群馬県桐生市にある吾妻山は、ほのかが単独で登った山として描かれています。標高481mの低山ながら、男坂の岩場は三点確保が必要な急斜面があり、山頂からは桐生市街地を一望できる絶景が広がります。
基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 山名 | 吾妻山(あづまやま) |
| 標高 | 481m |
| 所在地 | 群馬県桐生市 |
| 難易度 | ★★☆☆☆(初級者向け・男坂は岩場あり) |
| 推奨シーズン | 通年(冬季は積雪注意) |
| コースタイム | 往復約1時間30分 |
| スタイル | 日帰り |
ヤマノススメでの描写
原作での登場シーン
【二百五十三~二百五十五合目】桐生市 吾妻山
- メンバー: ほのか
- アクセス: JR両毛線 桐生駅
- コース: 桐生駅→(おりひめバス)→岡公園西バス停→旧尾関家住宅→吾妻公園→吾妻山(481m)→《下山》
あらすじ
【二百五十三合目 誰だっけ?】 ほのかはイオンモール高崎で同じクラスの星野つむぎと出会うも「ごめん誰だっけ」と覚えていない。その後、兄にそのことを話すと、つむぎに勧められた吾妻山に行ってみたらとアシストされる。
【二百五十四合目 己の道以外の道】 吾妻公園から吾妻山の登山。ほのかは写真を撮影しながら管理が行き届いている里山に登る。ラフな格好で地元の人ばかりが登っている中で自分だけが写真撮影している姿に、他の人とは違う自分を意識する。
【二百五十五合目 逆に】 ラフな格好だと思っていた地元の人が吾妻山に最適な登山姿であったり、低山と思っていたのに三点確保する急斜面があったり。頂上の見事な景観に、人気の山になる理由がわかったほのかだった。
ルート地図
聖地巡礼のポイント
- 吾妻公園の蓮池: ほのかが渡っていた橋がある蓮池。哲学の小径の入口付近
- 男坂の岩場: 原作で描かれた三点確保が必要な急斜面。第一・第二男坂がある
- 山頂からの眺望: 桐生市街地を一望できる絶景ポイント。ほのかが感動したシーン
アクセス・登山情報
アクセス方法
電車でのアクセス
JR両毛線の桐生駅が最寄り駅です。桐生駅からは、予約制おりひめバス(予約制乗合タクシー)で原作カットに登場した岡公園西バス停まで行けますが、1日5便で事前に予約が必要です。徒歩の場合は桐生駅から吾妻公園まで約20分。
レンタサイクル
桐生駅、新桐生駅(売店「Think桐生」)、西桐生駅等で電動アシスト自転車を観光客向けに無料で貸し出しています。吾妻公園までの移動に便利です。
車でのアクセス
- 駐車場: 吾妻公園に約50台の無料駐車場あり(トイレ完備)
コースガイド
吾妻公園ルート(往復約1時間30分)
距離約3.5km、累積標高差約350mのコース。男坂と女坂の選択肢があり、男坂は岩場の急登が楽しめます。
| 区間 | 特徴 |
|---|---|
| 吾妻公園駐車場 | 桜やツツジの名所。トイレあり |
| 哲学の小径 | 林間を歩く平坦な道。名言の立て札あり |
| 第一男坂・女坂分岐 | 男坂は岩場、女坂は緩やか |
| 第二男坂・女坂分岐 | 男坂は「急登攀」の警告あり |
| 吾妻山山頂 | 360度の大展望。ベンチ多数 |
コースの特徴
- 低山ながら急斜面: ロープや鎖が設置されたゴツゴツした岩場もあり、変化に富んでいる
- 安全な登山道: サインが充実しており、迷うリスクが低い
- 展望: 山頂は南側が開けており、桐生市街地を一望できる
装備と準備
基本装備
- トレッキングシューズ(岩場があるため推奨)
- 飲み物・行動食
- レインウェア
あると便利な装備
- 手袋: 岩場での三点確保や冬季の防寒に
- カメラ: 山頂からの眺望撮影用
実際の巡礼記録
日程: 2025年12月21日[日帰り]
コースタイム: 吾妻公園 10:01 → 10:06 水道山公園分岐 10:10 → 10:18 トンビ岩 10:19 → 10:38 吾妻山 10:57 → 11:11 トンビ岩 → 11:18 水道山公園分岐 11:19 → 11:24 吾妻公園
ルート地図
巡礼レポート
新桐生駅から吾妻公園へ


新桐生駅までは東武線の旅。群馬の桐生線まで乗り継いだのは久々。
新桐生駅売店「Think桐生」で電動アシスト自転車を無料で借りて、吾妻公園の駐車場まで移動。

「Think桐生」で借りる場合、売店の営業を一時止めないといけないので、少々申し訳ない気持ちになった。


原作でほのかが降り立った桐生駅の駅前に立ち寄る。

西桐生駅は、昭和初期の雰囲気漂う駅舎(国の登録有形文化財・関東の駅百選)。

ほのかが要予約のおりひめバスを利用したかは不明だが、原作にあったバス停が写っているカット。


ほのかが撮影していた「旧尾関家住宅」。
傍目に見ればボロボロの家屋で、自分だったら見逃しちゃうが、ほのかには琴線に触れるものがあったんだろうな。

吾妻公園の駐車場に自転車を置いて、ここから徒歩に切り替え登山開始。
哲学の小径と蓮池

哲学の小径 案内図。登山口の手前に蓮池がある。

ヤマノススメ原作で、ほのかが渡っていた蓮池に架かる橋。


哲学の小径ということで、名言が書かれた立て札が所々に立っています。哲学……?

