日本百名山全山踏破 75座目 白山 | 北陸遠征で晩秋初冠雪の霊峰へ

御前峰 日本百名山
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白山に向かうまで

2019年10月26日 東京タワーの外階段を使ってメインデッキに登る

2019年10月26日、東京タワーの外階段を歩いてメインデッキまで登った。

ヤマノススメ原作で東京タワーの外階段を登る回があったため、聖地巡礼として足を運んだのだ。 実際にはトレーニングにもならない程度の負荷だったが、たまにはこういう気分転換も悪くない。

2019年11月3日 高速バスで金沢駅へ、レンタカーに乗り換えて白山登山

2019年8月末の時点で高速バスの予約などを含めて、白山と荒島岳への北陸遠征の計画を立てていた。

11月初旬であれば、雪が降るのはギリギリ避けられると判断していたのだが、予定の1週間前に初冠雪で白くなった白山のニュースが飛び込んできた。そのため、当日まで不安な気持ちでいっぱい。

前日の23時15分、ウィラーの高速バスで新宿を出発。金沢駅には予定通り早朝8時5分に到着した。 予約していたレンタカー店は金沢城近くの香林坊にあり、駅からは歩いて向かうことになる。

尾山神社
尾山神社

東京に住んでいる身としては、金沢駅から香林坊までの距離を歩くのは大した距離でも時間でもないと感じる。ただ、他の地方に住んでいる人はバスかタクシーを選択するらしい。都会に住んでいる人のほうが、案外よく歩くものだ。

香林坊のニコニコレンタカーでフィットを借り、2時間弱のドライブで白山の登山口である別当出合に到着した。

実際に登ってみた

日程: 2019年11月3日(日) [日帰り] 天候: くもり

アクセス

別当出合の突き当たり手前に駐車場へ下りる道がある。 駐車場はほぼ満車で、道路脇にも何台も車が駐車してあった。

地図・標高グラフ

⏱タイム🏃距離↗登り↘下り
04:4111.5km1,487m1,483m

コースタイム

ルート: 別当出合-(砂防新道)-中飯場-甚之助避難小屋-白山室堂-白山-白山室堂-(観光新道)-殿ヶ池避難小屋-別当出合

山行タイムライン
  • 10:35
    別当出合
    別当出合駐車場の朝の様子
    別当出合駐車場

    少し下ったところにある登山者用駐車場。

    別当出合駐車場から登山口への登り道

    別当出合の入り口までは少し登る必要がある。

    別当出合のトイレ
    別当出合のトイレ

    トイレは後ろに冬期用が利用できる。

    別当出合登山口
    別当出合登山口
    白山砂防新道入口の吊り橋
    吊橋
    砂防新道序盤の吊り橋と渓谷の景色
    吊橋

    登りは吊り橋を渡る砂防新道を選択した。ちょうど別当出合の紅葉が見頃だった。

    砂防新道の急勾配な石段
    石段

    よく整備されている登山道ではあるが、石段の登りは結構急だ。

    別当出合周辺の燃えるような美しい紅葉

    燃えるような鮮やかな紅葉の彩り。

  • 11:01
    中飯場
    中飯場の休憩ポイント
    中飯場
    中飯場から見える連続した砂防ダム群
    砂防ダム

    右手に見える連続した砂防ダム。なかなか壮観だ。

  • 11:23
    別当覗
    別当覗付近の木道
    木道
  • 11:42
    甚之助避難小屋
    甚之助避難小屋
    甚之助避難小屋
  • 11:53
    南竜分岐
    南竜分岐付近

    ゆるやかに登っていくトラバース道。

    延命水の水場
    延命水

    つづら折りの途中にある延命水。しかし、この時は水は出ていないようだった。

    つづら折りの登山道を上から見下ろした景色

    つづら折りを上から覗いてみる。なかなかの急勾配だ。

  • 12:17
    黒ボコ岩
    黒ボコ岩付近から見える弥陀ヶ原
    弥陀ヶ原
  • 12:23
    弥陀ヶ原・エコーライン分岐
  • 12:34
    白山室堂
    白山室堂
    白山室堂
    白山室堂
    白山室堂
    白山室堂から山頂方面への登山道
    高天ヶ原
    高天ヶ原
    山頂手前に残る初冠雪の残雪
    初冠雪の残雪

