日本百名山全山踏破 26座目 谷川岳

オキの耳 日本百名山
スポンサーリンク

東京に帰るついでに登った伊吹山。その週の日曜日に谷川岳へ登る。
自分は、二週間ごとにひとつの山へ行くのがちょうどいいと思っている。しかし、手元にあるのは残り2回分を残した夏の青春18きっぷ、そして使える期限も迫っている。経済面を最優先して、今週と来週にも青春18きっぷを利用した山登りに行くことに決めた。

土曜日に登る計画をして、スケジュールに入れていたが、天気が悪そうなので、そのまま日曜日にスライド。何も予約などしていないので、気軽に変更できるのは青春18きっぷ日帰り登山のいいところ。

ヤマノススメ2期の名シーンとなる谷川岳

谷川岳は、アニメの中で重要な鍵となる山であり、苦手を克服する山であり、新しい出会いが生まれた山である。ヤマノススメで登場した山々に、聖地巡礼として登山する人は沢山いると思うが、谷川岳に対しては特別な思いを抱いてる人が多いと思う。

山行記録

  • 日程:2017年08月27日(日) [日帰り]
  • 天候:曇時々晴れ

アクセス

土合駅の下りプラットホーム(水上から土合行き)は地底にあり、462段の階段を登って改札に出る(地上までに15分くらいかかります)

地図・標高グラフ

⏱タイム🏃距離↗登り↘下り
06:0713.5km1,517m1,511m

コースタイム

土合駅→白毛門登山口駐車場→土合口駅/谷川岳ベースプラザ→西黒尾根登山口→ラクダの背(ラクダのコブ)→ラクダのコル→ザンゲ岩→谷川岳・肩の小屋→谷川岳(トマノ耳)→谷川岳→谷川岳(トマノ耳)→谷川岳・肩の小屋→天神ザンゲ岩→天狗の留まり場→熊穴沢避難小屋→天神平・天神峠分岐点→天神尾根・田尻尾根分岐点→田尻尾根登山口→白毛門登山口駐車場→土合駅

土合駅下りホームから486段の階段を上って地上駅へ

土合駅の下りプラットホーム
土合駅の下りプラットホーム
土合駅の下りプラットホーム
土合駅の下りプラットホーム

ヤマノススメ原作と同じように土合駅からのスタート
百人はいそうな小中学生と思われる集団が電車からぞろぞろと降りてくる+地下の反響音で、無人駅と思えないほどの賑やかさに

土合駅の階段
土合駅の階段

地上に出るには462段(連絡通路で+24段の合計486段)の階段を上るので、登山前のウォーミングアップには十分
階段左側の地下水が流れている所はエスカレーター予定地だった名残

土合駅連絡通路
土合駅連絡通路
土合駅の階段
土合駅の階段

この真ん中にある壁は、列車から発生する風圧を弱くするものとのこと(地上駅に掲示されていたパネルから学習)

土合駅の風圧を弱くする壁
土合駅の風圧を弱くする壁
階段数は462段
階段数は462段
車道を渡る通路
車道を渡る通路
土合駅の改札
土合駅の改札
山行タイムライン
  • 10:12
    土合駅
    土合駅
    土合駅

    ようこそ日本一のモグラえきへ

    土合駅前の駐車場
    土合駅前の駐車場

    15分ほどかけて、ようやく駅の外へ
    日光が眩しい、モグラの気分を体感

  • 10:18
    白毛門登山口駐車場
    スノーシェッドからの土合駅
    スノーシェッドからの土合駅
  • 10:28
    土合口駅/谷川岳ベースプラザ
    土合口駅/谷川岳ベースプラザ
    土合口駅/谷川岳ベースプラザ
    谷川岳ロープウェイ
    谷川岳ロープウェイ

    土合駅からは車道歩き
    谷川岳ロープウェイの土合口駅をスルーして、更に上へ

  • 10:35
    西黒尾根登山口
    西黒尾根登山道
    西黒尾根登山道

    と思ったが、歩いてみるとそんなに急登というほどの斜度じゃないし歩きやすい
    確かに登り一辺倒ではあるが、なだらかな登りも挟んだりして息が切れることはなかった

    西黒尾根登山道
    西黒尾根登山道

    樹林帯を抜けて眺めの良い稜線歩き(眺めは良くない)

    西黒尾根の鎖場
    西黒尾根の鎖場

    鎖場で岩登り
    ひび割れた岩の段差がステップとなって登りやすい

    西黒尾根
    西黒尾根
    蛇紋岩で滑りやすい岩場
    蛇紋岩で滑りやすい岩場

    蛇紋岩で足がツルツル滑るので、三点支持してる手の役割は重要
    ちょっとしたボルダリングみたいで楽しい

  • 11:56
    ラクダの背(ラクダのコブ)
    ラクダの背
    ラクダの背
  • 11:59
    ラクダのコル
    谷川岳頂上はガスってる
    谷川岳頂上はガスってる

