(1)の続きです。
4. 東京国立近代美術館フィルムセンター
展示室では映画に関する常設展や企画展を開催しています。また、ホールでは内外の名作映画の企画上映を、図書館では映画関連図書を公開しています。
銀座線で京橋駅。反対側の出口から出てしまって遠回り。
常設展「NFCコレクションでみる日本映画の歴史」と企画展「チェコの映画ポスター テリー・ポスター・コレクションより」
常設展と企画展の2つの入口があってどちらからも入れるが、順序からいって常設展から回るのがよい。
↑知らなかったので企画展から先に見たわけで
映画ポスターが飾られてるけど、東急ハンズの映画ポスター売り場との違いがよくわからない。
わかることは、これがチェコの映画ポスターだってこと。
多分、著名な映画の宣伝用ポスターがチェコではこんな感じになってますよとか言いたいんだろうか?そうだったら、日本か他の国のポスターと並べてくれるとよかったかな。
企画展と常設展は繋がってるので、そのまま常設展へ。
常設展に入って気づいた、これ逆回りか
やはり年表の逆順から進むと違和感あるね。
東映アニメーションのロゴになってる猫は、「長靴をはいた猫」の主人公なのか。アニメーション映画のコーナーは杉並アニメーションミュージアムのほうが充実してるな、あそこオススメ、無料だし。
映画撮影用のカメラ実機が多い。なんとなく、映画を見る側じゃなくて作る側に沿った展示内容になってる気がする。
規模 | 小。常設展と企画展が奥で繋がっている |
混雑度 | 2,3人 |
客層 | オッサン、大学生 |
滞在時間 | 10分 |
総合評価 | 展示物を見る形だから少し退屈、古典映画が好きな人ならピッタリはまりそう。30点。 |
5. ブリヂストン美術館
ブリヂストン美術館では、モネ、ルノワール、セザンヌ、マティス、ピカソ、ポロックなど印象派を中心とする欧米の近・現代美術と明治以降の日本の洋画を収蔵しています。
中央通りを北東へ歩く。東京駅の八重洲口からも近いブリヂストン美術館は、ブリヂストン本社ビルにある。
ブリヂストンって「チ」に「゛」なのね。
色を見る、色を楽しむ。ールドンの『夢想』、マティスの『ジャズ』…
色をテーマにした展示会。絵の具の色の発明・発見から、それを利用した色彩技術の解説は新鮮。絵を見るポイントをサポートしてくれるっていうのはありがたいよね。
油絵の他にも水彩、彫刻、ブロンズと部屋が変われば違った展示があるので、飽きない。著名な芸術家の作品も多い、単に自分が芸術家を多く知らないだけなんだろうけど。
「追悼 ザオ・ウーキー」展
併設の展示。墨彩画を油絵で描きましたという、ヴィヴィッドながらも哀愁ある作品の数々。好き。
規模 | 中。10室からなる。 |
混雑度 | 受付から賑わう |
客層 | 家族連れや子どもも多いので、静かには見られないかも |
滞在時間 | 15分 |
総合評価 | パナソニック汐留ミュージアムと並んで企業の美術館は立派ですな。1階に受付や喫茶店があって、入りやすい。60点。 |
6. ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション
銅版画の巨匠・浜口陽三を紹介するために1998年に開館した、ヤマサ醤油株式会社の個人美術館です。年間3~4回程度の展示替で、現代の銅版画をテーマにした企画展も開催しています。
見上げるジャンクション、箱崎ジャンクション
ブリヂストン美術館から三越前駅まで10分ほど歩いて、そこから水天宮前駅へ。
地下鉄の駅から地上に出ると、この圧倒的な構造物。箱崎ジャンクション。
1本からニョキニョキ分岐する高架道路。かっこいい。
毛糸と、小鳥 浜口陽三・南桂子 銅版画2人展
おしゃれな雰囲気のちっちゃなミュージアム。
浜口陽三は、ヤマサ醤油10代目社長の息子だそうで。ここはヤマサ醤油の企業美術館なわけだが、パナソニックやブリヂストンとは好対照。
銅版画って近くで見ると独特の紋様が繊細なんだけど、全体を見るとふっくらしてて柔らかい。多色刷りの一部の版だけを無くした作品が同時に対比して展示されてるのもあって面白い。
道具なんかも展示されてて、銅板は作品を刷ったあとに二度と使われないように×型の溝やドリル穴が開けてある、儚い。
規模 | 小。地下ギャラリーへは螺旋階段を下る。入り口にカフェあり。 |
混雑度 | 誰もいなかった |
客層 | n/a |
滞在時間 | 10分 |
総合評価 | こういう所もぐるっとパスが無ければ縁がなかっただろうな。50点。 |
7. アミューズミュージアム
2009年11月に開館した、布文化と浮世絵の美術館・和のセレクトショップ・ライブスペースが一体となった複合型アートビルです。世界に誇る日本の文化を、新たな切り口でアクティブに紹介しています。
ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション までは予め計画にいれてたけど、その先はまったくの未定。
東京メトロで行ける場所で近くを探して、浅草・千住方面を目指すことにした。
雷門・仲見世通り・浅草寺を抜けて
人混みでごった返す雷門。外国人が多くて飛び交う会話もカオス。
布のやさしさ・和の伝統文化・さしこ着物展
そんな浅草寺を東に抜けたすぐのところにアミューズミュージアムはある。1階はおみやげ屋で、店員さんにチケットを見せると首掛けのパスを渡され階段を登る。
布製品の展示があるんだけど、ボロボロの衣服を取り扱う古着屋という感じ。作品に触れられる、写真を自由に撮れるっていうコンセプトがあるようだ。
「浅草展望デッキ」と屋上からの展望もウリのようだが、中途半端なビルの高さと微妙な天気でピンとこない。
規模 | 中。少し迷路っぽいが、順路の案内をしてくれる指差しマークの配置が適格 |
混雑度 | 展示中におじさん1人+屋上のテーブルで談笑してるおばさん2人 |
客層 | おじさん、おばさん。意外にも外国人はいなかった |
滞在時間 | 10分 |
総合評価 | ただのボロキレとしか感じないので面白くはない。古着好きならいいのかも。20点。 |
神谷バーで昼食
忙しなく美術館・博物館を攻め続けて、そろそろ疲れてお腹が空いた。
そんな時に、以前から行ってみたかった神谷バーがあったので、昼間から一杯やることにする。
本場の電気ブランをgokgok、生き返る!
すでに14時を過ぎてるけど、どこかで美術館が開館してる限りは行きつくしてやるっていう気分に高まってきた。
まだまだ、次の記事へ続きます。