“今いくら”という日本円のインフレ計算機を作った

今いくら 作ってみた
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最近、古い映画をよく見ている。

物語の中でお金が出てくる場面に遭遇すると、その当時のドルやポンドが今の日本円に換算するとどのくらいの価値があるのか、と考えることがよくある。

海外のサイトでは、そのような計算を簡単に行えるインフレ計算機がいくつか公開されているようだ。

しかし、私が気になるのは日本円までの換算。
そこで、手軽に日本円での価値を計算できるツールが欲しくなり、自分で作ってみることにした。

この”今いくら”を利用すれば、例えば名作映画『スティング』で主人公のフッカーが冒頭でギャングから盗み取った1936年当時の11,000ドルは、現在の価値で言うと約3600万円だと分かる。

インフレ計算の仕組み

“今いくら”のインフレ計算の仕組みは比較的シンプル。

その当時の通貨の価値を計算するには、消費者物価指数(CPI)を使用する。
具体的には、現在のCPIを当時のCPIで割ったものに当時の金額を掛けることで、現在の価値を計算できる。

CPIは各国でデータが公開されており、例えば日本では総務省統計局、アメリカではDepartment of Laborのサイトで過去のCPIを手に入れることができた。

日本では1947年から(厳密に言えば今のCPIと同じ基準となるのは1970年からだが、似たような指数を接続することで連続データを得ている)あるのだが、イギリスだとComposite Price Indexが1750年からあり、歴史を感じられる。
(イングランド銀行が公開しているInflation calculatorでは、Cost of Living Indexを接続して1209年からの計算ができる!)

これらのCPIから割り出されるインフレ率に、現在の為替レートを換算すれば、日本円での価値がわかる。

まだ改善の余地がありますが、皆さんの役に立てれば幸いです。
要望があれば、他のCPIデータとかを追加したい(人民元とかマルクとか)

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