ヤマノススメ聖地巡礼 – 棒ノ嶺【沢歩きと山頂展望の奥武蔵入門】

棒ノ嶺 山頂 ヤマノススメ聖地巡礼
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奥武蔵と奥多摩の境にある棒ノ嶺(棒ノ折山)。標高969mの山は、白谷沢の清流を登る沢歩きコースが人気。楓がゆうかを元気づけるため、あおいと共に登った思い出の山。奥武蔵の入門コースとして、初心者にも人気の高い山です。

基本情報

項目詳細
山名棒ノ嶺(ぼうのみね)/ 棒ノ折山(ぼうのおれやま)
標高969m
所在地埼玉県飯能市・東京都西多摩郡奥多摩町
難易度★★☆☆☆(沢歩きあり)
推奨シーズン4月~11月(冬は凍結注意)
所要時間約4時間
登山スタイル沢登り・山頂往復

ヤマノススメでの描写

原作での登場シーン

【三十三・三十四合目】棒ノ嶺

  • メンバー: あおい、楓、ゆうか
  • アクセス: 河又名栗湖入口バス停
  • コース: 河又名栗湖入口バス停→白谷沢登山口→岩茸石→権次入峠→棒ノ嶺(969m)→さわらびの湯
あらすじ

【三十三合目 体操服じゃダメ?】楓、ゆうか、あおいは登山着を買いに飯能駅北口へ。登山用品店で装備を見て回る。

【三十四合目 山頂で見えるもの】楓はゆうかを元気付けるためにあおいも誘って、名栗湖の河畔に来た。白谷沢の清流を見ながら沢歩きをして登っていき、棒ノ嶺の頂上へ。360度の展望に感動。下山後にさわらびの湯で温泉に入る。

ルート地図

ヤマノススメ単行本5巻に収録されています

聖地巡礼のポイント

  • 名栗湖(有間ダム): ロックフィルダム。名栗カヌー工房もこの湖畔。
  • 白谷沢: 清流と岩場の連続
  • 岩茸石: 尾根の山腹のある巨大な岩
  • 棒ノ嶺山頂: 奥武蔵の山々が望める展望
  • さわらびの湯: 下山後の温泉。ヤマノススメグッズの取り扱いあり。

アクセス・登山情報

アクセス方法

バスでのアクセスが一般的です。

電車・バスでのアクセス

  • 西武池袋線「飯能駅」または「東飯能駅」から国際興業バス
  • 「名郷」または「湯の沢」行きバス
  • 「河又名栗湖入口」バス停下車(約50分)
  • タイミングが合えば、ヤマノススメラッピングバスも運行中

車でのアクセス

  • 有間ダム駐車場利用(無料)
  • さわらびの湯駐車場も利用可能

登山ルート

標準ルート(白谷沢コース) 河又名栗湖入口→白谷沢登山口→岩茸石→権次入峠→棒ノ嶺山頂

主要ポイント間の時間

  • バス停~白谷沢登山口:30分
  • 白谷沢登山口~岩茸石:1時間
  • 岩茸石~権次入峠:30分
  • 権次入峠~棒ノ嶺山頂:30分

下山ルート

  • 河又方面(往路を戻る):2時間
  • さわらびの湯方面:1時間30分
  • 奥多摩方面にも下りることができます

装備と準備

沢歩きのため特別な注意が必要です。

推奨装備

  • 滑りにくい登山靴(防水推奨)
  • ストック(バランス用)
  • 雨具(沢の水しぶき対策)
  • 着替え(温泉用)
  • タオル
  • 防水バッグ

棒ノ嶺の魅力

白谷沢の沢歩き

白谷沢は、関東でも有数の美しい沢歩きコースとして知られています。清らかな水の音が心地よく響き、大小さまざまな滝が連続して現れます。適度なスリルがある岩場を越えながら進むコースは、夏でも涼しく快適に歩くことができ、紅葉の時期には特に美しい景色を楽しめます。