    山頂手前で、初冠雪の雪がかろうじて残っていた。

  • 13:02
    白山
    白山比咩神社奥宮
    白山比咩神社奥宮
    御前峰2702m山頂
    御前峰

    白山に登頂。先日積もったであろう雪は、すっかり溶けているので、アイゼンなくても全く問題ない。

    白山から北側の眺め
    白山から北側の眺め
    御前峰から見える山並み
    白山山頂の展望
    白山からのパノラマ
    白山からのパノラマ
    白山からのパノラマ
    白山からのパノラマ
    南西の白山室堂
    南西の白山室堂
    白山山頂から見える周辺の山並み
    御前峰山頂付近の岩場
    白山山頂
    南東に見える白水湖の湖面
    南東の白水湖

    南東方向では白水湖がちらりと見える。

  • 13:29
    白山室堂
    白山室堂への下山路
  • 13:37
    弥陀ヶ原・エコーライン分岐
  • 13:42
    黒ボコ岩
    観光新道の下山路
    観光新道

    下りは観光新道を選択。浮いている岩や石が多いので注意が必要だ。

    観光新道の高度感ある下山路

    割と高度感ある所もあり。

  • 14:02
    殿ヶ池避難小屋
    殿ヶ池避難小屋
    殿ヶ池避難小屋
    観光新道下山路
    仙人窟
    仙人窟

    仙人窟をくぐる。

  • 14:31
    別当坂分岐
    別当坂分岐から別当出合への下山路
    観光新道下山路の中腹から見える紅葉
    標高が下がるにつれて鮮やかになる紅葉の色彩
    別当出合近くの見事な紅葉

    下っていくにつれ、紅葉がより鮮やかになっていく。

    観光新道終盤の美しい紅葉
  • 15:05
    別当出合
    別当出合
    別当出合

    別当出合に戻ってきた。

荒島岳の登山口を見つけられず

白山から下山後、勝山市を経由して九頭竜川に沿った国道158号線(美濃街道)を上っていった。 途中に、荒島岳の登山口である元スキー場があるはずなのだが、周りが真っ暗で車の流れも早かったので、気づかずに通り過ぎてしまった。

途中でUターンできるような場所も見つからなかったので、そのまま九頭竜湖駅までドライブを継続することにした。

九頭竜湖駅
九頭竜湖駅

駅メモで訪れた以来、2年半ぶりの九頭竜湖駅。 ここは、越美北線(九頭竜線)の終着駅だが、本来は越美線として長良川鉄道越美南線の北濃駅まで接続する壮大な計画だった。

今後も2つの路線が繋がる見込みはないだろうが、代わりに高速道路が中部縦貫自動車道として2023年に開通する予定だ。

九頭竜湖駅の時刻表
九頭竜湖駅

九頭竜線のダイヤ。1日5本なので、こんなにスカスカだ。

下山後の感想

コース状況・危険箇所等

砂防新道 よく整備されており登りやすい。最初と分岐手前の十二曲りが急登。

観光新道 浮いている岩や石がゴロゴロして注意が必要。

感想・記録

3連休の2日間を使って白山と荒島岳への遠征だった。 先週に初冠雪が伝えられていたが、すでに溶けており、アイゼン無しで問題なく登ることができた。

登りで使った砂防新道はよく整備されており快適に歩けたのに対して、下りで使った観光新道は浮石が多くて細かいアップダウンも多かった印象だ。 別当出合の紅葉は美しかった。

翌日は荒島岳へ。

かかった費用と装備

遠征中にかかった費用は、遠征最初の百名山にまとめて書くことにします。

交通費用

  • 高速バス新宿→金沢: 6,400円
  • 高速バス金沢→新宿: 4,720円
  • 電車: 314円
  • レンタカー35時間: 6,485円
  • ガソリン: 2,627円

交通費合計: 20,546円

食費・その他

  • 入場券: 220円+450円
  • 風呂: 420円
  • 食費(朝昼晩2日分): 4,000円
  • 行動食2日分: 600円

雑費合計: 5,690円

総費用

合計: 26,236円

今になって思うこと

観光地の都市を歩くのが好きなので、時間さえあれば歩き回ることが多い。 バスや車を使って観光スポットを点で旅行するのと違って、歩くことで観光スポットを線で結ぶことで、街ごとスキャンしている感覚。街の成り立ちや、繋がりなどを頭の中で組み立てるのが面白い。

観光客が来ることを意図していない場所を歩くこともあるので、ハリボテで作った観光スポットだと見抜いたり、地元の人が見せたくない闇の部分をあえて見るのも好きだったり。 中でも一番好きなのが、ローカルスーパーでそこにしかないものを探して、買って、食べること。ハズれも多いが、それらも全て思い出に昇華されるので、オススメです。


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