埼玉県最大の木として知られる上谷の大クス(埼玉県の天然記念物)を目指すサイクリング。ひなたとここなが電動自転車で訪れた、標高250mの越生10名山の一座です。
基本情報
項目 | 詳細 |
---|---|
山名 | 上谷の大クス山(かみやつのおおくすやま) |
標高 | 250m |
所在地 | 埼玉県入間郡越生町 |
難易度 | ★☆☆☆☆(サイクリング+ハイキング) |
推奨シーズン | 通年(冬季は凍結注意) |
アクセス時間 | 越生駅から自転車で約30分 |
スタイル | サイクリング巡礼・日帰り |
ヤマノススメでの描写
原作での登場シーン
《サイクリング》越生 上谷の大クス山
- メンバー: ひなた、ここな
- アクセス: JR八高線 越生駅
- コース: 越生駅→(電動自転車)→上谷の大クス山(250m)→《下山》
あらすじ
【二百五十二合目 私のわがまま?】埼玉県最大の木がある越生の大クス山に向かうため八高線で越生駅へ。電動自転車でサイクリングして坂を登り、上谷の大クスにたどり着く。そして、ひなたはここなを槍ヶ岳へ誘った。
聖地巡礼のポイント
- 越生駅のレンタサイクル: 作中に登場した電動アシスト自転車(4時間1,000円)
- 上谷の大クス: 樹齢約1,000年以上、幹周り15m、高さ30mの巨大なクスノキ
- 越生10名山: 上谷の大クス山は「ハイキングのまち 越生町」が選定する10名山の一座(関八州見晴台も含まれています)
アクセス・サイクリング情報
アクセス方法
電車でのアクセス JR八高線の越生駅が最寄り駅です。都心からのアクセスは、JR中央線で八王子駅経由となり、八王子駅で八高線に乗り換えます。
新宿駅から越生駅まで:約2時間
- 新宿駅 → 八王子駅(JR中央線快速 約50分)
- 八王子駅 → 高麗川駅(JR八高線 約40分)
- 高麗川駅 → 越生駅(JR八高線ディーゼル 約15分)
レンタサイクル 越生駅西口の越生町観光協会事務所で、電動アシスト自転車のレンタサイクルがあります。
- 料金:4時間以内 1,000円、4時間超 1,500円
- 営業時間:午前8時30分から午後4時まで
サイクリングルート
越生駅から上谷の大クスまで(約30分)
越生駅を出発したら、県道の飯能寄居線で北へ越生梅林方面へ向かいます。途中で県道61号で西向きに向かい、越生梅林で県道を外れて登りが始まります。
途中にはいくつかわかりやすい看板があるので、迷うことはないでしょう。
装備と準備
サイクリングの基本装備
- 動きやすい服装(サイクリングウェアまたはスポーツウェア)
- ヘルメット(安全のため推奨)
- グローブ
- 飲み物とタオル
- 輪行袋(自転車持参の場合)
実際の巡礼記録
日程: 2025年10月14日[日帰り]
巡礼レポート
自転車を輪行して越生駅に
久しぶりに自転車を輪行して越生(おごせ)駅へ。八王子駅を経由し、八高線に乗るのも久しぶりでした。高麗川駅でディーゼル列車に乗り換えましたが、乗り鉄をしていた頃は高崎までの区間をよく乗っていたものだと、少し郷愁にふけります。

越生駅では多くの人が下車しましたが、駅前は一転して人っ子ひとりいない閑散とした雰囲気でした。
駅前には、作中でも登場したというレンタサイクルがあり、電動アシスト自転車が4時間以内で1,000円で借りられるようです。


以前、越生梅林を見に来た時に降りたはずなのですが、駅舎の記憶が全くありません。こんなんだっけ?
駅から古い街並みを通って大クスへと向かいます。祝日でしたが、車以外は見かけず、この日の空のようなどんよりとした雰囲気でした。
上谷の大クスまでの道

道中には越生梅林があります。ここで県道を外れて右側に入ると登坂が始まりますが、辛いのは序盤と最後のみでした。ヒルクライムが大の苦手な私でも、ダンシング(立ち漕ぎ)せずに登り切ることができました。電動アシスト自転車なら、余裕で30分くらいあれば行けると思います。

駐車場からは歩いて奥にある大クスへ。

そこには「越生10名山 上谷の大クス山(250m)」の標識があり、目的の上谷の大クスがありました。大きすぎて広角じゃないと写真に収まりきりません。


倒木の恐れがあるためか、残念ながら木の下には行くことはできませんでしたが、脇の斜面を登ると、上から大クスを間近で眺めることができました。

帰りはダウンヒルでスピードが出ますが、道路は鬱蒼としており、苔がついている所もあったため、ブレーキをかけながら安全に越生駅まで下りました。
上谷の大クスの魅力
樹齢約1,000年以上、幹周り15m、樹高約30mの巨大なクスノキは、埼玉県最大の木として埼玉県の天然記念物に指定されています。
上谷の大クス山として越生10名山の一座として選定されており、標高は250mと低いものの、サイクリングと軽いハイキングを組み合わせることで、登山とは違った楽しみ方ができるのが特徴です。越生町は「ハイキングのまち」として、登山客を歓迎しているようです。
周辺情報・関連記事
越生エリアの観光地・ヤマノススメ聖地
越生梅林 上谷の大クスへ向かう途中にある梅の名所。2月中旬~3月中旬が見頃で、「越生梅林梅まつり」も開催されます。
関八州見晴台 越生10名山の中にランクインした、飯能市との境にある展望スポット 771m。
よくある質問
上谷の大クス山への巡礼でよくある質問について、お答えします。
Q: レンタサイクルは予約が必要ですか?
A: 越生駅前のレンタサイクルは通常予約不要で借りられますが、台数に限りがあるため、休日や観光シーズンは早めに到着することをおすすめします。
Q: 電動アシスト自転車でないと登れませんか?
A: 普通の自転車でも登坂可能です。実際に輪行した自転車(電動アシストではない)でも登り切ることができました。ただし、電動アシストがあると格段に楽になります。
Q: 大クスの下まで近づけますか?
A: 枝の破損が発見され安全確保のため、木の手前には柵があり大クスのウッドデッキには立ち入ることができません。ただし、脇の斜面を登ると上から大クスを間近で眺めることができます。
Q: 駐車場はありますか?
A: 上谷の大クス専用の駐車場があり、無料で利用できます。駐車場から大クスまでは徒歩数分です。
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