ヤマノススメ 原作
【二百十九~二百二十四合目】乾徳山(けんとくさん)
- メンバー:楓、小春
- アクセス:山梨市駅→ファミリーマート 山梨市駅前店→山梨市駅バス停ー<山梨市民バス 西沢渓谷線>ー乾徳山登山口バス停
- コース:乾徳山登山口バス停→乾徳山登山口(オソバ沢ルート)→国師ケ原十字路→鳳岩→乾徳山(2,031m)→《下山》
あらすじ
【二百十九合目 やってみよう】山梨市駅に着いて駅前のファミリーマートで昼飯を調達する楓と小春。山にロマンを求める小春は、山頂で飲むためのドリップバッグコーヒーを手に入れる。
【二百二十合目 部長みたいな】駅からバスに乗って乾徳山登山口バス停へ。乾徳山の登山口からは樹林帯に入ると、楓はブヨに刺されて痒みが止まらない。準備がおろそかだったと後悔する楓だが、「反省点に気づけたじゃん」と前向きな言葉をかける登山部の元部長らしい小春だった。
【二百二十一合目 刺激が欲しい】地味な樹林帯の登りを終えて、国師ヶ原の草原に入り思わずアルプスを思い出す二人。草原の後に待ち構える岩場に向けて、意気揚々と足取りも軽やかに。
【二百二十二合目 鳳岩】乾徳山頂上までの長い岩場に取り付く二人。核心部では高低差20mある巨大な鳳岩に登る。楓は体が登り方を覚えているようで、スイスイと楽しみながら踏破。
【二百二十三合目 結果オーライ】山頂に着き、昼食を食べるより先にドリップバッグコーヒーを淹れる。何か物足りないと、小春はコンデンスミルクを入れてコーヒーを登山仕様に変更。
【二百二十四合目 一人なら】下山途中、楓の卓越した登山の知識と余裕ある足取りを見て、小春は「楓なら一人でどこまでも行ける」と楓に伝えた。
ヤマノススメ単行本23巻に収録されています
ルート地図
登山データ
乾徳山登山口バス停から乾徳山(日本二百名山)まで、往路のみ所要時間(原作のオソバ沢を登るルート)は標準コースタイムで4時間53分。
復路をピストンと仮定して下山まで含めると、歩行距離は9.9kmで、合計7時間45分。
山頂近くの岩場は過去に転倒事故が何度も起きており、中級者向け。
さらに、公共交通機関のみで行く場合は、乾徳山登山口バス停からの最終バスが16時となるので、それなりの健脚者でないと厳しいです。
巡礼記録
乾徳山(登り:道満尾根、下り:オソバ沢)
日程:2020年10月20日[日帰り]
コースタイム:乾徳山登山口バス停 09:48 → 09:58 乾徳山登山口(道満尾根ルート) 10:01 → 10:34 道満山 → 11:26 月見岩 → 11:30 扇平 11:31 → 11:50 髭剃岩 11:57 → 12:04 乾徳山 12:21 → 12:27 水ノタル 12:28 → 13:11 高原ヒュッテ → 13:19 錦晶水 13:20 → 13:40 銀晶水 13:42 → 13:56 乾徳山登山口(オソバ沢ルート) 13:57 → 14:16 乾徳山登山口バス停
ルート地図
乾徳公園からの登りルートは道満尾根へ
バス停、駐車場の近くにある乾徳公園。
この公園の奥にはトイレがある。
登りは道満尾根のルートへ。
ヤマノススメ原作ではこちらからではなく、オソバ沢ルートから登っていた。
こちらから折り返して山道に登っていくのだが、最初は看板を見逃して車道をそのまま進んでしまっていた。
道満山
尾根を登りきると木々がまばらになって視界が開け、雪をまとって白くなった南アルプスの稜線(農鳥岳、間ノ岳、北岳)が見えた。
上の方で賑やかな団体さんの声が聞こえて、何やら準備をしているようだ。
ロッククライミングだろうか?
草原が広がる扇平
真正面には甲府盆地の街並みと、すっかり白くなった富士山が見える。
乾徳山の岩稜帯エリアへ
ちょっと前までは緩やかな草原、ここから一変して荒々しい岩山登りへ。
鎖場も各所にあるが、取っ掛かりは多いので頼らなくても登れる。
胎内。裏から見ると胎内くぐりもできそうな感じ(確証はない)。
乾徳山のラスボス、鳳岩
ちょうどよいクラックがあったので鎖を使わずに行けそうだったが、時間かかりそうなので少しだけ頼って登り切る。
乾徳山
鳳岩を登り終えたら、すぐ乾徳山の頂上に到達。
下りは水ノタル経由のオソバ沢ルート
下りはオソバ沢ルートへ進むため、水ノタル方面(鳳岩に戻らない乾徳山北峰方向へ)に下りる。
こちらのルートはどこが正しいコースなのかよくわかんなかった(少し荒れてる)ので、適当に下りてた。
乾徳山登山口バス停まで戻って下山完了。