哲学の小径をそのまま歩いていたら登山コースから外れてしまい、尾根に直登するルートでコースに復帰。


男坂の岩場登り

男坂と女坂の分岐。第一ってことは第二もあるってことか

迷わず野性味あふれる男坂へ。
多少急斜面なだけだろうと侮っていましたが、岩場では手を使う場面があり鎖もありました。

また選択肢が現れた。

階段などはよく整備されていますが、それ以上に登る人が多いのか抉れた箇所が目立ちます。



第二男坂・女坂の選択。今回は”急登攀”とまで書いてある

警告通り急斜面の岩場。
岩場の幅が広く、登り方の選択肢がたくさんあるのでこういう登りは好き。


急登を終えて尾根に出る。あとは山頂までフラットな道。

吾妻山山頂

吾妻山の山頂広場。かなり広め。

南側が完全に開けており崖となっているので、桐生市街地を一望できます。


山頂から望む桐生市街地。

座りながら絶景を望めるベンチが沢山あるし、登りがいのある山だ。

吾妻山から先へと縦走コースが続いているようです。

下山

来た道を下山。


下りは女坂にしようかと思っていたけど、下りはじめの分岐部分に看板がないので、結局男坂を下っていました。

登山口に戻ってきた。
桐生の街歩き
下山後、桐生市の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)を散策しました。
「西の西陣、東の桐生」と称された織物の街で、歴史的な街並みが残っています。
重伝建地区の一角にある「まちなか交流館」で、館長さんからお話を伺いました。
こちらの修復方針は、「すべてを古めかしく復元する」のではなく、新しい部材を使った箇所をあえて分かりやすく残しているとのこと。何がオリジナルで、何が修復されたものかが分かることで、建物の歴史がより伝わるという考え方です。
「素材や気密性は当時のままなので、冬は隙間風がすごくて、過ごすには厳しいんですよ」という苦労話も聞けました。
桐生祇園屋台の復活
建物の維持管理は、所有者の高齢化や過疎化もあって厳しいそうです。
ただ、館長さんが「桐生祇園屋台」の復活について語る姿は印象的でした。建物を守りながら、祭りという文化も再び盛り上げようとしているとのこと。実際に動く祇園屋台を見てみたくなりました。
その後は、酒・醤油の醸造蔵として知られる有鄰館(旧矢野蔵群)へ。重厚なレンガ造りや漆喰の蔵が並んでいます。現在はイベントスペースとしても活用されています。
惡の華 聖地巡礼
桐生市は漫画『惡の華』(押見修造・著)の舞台でもあるので、ついでに聖地巡礼もしてきました。
2026年春にドラマ化が決定しており、最近も街のあちこちでロケが行われていたそうです。
記憶に残るあのシーンを探して
作品に登場した場所を巡りました。
雷電神社、桐生西宮神社、本町五丁目交差点、本町通り、錦町十字路交差点、昭和橋、渡良瀬川の河川敷をぐるっと巡ってきた。

本町通りで思わず足を止めたが、この歩行者専用信号がカワイイ。
吾妻山の魅力
ヤマノススメ原作で登場した桐生の吾妻山に聖地巡礼してきました。天気がそれほど良くなかったので眺めには期待していませんでしたが、山頂から望める桐生の町並みは見事でした。
低山と侮っていましたが、男坂は三点確保が必要な岩場があり、久しぶりの岩場に張り付く登山も楽しかったです。原作でほのかが感じたように、「ラフな格好の地元の人が実は吾妻山に最適な装備だった」というのも納得の、地元に愛される里山という印象でした。
周辺情報
桐生エリアの情報
桐生市重要伝統的建造物群保存地区 織物の街として栄えた桐生の歴史的な街並みが残るエリア。下山後の散策におすすめ。
惡の華の聖地 桐生市は押見修造の漫画『惡の華』の舞台。2026年春にドラマ化予定で、ロケも行われている。
よくある質問
Q: 初心者でも登れますか?
A: 標高差約350m、往復1時間半程度のコースなので初心者でも問題なく登れます。ただし男坂は岩場があるため、不安な方は女坂を選ぶと安心です。
Q: 男坂と女坂どちらがおすすめ?
A: 岩場登りを楽しみたい方は男坂、ゆっくり安全に登りたい方は女坂がおすすめです。男坂は三点確保が必要な箇所があり、原作でほのかが登ったルートに近い体験ができます。
Q: 桐生駅と新桐生駅どちらが便利?
A: JR両毛線なら桐生駅、東武桐生線なら新桐生駅が最寄りです。どちらの駅でも電動アシスト自転車が借りられるので、自転車で吾妻公園まで移動したり、桐生市内の観光に便利です。


























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