    頂上はガスでハッキリ見えない
    写真を見返して虹が出てることに気付く

  • 12:33
    ザンゲ岩
    ザンゲ岩
    ザンゲ岩

    ザンゲ岩。ザンゲという名前の由来も謎だけど、どこがザンゲ岩か根本的なところからよくわかってなかったり

  • 12:50
    谷川岳・肩の小屋
    肩の広場のケルン
    肩の広場のケルン

    ヤマノススメにもでてきたシンボリックな道標
    周辺はちょっとした広場となっていて、お昼を楽しんでる人が多かった

  • 12:54
    谷川岳(トマノ耳)
    トマの耳
    トマの耳

    ガスガスの中、トマの耳に到着

    トマの耳
    トマの耳

    休憩無しで登ってきたので、ここでお昼休憩

    オキの耳への稜線
    オキの耳への稜線

    トマの耳からオキの耳へと続く道をガスが晴れた瞬間を狙って撮影
    本当に一瞬で、すぐにガスが漂って見えなくなる

  • 13:33
    谷川岳
    オキの耳
    オキの耳

    トマの耳より14mだけ高いオキの耳
    太陽を背にガスを覗きこむと、自分の影の周りに虹が見えるブロッケン現象を薄っすらと体験

    オキの耳
    オキの耳
    ウスユキソウかな?
    ウスユキソウかな?
  • 13:47
    谷川岳(トマノ耳)
  • 13:51
    谷川岳・肩の小屋
    肩の小屋
    肩の小屋

    谷川岳肩の小屋の横を通って天神尾根を緩やかに下っていく

    肩の小屋の鐘
    肩の小屋の鐘

    肩の小屋と原作にも出てきた鐘

    肩の小屋
    肩の小屋
  • 13:57
    天神ザンゲ岩
  • 14:07
    天狗の留まり場
    天神尾根の渋滞
    天神尾根の渋滞

    登りの西黒尾根とは遥かに違う人通りの天神尾根
    天狗の留まり場を過ぎた辺りで渋滞の列ができていて、完全にストップ

  • 14:38
    熊穴沢避難小屋
  • 14:57
    天神平・天神峠分岐点

  • 15:03
    天神尾根・田尻尾根分岐点
    天神尾根・田尻尾根分岐点
    天神尾根・田尻尾根分岐点

    熊穴沢避難小屋を過ぎた辺りからは、止まるということはなくなり流れはよくなったが、前の人に付いていくのは変わらない
    そんなこんなで、何も考えずに歩いていたら目の前にロープウェイが姿を表し、降りる予定の田尻尾根コースを通り過ぎたことに気付いて引き返す

    田尻尾根
    田尻尾根

    田尻尾根は急な下り坂で、浮いている石はないけど滑りやすい粘土質の箇所がある
    多分9割の人が滑ると思われる粘土質の段差があり、自分はマジョリティなので足を取られて滑って転んだ

  • 15:46
    田尻尾根登山口
    上にはロープウェイ
    上にはロープウェイ
    沢を何度も渡る
    沢を何度も渡る

    下り道の中間あたりで、田尻尾根を抜けて緩い砂利道になる
    上をロープウェイが通ったり、沢の上を渡ったりと夏の終わりを感じるのどかな道

  • 16:13
    白毛門登山口駐車場
  • 16:19
    土合駅
    土合駅上りプラットホーム
    土合駅上りプラットホーム

    下りとは違って地上にある土合駅の上りプラットホームから帰路へ

当時の感想

前日が雨のため滑りやすかった(ただし泥濘はない)
登りの西黒尾根は頂上近くになると滑りやすい蛇紋岩の上を行く岩場もあり慎重に進む必要あり、下りの田尻尾根は粘土質で滑りやすい箇所があった
天神尾根は補助ロープなどがある場所もあるが危険な箇所はない。ただ、大勢の人が歩く尾根の割に道幅が狭いため渋滞となっていた

谷川岳の天気予報をずっと見ていたけど、なかなか週末に良い天気となることがなく行けずにいたが、日曜日は午後から晴れ予報だったので、チャンスと思い登ってみたものの山頂はガスって景色は望めず残念。なんだか、梅雨が開けてからの山行でことごとく天気に恵まれてない気がする
まぁ、登山口では秋が近づいて来たように感じる涼しさで、直射日光も当たらず登りやすかったので良かったことにしよう

費用

金峰山・瑞牆山で利用した青春18きっぷを1回分利用、残りの1回は来週使う。

交通費:電車 青春18きっぷ 1回分 2370円 / 計 2370円
食費(概算):昼 1日分 500円、行動食 1日 300円 / 計 800円

合計:3170円

今に省みる

天気が悪かったので、土合駅の地上への階段上りがクライマックスな感じでもあったし、記憶によく残っている。

当時の地上駅は、蜘蛛の巣や蛾の死骸が散乱していて荒廃した駅舎になっていた印象。しかし、2020年に土合駅を車で訪れてみると、清掃されて小綺麗になっており、駅舎の中にある駅務室が改装され、おしゃれなカフェがオープンしていた。変わり様がスゴイ。
年代が上の人には、登山の前に駅寝していたイメージがあると思うが、若い人たちにはインスタ映えするような流行りのスポットに見えてくるんだろうか。


タイトルとURLをコピーしました