群馬・長野を跨いで、1日目に荒船山と妙義山、2日目に浅間山と四阿山、3日目に破風岳と草津白根山という、ハードな遠征を無事乗り越えた。
次の週末はどこに行こうと、近場の大菩薩嶺に登る計画を立てたものの、季節は梅雨突入。週末は雨予報ばかりで、結局大菩薩嶺へ行くのは諦めた。
6月25日 東京23区内最高峰 箱根山
天気の悪い日曜日だったが、出かける用事があったので、ついでに前から行ってみたかった箱根山へ。
新宿にある箱根山は、東京23区では一番高い山(築山)。雨模様ながらも、頂上に立って気分転換にはなる。
第1回東北遠征
東北地方に百名山はたくさんあるが、エリアが広いため何回かに分けて遠征する必要がありそうだ。そこで、次のように近隣の山ごとにブロックを決めた。
なお、飯豊山と磐梯山は登頂済み、会津駒ヶ岳は上信越エリアの方が都合がいいので、ここには含まれていない。
- 岩木山、八甲田山:青森県内でも近い距離。所要2日
- 八幡平、岩手山、早池峰山:岩手県の三座。所要2日
- 鳥海山、月山、朝日岳、蔵王山:山形県の四座。所要3日
- 吾妻山、安達太良山:福島県の二座。所要2日
その中でも、まず最初に岩手県の三座を「第1回東北遠征」として攻めたいと思う。
福島や岩手の弘前には前年に訪れてたし、朝日岳を日帰り登山するにはまだまだ経験が足りてないかも。そんな理由。
まずは高速バスで仙台へ
登る山は岩手県ではあるが、駅メモという別のゲームアプリで、三陸海岸沿いに新しくできたBRTの駅を周りたいので、仙台まで高速バスで行き、そこからレンタカーを借りることにした。
朝に仙台を出発、沿岸の南三陸町や陸前高田市を通る。2年前の2015年にも鉄道の旅で訪れたが、震災からの復興がまだまだ終わってなく、また後で訪れないといけないと強く思った。
大幅な回り道をしたので、河原坊駐車場に着いたのはお昼を過ぎた頃だった。
山行記録
- 日程:2017年07月07日(金) [日帰り]
- 天候:晴れ
アクセス
車両交通規制にかからない金曜日なので河原坊駐車場に車を停めて、小田越登山口からの入山
岳駐車場から河原坊駐車場までの道は狭くカーブが連続する道で、車がすれ違うのも大変なので車両規制がかかる理由がよくわかった
帰りは小田越を通過して宮戸側に向かったけど、そちらには薬師岳の駐車場があった(穴場かもしれない)
地図・標高グラフ
⏱タイム | 🏃距離 | ↗登り | ↘下り |
---|---|---|---|
03:27 | 9.5km | 877m | 867m |
コースタイム
河原坊→小田越→御門口→御金蔵→天狗の滑り岩→剣ヶ峰分岐→門馬コース分岐→早池峰山→早池峰山頂避難小屋→門馬コース分岐→剣ヶ峰分岐→天狗の滑り岩→御金蔵→御門口→小田越→河原坊
- 13:51河原坊
停める所が3箇所に分かれている河原坊駐車場
午後2時前の時点では10台程度。近くにトイレとビジターセンターがある - 14:12小田越
河原坊駐車場から車道を歩いて小田越登山口へ
こちらにも仮設トイレが並んでいた小田越コースは樹林の中をゆったりと登っていく
時折、クマ対策に叩いて鳴らす一斗缶が置いてある - 14:28御門口
樹林帯を抜けると見通しの良い岩場の道
岩の間などには高山植物が沢山咲いていた
ゆっくりと登りながら周りを注視して、高山植物をカメラに収めるハヤチネウスユキソウ
そういえば、花巻市街方面からの途中で “早池峰うすゆき荘” って名前の看板を見かけた - 15:01御金蔵
八合目付近を見上げる
まだまだ先は長そうだ - 15:13天狗の滑り岩
ロープ。登りには気づかなかったが、横にはハシゴがあって下りはそちらを使った
ハシゴ
古びているが、しっかりと固定されているので怖さは感じない - 15:23剣ヶ峰分岐
稜線に出てから、頂上まで木道を歩く
- 15:26門馬コース分岐
- 15:32早池峰山
早池峰山の山頂に到着
割と広い頂上からのパノラマ
午後からの登山なので、霞がかって景色はイマイチ河原坊コースへの道へは通行禁止のロープが張られている
頂上には、いろいろな形の剣状のオブジェが置かれていた
遠野の神話かなにかかな? - 15:35早池峰山頂避難小屋
- 15:54門馬コース分岐
- 15:57剣ヶ峰分岐
- 16:02天狗の滑り岩
- 16:11御金蔵
- 16:34御門口
登山口までの間、遊歩道横のヤブから「ドーン」と何かが落ちた音に続いて「ガサコソ」逃げていくような音。クマかな?
- 16:49小田越
- 17:11河原坊
当時の感想
中腹から上の岩場では滑りやすい蛇紋岩に注意
下山途中の樹林帯で突如「ドーン」と何かが落ちるような音に続いて「ガサガサ」と逃げ去るような音がして、姿が見えなかったけど熊かもしれないという恐怖からか3分位静止してた。クマ鈴を鳴らしてなかったら鉢合わせしてたかもしれない
早池峰山は山の魅力がギュッと詰まっていて贅沢な登山に感じた
急登もなく、気軽に登れるのもいいですね
費用
遠征中にかかった費用は、遠征最初の百名山にまとめて書くことにします。
Amazonでセールだった超軽量(180g)のリュックを購入。今回の遠征には使ってないが、重量制限が厳しいLCCでの遠征の時に役に立つかもしれない。
高速バスは、ピンクのバスで有名なウィラーを使った。ウィラーは年間費がかかるが、バス代が300円安くなるプレミア会員というシステムがあり、1年に2往復するだけで元が取れる。
それ以上にいいのが、「無料シートランクUP」という乗車当日に開いている席があれば、無料でシートランクアップできる特典。4列の安い席で予約して、3列独立シートに交換とかできる(運が良ければだが)。
装備費:超軽量折りたたみリュック(20L) 1112円 / 計 1112円
交通費:高速バス(新宿~仙台)往復 7100円+ウィラープレミア会員年会費 1100円、レンタカー 60時間 10125円、ガソリン代 6216円 / 計 24541円
食費(概算):朝・昼・夕 3日分 6000円、行動食3日 900円 / 計 6900円
合計:32553円
今に省みる
2017年の梅雨は、東北では7月1日頃に梅雨入りしていたので、この遠征時には梅雨の真っ只中ということになる。しかし、7月7日~9日までの3日間とも天候に恵まれた。
個人の感想だが、東北は散発的に雨が降ることがあっても、ジメジメした梅雨ってのがあまりない。なので、梅雨時期には東北地方へ遠征に行くのは結構ありだと思う。
ちなみに、この年の東北では梅雨明けが宣言されることはなかった。