岩茸石

白谷沢の登山道途中にある岩茸石は、高さ約30mの巨大な一枚岩で、このエリアのランドマークです。垂直に切り立った岩壁は、ロッククライミングのスポットとしても人気があります。危険な場所を避けたい場合は、迂回路も用意されているため安心です。その迫力ある姿から、記念撮影をする場所としても親しまれています。

棒ノ嶺山頂の展望

白谷沢を登りきった先にある棒ノ嶺山頂からは、大パノラマが広がります。奥多摩や奥武蔵の壮大な山並みを一望できるほか、空気が澄んだ日には遠くに富士山(ただし上部のみ)や東京スカイツリー、そして広大な関東平野まで見渡すことができます。

さわらびの湯

下山後に立ち寄りたいのが、日帰り温泉施設のさわらびの湯です。名栗温泉の湯に浸かり、疲れた体をじっくり癒すことができます。内湯や露天風呂、スチームサウナも完備しており、併設された食事処で食事も楽しめます。また、アニメ「ヤマノススメ」の関連グッズを購入することもできます。

実際の巡礼記録

日程: 2016年6月11日[日帰り]
コース: 東飯能駅-さわらびの湯→有間ダム→白谷沢登山口→岩茸石→権次入峠→棒ノ嶺→権次入峠→黒山(842m)→岩茸石山(793m)→惣岳山(756m)→御嶽駅

巡礼レポート

東飯能駅からバスでさわらびの湯バス停へ

東飯能駅からヤマノススメラッピングバスに乗車。山間部へ向かうにつれて景色が変わっていく。さわらびの湯バス停到着。

有間ダムを通過

有馬ダム
有馬ダム

巨大なロックフィルダムの有間ダムを通過。名栗湖の青い水面が美しい。ダム湖畔の道を歩いて白谷沢登山口へ。

白谷沢の沢歩き

白谷沢登山口
白谷沢登山口
棒ノ嶺の沢歩き
棒ノ嶺の沢歩き

白谷沢登山口から入山。すぐに沢沿いの道となり、清流の音が心地よい。岩場を慎重に進む。滑りやすい箇所は鎖やロープが設置されている。

沢歩き 鎖場
沢歩き 鎖場

岩茸石を通過し権次入峠から山頂へ

岩茸石到着。巨大な一枚岩に圧倒される。迂回路を使って上部へ。

権次入峠から尾根道となる。最後の急登を頑張って、棒ノ嶺山頂到着。

棒ノ嶺の山頂へ到着

棒ノ嶺 山頂
棒ノ嶺 山頂
棒ノ嶺からの眺め
棒ノ嶺からの眺め

山頂は広く、展望が素晴らしい。奥多摩、奥武蔵の山々が一望できる。天気が良ければ富士山も見えるらしい。楓たちが見た景色と同じ感動。

縦走路で下山

帰りは権次入峠から黒山、岩茸石山、惣岳山を経由して御嶽駅へ。高水三山の縦走路を歩く充実のコースで下山。

GPS ルート地図

周辺情報・関連記事

奥多摩の山々

高水三山 岩茸石山を含む縦走路で奥多摩側の山へ。

御岳山 ケーブルカーでアクセス可能。

大岳山 奥多摩三山の一座1,266m。

温泉情報

さわらびの湯

  • 営業時間:10:00~18:00
  • 定休日:毎月第1・3水曜日
  • 料金:大人800円
  • 駐車場:150台

よくある質問

Q: 沢歩きは危険ですか?

A: 整備された登山道ですが、濡れた岩は滑りやすいので注意が必要です。雨の後や増水時は特に慎重に。無理せず迂回路を使うことも大切です。

Q: 初心者でも登れますか?

A: 基本的な体力があれば大丈夫です。ただし、沢歩きは通常の登山とは違う注意が必要なので、経験者と一緒に行くことをおすすめします。

Q: さわらびの湯まで歩けますか?

A: 山頂から約1時間30分で下山できます。温泉でゆっくりした後、バスで帰れるので人気のコースです。

Q: 冬でも登れますか?

A: 冬は沢が凍結して危険です。12月~3月は避けた方が無難です。春の新緑(4-5月)か、秋の紅葉(10-11月)がベストシーズンです。

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