霧ヶ峰に向かうまで
蓼科山から霧ヶ峰へは、車で30分もかからない。途中に白樺湖もあり、高原リゾートを貫くビーナスラインをドライブ。
白樺湖から霧ヶ峰までは周りが開けて、眼前に広がる美しい高原の風景に目を奪われるが、観光客も多いので安全運転で。
百名山3座ハシゴの2座目として
この日は蓼科山・霧ヶ峰・美ヶ原の3座ハシゴ挑戦の2座目。蓼科山がガスで視界不良だったため、霧ヶ峰では晴天を期待していた。
霧ヶ峰もまたヤマノススメで登場している。今回のルートは、アニメで紹介された車山肩から時計回りで最後に車山に登るルート。
実際に登ってみた
日程: 2017年09月03日(日) [日帰り] 天候: 晴れ
アクセス
車山肩の駐車場は満車だったが、ちょうど出る車があったのでタイミングよく駐車できた。ビーナスライン沿いには眺めの良さそうな所々に駐車場がある。
地図・標高グラフ
⏱タイム | 🏃距離 | ↗登り | ↘下り |
---|---|---|---|
02:33 | 8.9km | 386m | 388m |
コースタイム
ルート:車山肩-沢渡-鎌ヶ池キャンプ場跡-物見岩-蝶々深山-車山乗越-霧ヶ峰-車山肩
- 12:44車山肩駐車場
車山肩バス停 ビーナスライン沿いの車山肩バス停から、車山方面を眺める。白い気象レーダーのドームが小さく見えて、手前には車山の車輪モニュメント。
車山肩の駐車場 車山肩の駐車場。ビーナスラインツーリング中に寄っただけの観光客も多いので、満車でも少し待っていれば停められると思う。
車山肩の入口 ハイキングコースの入口から東側に行けば、1時間ほどで車山山頂へ行って帰ってくることもできるが、せっかくなので時計回りの周回コースを歩くことにした。なので、車山山頂は一番最後。
車山肩の入口 マツムシソウ アキノキリンソウ シモツケソウ? ツリガネニンジン ウメバチソウ 9月の霧ヶ峰は高原植物が豊富。マツムシソウ、アキノキリンソウ、ツリガネニンジンなど、色とりどりの花が楽しめる。
マツムシソウ ハイキングコースの下り ハクサンフウロ - 13:04
- 13:28
- 13:31
- 13:55
- 14:18蝶々深山
- 14:31
- 14:43車山高原リフト山頂駅
- 14:46
- 15:17
下山後の感想
ガスガスで何も見えなかった蓼科山から霧ヶ峰へ。ドライブ途中、ビーナスラインから見える丘陵の美しい眺めで割と満足していたが、ハイキングコースの中に入れば見渡す限りが高原の緑で、道路から眺めているのとはスケール感が段違い。
車山に登るだけでなく、湿原近くの高原植物群生地や物見岩からの眺望など楽しめた周回コースだったけど、もう少し時間があれば湿原にも足を延ばしたかった。
次は最後、美ヶ原へ。
かかった費用と装備
費用は、今回の遠征の中で最初の日本百名山 蓼科山の記事でまとめています。
3座目の中では最も歩きやすく、高原植物が豊富で観光的価値も高い山。ビーナスラインのドライブと合わせて楽しめるのが魅力。
今になって思うこと
霧ヶ峰には観光客が多く訪れるが、そこそこ登り下りがあるので散策するならそれなりの装備が必要。
3座ハシゴという慌ただしい登山だったが、霧ヶ峰は高原植物の宝庫として十分に価値のある山だった。特に9月のマツムシソウ、ハクサンフウロなどの花は見応えがある。
車山周回コースは手軽でありながら、変化に富んだ景色が楽しめる。物見岩からの展望、シカ防護柵内の保護された植物群、そして車山山頂からの大パノラマと、短時間で霧ヶ峰の魅力を満喫できるルート。
今回は時間の都合で八島湿原には立ち寄れなかったが、湿原と車山を組み合わせたコースならより充実した山行になっただろう。
霧ヶ峰は百名山の中でも特に気軽にアクセスできる山のひとつ。車でのアクセスが容易で、登山というよりはハイキング感覚で楽しめる。ただし、高原の天候は変わりやすいので、雨具などの基本装備は必須。
また、「ヤマノススメ」だけでなく「ゆるキャン△」にも霧ヶ峰は少しだけ登場する。劇中でリンちゃんが手を振っていたライブカメラ(LCV道路状況)はこちら
今回は3つの百名山を車でアクセスしているが、それぞれを徒歩で繋ぐこともできる。白樺湖から霧ヶ峰、そして美ヶ原へは稜線が続いており、距離は30km近くになるが車道からでは体験できない景色が見られるんだろう。いつかやってみたい。