、夕食や水の買い出しをしていなかったため、月山湖経由で寒河江市方面へ一度戻り、ようやく見つけたセブンイレブンで食料を調達。
その後、古寺鉱泉下駐車場へ到着。携帯電話の電波が届かない場所で、翌日は長い行程が予想されるため早めに就寝した。
下山後の感想
東北遠征1日目、蔵王山に続いての月山登山だった。
月山スキー場のリフトは600円で300メートルの高度を稼いでくれるため、コストパフォーマンスは抜群だ。リフトに乗っている時は紅葉には少し早いかと思ったが、姥ヶ岳までの短い登りで赤みが増し、月山までの稜線歩きは本当に目に優しい体験だった。
木道はもちろん素晴らしいが、自然に配置されているように見える登山道の岩も等間隔で調整されており、非常に歩きやすい道だった。月山の登山道整備の質の高さには感心する。
翌日は朝日岳の予定。古寺鉱泉の登山口は月山スキー場から1時間ほどと比較的近い距離だった。食料調達で寄り道はしたが、アクセス的には便利な位置関係だ。
かかった費用と装備
費用は、今回の遠征の中で最初の日本百名山 蔵王山の記事でまとめています。
今になって思うこと
月山というと、大学時代にバイト仲間と行ったバンジージャンプのことを思い出す。
月山の西側の麓、”道の駅月山 月山あさひ博物村”で行われていた、梵字川渓谷に架かる吊り橋から水面に向かって飛び降りるバンジージャンプに連れて行かれ、皆で飛んだ。バンジージャンプの経験は後にも先にも、この時のみだ。
今もやっているのかと検索してみると、死亡事故が起きて営業停止、その後に撤退したそうだ。おっ、おう…
月山の登山については、リフトを活用することで初心者でもアクセスしやすい山だと改めて感じる。木道や石畳の登山道は非常によく整備されており、安全に楽しめる山として多くの人におすすめ。