ヤマノススメ 原作
【百九十六合目~二百二合目】乗鞍岳
- メンバー:あおい、ひなた、みお、ゆり、かすみ
- アクセス:バスタ新宿-〈夜行バス〉-新島々バスターミナル-乗鞍山頂 畳平バスターミナル
- コース:畳平バスターミナル→富士見岳→肩ノ小屋→蚕玉岳→乗鞍岳 剣ヶ峰(3,026m)→《下山》
あらすじ
【百九十六合目 計画】夏休みの思い出作りに、友達と一緒に登る山の提案を頼まれたあおい。楓にアドバイスをもらい、乗鞍岳で計画。
【百九十七合目 準備も楽しい】みおと乗鞍岳登山の計画を詰めるあおい。みおは夜行バスの安眠対策を、あおいは登山装備について知識をカバーしあって、準備を進める。
【百九十八合目 趣味は人を結びつける】あおいは、かすみの登山用ジャージを買うために、入間のアウトレットパーク(三井アウトレットパーク入間)へ。
【百九十九合目 この上ない快晴】夜行バスで新島々バスターミナルに到着するも、乗り継ぎのバスは1時間半後。その間に日の出を迎えて、景色が期待できるこの上のない快晴。
【二百合目 登山ってこういうもの】畳平バスターミナルから乗鞍岳の剣ヶ峰へ登る途中、富士見岳へ寄り道することに。
【二百一合目 友達っていいね】肩ノ小屋でソフトクリームを全員で食べる(みお:白桃、ゆり:バニラ、かすみ:チョコ)。得意なことを補間し合うパーティー登山の利点を噛み締めながら、山頂へ。
【二百二合目 いくらでも行ける】剣ヶ峰の山頂からの絶景と北アルプスの山々。友達の言葉から、見えているどの山へも行けるということに、思わず息を飲むあおいだった。
ヤマノススメ単行本22巻に収録されています
ルート地図
登山データ
畳平から乗鞍岳(剣ヶ峰)まで、往路のみ所要時間は標準コースタイムで1時間54分。富士見岳を経由しなければ、7分ほど早くなる。
復路を含めると歩行距離は5.4kmで、合計3時間4分。
巡礼記録
日程:2021年8月6日[日帰り]
コースタイム:畳平バスターミナル 13:35→13:49 不消ヶ池 →13:55 摩利支天分岐 →14:02 肩ノ小屋 →14:30 朝日岳(乗鞍) →14:38 蚕玉岳 →14:42 乗鞍岳頂上小屋 14:43→14:49 乗鞍岳 15:04→15:08 乗鞍岳頂上小屋 →15:12 蚕玉岳 →15:31 剣ヶ峰口 →15:39 摩利支天分岐 15:40→15:44 不消ヶ池 →15:53 雷鳥の碑 15:54→15:59 畳平バスターミナル
ルート地図
写真
自転車で乗鞍エコーラインをヒルクライム
乗鞍岳に続く道路(乗鞍エコーライン、乗鞍スカイライン)は自然保護のため、自家用車の乗り入れが禁止されている。したがって、山麓でバスかタクシーに乗り換えるのが一般的。
しかし、自転車ならば山頂まで登ることができる。毎年行われている乗鞍ヒルクライムという自転車レースで有名なコースである。
11時40分、三本滝レストハウス。
電車、レンタカーと輪行して持ってきたクロスバイクを三本滝レストハウスの駐車場で組み立て、乗鞍ヒルクライムに出発。
それほど斜度はきつくない。
交通量もほとんどなく道路幅を目一杯使えるので、マイペースに誰でも登れると思う。丹沢大山に登るときに、ヤビツ峠のヒルクライムをしたことがあるが、そっちのほうがきつかった。
見晴らしは最高。
高度がぐんぐん上がっていくことがよくわかる。
12時30分、位ヶ原山荘。
登っている自転車乗りは全てロード。自分みたいに登山もする人はいないようだ。
テールランプを点滅してる人が多かったけど、そういうマナーがあるんかな?
13時、肩ノ小屋口。
剣ヶ峰まではここで登山に切り替えるのが早いと思うが、畳平まで走ってみたかったのでそのまま進む。
8月だが、わずかに残っている残雪でスキーを楽しんでいる人も多い。
乗鞍エコーラインの終点、長野県と岐阜県の県境。
おそらくここが自転車で行ける道路の最高地点。
畳平バスターミナルが見えているが、鶴ヶ池を半周くらい周って畳平へ。
13時20分、畳平バスターミナル。
とても快適にヒルクライムを楽しめた。
登山靴でザックを背負いながら、自転車で畳平まで何分くらいかかるか心配だったが、無理なく快適なペースで1時間40分くらいと、意外に早く着いた。
畳平バスターミナルからは徒歩に切り替え
三本滝でも十分涼しかったが、畳平からは更に涼しく下界の真夏とは別天地。
自転車で酷使した筋肉に違和感があり、ゆっくり目のペースで登ることにする。
登山に切り替えて剣ヶ峰を目指す。
遊歩道を散策するハイキング客も多い。
肩ノ小屋と乗鞍観測所
よくサンダルでも登れると聞くが、ここを歩くのは無謀だと思う。
振り返ると、北アルプスの山々がよく見える。
乗鞍岳剣ヶ峰
畳平への下山後、自転車でダウンヒル
畳平バスターミナルに下りた。ここから自転車でダウンヒルに切り替え。
スピードがみるみる上がるので、ブレーキが溶けるのを心配するほどブレーキを握っていた。
天気が良かったので、登り途中に振り返ると見える槍・穂高のパノラマが素晴らしかった。また登りたいと思わせる山でした。