箱根の中央火口丘群の一つ、駒ヶ岳。火山活動の影響で登山道が閉鎖される中、ロープウェイを使って山頂へ。箱根神社元宮の神聖な空気と、芦ノ湖・富士山の大パノラマが広がる、観光と登山が融合したエピソードの舞台です。
基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 山名 | 箱根駒ヶ岳(はこねこまがたけ) |
| 標高 | 1,356m |
| 所在地 | 神奈川県箱根町 |
| 難易度 | ★☆☆☆☆(ロープウェイ利用) |
| 推奨シーズン | 通年(冬季は防寒必須) |
| 所要時間 | 山頂散策1時間 |
| アクティビティ | 観光・パワースポット巡り |
ヤマノススメでの描写
原作での登場シーン
【九十二合目】箱根駒ヶ岳
- メンバー: あおい、ひなた
- アクセス: 新宿駅→〈小田急箱根高速バス〉→大涌谷→〈伊豆箱根バス〉→箱根園→〈箱根駒ヶ岳ロープウェイ〉→山頂駅
- コース: 山頂駅→箱根駒ヶ岳(1,356m)→箱根神社元宮
あらすじ
【九十二合目 箱根で登ろう!】あおいとひなたはバスで大涌谷へ行くも、現地で入山禁止を知る。名物の黒たまごを食べてから他のルートを調べ、バスとロープウェイで回り込んで駒ヶ岳山頂にある箱根神社元宮へ到着。ロープウェイを下りた後は観光モードに切り替え、早雲山駅近くの温泉(白湯の宿 山田家)でゆったり。
ヤマノススメ単行本13巻に収録されています
ルート地図
聖地巡礼のポイント
- 大涌谷: 当初登山口としてバスで訪れた。黒たまごの名所
- 箱根園: ロープウェイ乗り場
- 駒ヶ岳山頂駅: 標高1,327mの展望地
- 箱根神社元宮: 山頂から芦ノ湖を眺める
- 白湯の宿 山田家: 早雲山の温泉宿(漫画では山口屋)
アクセス・観光情報
アクセス方法
箱根駒ヶ岳へは現在ロープウェイでのアクセスが主流です。
電車・バスでのアクセス
- 小田原駅から伊豆箱根バス「箱根園」行きで約80分
- 新宿から小田急箱根高速バスで箱根園まで約2時間30分
- 箱根湯本駅から伊豆箱根バスで約65分
箱根駒ヶ岳ロープウェイ
- 運行時間:9:00~16:30(季節により変動)
- 往復料金:大人1,800円
- 所要時間:片道約7分
- 運行間隔:20分(混雑時は臨時便あり)
マイカーでのアクセス 東名高速御殿場ICまたは小田原厚木道路箱根口ICから箱根園まで約40分。箱根園に大型駐車場完備(有料)。
山頂の見どころ
駒ヶ岳山頂は360度の大パノラマが広がる絶景スポットです。
箱根神社元宮
- 箱根神社の奥宮
- 標高1,356mのパワースポット
- 縁結び・心願成就のご利益
- 朱色の鳥居が印象的
- 御朱印あり(山頂の社務所が開いている時間(主にロープウェイ運行時間内)のみ拝受可能)
展望ポイント
- 富士山(西側)
- 芦ノ湖(南側)
- 相模湾・伊豆半島(東側)
- 神山・冠ヶ岳(北側)
火山活動と登山道
現在の状況 2015年の火山活動以降、2026年現在も神山ハイキングコースは通行止めが継続。大涌谷~神山~駒ヶ岳の「神山通り抜けルート」縦走路は利用不可。最新情報は箱根町観光協会で確認を。
かつての登山ルート
- 大涌谷~神山~駒ヶ岳(縦走)
- 防ヶ沢~駒ヶ岳(直登)
- 箱根園~駒ヶ岳(急登)
箱根観光の魅力
地球の鼓動を感じる「大涌谷」と長寿の黒たまご
箱根を象徴する観光地、大涌谷。今なお立ち上る白い噴煙と硫黄の匂いは、箱根山が生きていることを肌で感じさせてくれます。ここを訪れたなら外せないのが、温泉の熱で茹で上げた名物「黒たまご」です。真っ黒な殻を剥けば、中からは熱々の白い身が現れます。「1つ食べれば7年長生きする」という伝説を楽しみながら、展望台から眺める富士山の絶景とともに味わうのが箱根巡礼の醍醐味です。
360度のパノラマと神秘の聖域「駒ヶ岳山頂」
箱根園からロープウェイで一気に標高1,356mの世界へ。駒ヶ岳山頂に降り立つと、そこには遮るもののない360度の大パノラマが広がります。青く輝く芦ノ湖、その向こうにそびえる富士山、そして相模湾までを見渡す景色は圧巻。山頂に鎮座する「箱根神社元宮」の赤い鳥居は、空の青さに美しく映え、都心から近い場所にありながら深い静寂と神秘的なエネルギーに満ちたパワースポットとなっています。
旅の疲れを溶かす、多彩な「箱根の湯」
登山の後の楽しみは、やはり箱根自慢の温泉です。早雲山に位置する「白湯の宿 山田家」では、箱根でも珍しい白濁した濃厚な硫黄泉を、絶景の露天風呂で楽しめます。この他にも、箱根湯本から強羅、芦ノ湖畔まで、エリアごとに異なる泉質や風情を持つ温泉施設が充実。歴史ある湯治場の雰囲気から、モダンな日帰り温泉まで、その日の気分に合わせて「お湯のハシゴ」ができるのも箱根ならではの贅沢です。
実際の巡礼記録
日程: 2017年11月27日[日帰り]
コースタイム: 駒ヶ岳山頂駅 15:34→15:35 駒ヶ岳(箱根)15:38→15:51 駒ヶ岳山頂駅
ルート地図
巡礼レポート
大涌谷の火山活動により、神山ハイキングコースの通行止めが続いています。現在はロープウェイでしか山頂へ行くことができないため、規制解除を待ってから訪れようかとも思っていましたが、今回は御殿場ハイキングのついでに立ち寄ることにしました。
箱根駒ヶ岳ロープウェーで駒ヶ岳の山頂へ


「箱根園駅」から、定員101人の大型ゴンドラに揺られて7分の空中散歩。平日の昼下がりという中途半端な時間帯でしたが、外国人観光客を中心に車内は満員でした。車内スピーカーから流れる観光案内は、賑やかさのあまりほとんど聞き取れないほどです。

車窓からは、植林と自然林の境界がくっきり分かれている様子や、標高が上がるにつれて現れる笹藪と自然林のコントラストが興味深く観察できました。


到着した「駒ヶ岳山頂駅」は、重厚なコンクリート造りで、ほどよい寂れ具合が非常に良い味を出しています。



人気のない山頂駅の裏手に回ると、長らく封鎖されている「神山ハイキングコース」への道がひっそりと佇んでいました。
駒ヶ岳山頂の標柱

山頂の標柱は、箱根神社元宮よりも一段低い、コンクリート片や岩が散乱している場所に設置されています。



あいにくの曇天で展望は叶いませんでしたが、遊歩道の最西端にあるアンテナや、霧の中に浮かぶ元宮の姿はどこか神秘的です。






この無機質な廃墟感漂う佇まいは、まるで福岡の志免炭鉱(しめたんこう)にある竪坑櫓を彷彿とさせ、コンクリート壁の剥がれ方ひとつとっても独特の情緒があります。



晴れていれば芦ノ湖を一望できるはずの広場を一周し、元宮を参拝しましたが、階段を含めても30分とかからない行程。ハイキングというよりは「散歩」感覚で楽しめるスポットです。平日の箱根でしたが、訪れている観光客の多さ(特に海外の方々)には驚かされました。
周辺情報・関連記事
箱根の山々
金時山 箱根外輪山の最高峰。富士山展望の名所。
明神ヶ岳 箱根外輪山の縦走路。
明星ヶ岳 大文字焼きで有名。
観光スポット
芦ノ湖
- 海賊船クルーズ
- 箱根神社(本宮)
- 九頭龍神社
- 成川美術館
強羅・仙石原
- 箱根美術館
- ポーラ美術館
- 箱根ガラスの森美術館
- 仙石原すすき草原
箱根湯本
- 箱根湯本温泉街
- 早雲寺
- 玉簾の瀧
- 箱根旧街道
よくある質問
Q: 登山道は使えないのですか?
A: 2026年現在も、火山ガスの影響による安全確保のため「大涌谷~神山~駒ヶ岳」のハイキングコースは封鎖されています。駒ヶ岳山頂へ行く手段はロープウェイのみとなりますので、事前に公式サイトで運行状況(強風による運休など)を確認してください。
Q: ロープウェイの待ち時間は?
A: 週末や連休は1時間以上待つことも。朝一番(9:00)か夕方(15:00以降)が比較的空いています。Web予約や前売り券でチケット購入の手間は省けますが、乗車は先着順のため、混雑時は早めの到着が必須です。
Q: 山頂は寒いですか?
A: 標高1,356mなので、平地より約8℃低くなります。特に風が強い日は体感温度がさらに下がるため、防寒着は必須です。夏でも羽織るものを持参しましょう。
Q: 箱根フリーパスは使えますか?
A: 箱根駒ヶ岳ロープウェイは西武グループ(伊豆箱根鉄道)の運営のため、小田急グループの「箱根フリーパス」は利用できません。また、箱根園へ向かう「伊豆箱根バス」も対象外となりますので、移動には別途運賃が必要です。


