ヤマノススメ聖地巡礼 – 三ツ峠山【富士山展望とあおい初の本格登山】

三ツ峠山山頂 ヤマノススメ聖地巡礼
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富士山を正面に望む三ツ峠山は、標高1,785mの本格的な山。あおいが初めて経験した長い登り、楓のサポート、そして達成感と温泉の喜び。登山の醍醐味が詰まった記念すべきエピソードの舞台です。

基本情報

項目詳細
山名三ツ峠山(みつとうげやま)※開運山
標高1,785m
所在地山梨県富士河口湖町・西桂町・都留市
難易度★★★☆☆(初中級者向け)
推奨シーズン4月~11月(冬季は積雪あり)
コースタイム登り3時間 / 下り2時間30分
登山スタイル日帰り・富士山展望登山
三つ峠駅 駅名標
三つ峠駅 駅名標

ヤマノススメでの描写

原作での登場シーン

【十一~十三合目】三ツ峠山

  • メンバー: あおい、ひなた、ここな、楓
  • アクセス: 東飯能駅→大月駅→富士急行 三つ峠駅
  • コース: 三つ峠駅→三ツ峠グリーンセンター→山祇神社→公衆トイレ→神鈴の滝→達磨石→股のぞき→八十八大師→屏風岩→三ツ峠山(開運山)(1,785m)→(ピストンで登った道と同じ道を下山)→往路下山
あらすじ

【十一合目 初めての本格登山!!】あおいに登る山を知らせないまま4人で三つ峠駅へ。登りでペースを上げすぎてバテてしまったあおいに、楓がストックを渡してアドバイス。ペース配分の大切さを学ぶ。

【十二合目 山に登るということ】楓に励まされながら登るあおい。崖のような狭い登山道を通過して、湧き水で水分補給。クライミングのメッカである屏風岩を過ぎて、ついに三ツ峠山の山頂へ。富士山の大展望に感動。

【十三合目 降りた後のお楽しみ】疲れが溜まり膝を痛めながらも下山。駅までの途中にある三ツ峠グリーンセンターで温泉に入って疲れを癒やす。

ルート地図

ヤマノススメ単行本2巻に収録されています

アニメでの登場シーン

【第2期/新二~四合目】【第4期/#02】三ツ峠山

  • メンバー: あおい、ひなた、ここな、楓
  • アクセス: 東飯能駅-大月駅-富士急行 三つ峠駅
  • コース: 三つ峠駅→三ツ峠グリーンセンター→山祇(やまずみ)神社→公衆トイレ→神鈴(しんれい)の滝→達磨石→股のぞき→八十八大師→屏風岩→三ツ峠山(開運山)→〈ピストンで登った道と同じ道を下山〉→三ツ峠グリーンセンター
  • 備考: 下山後に三ツ峠グリーンセンターで温泉に入る。富士急行とのコラボも実施

聖地巡礼のポイント

三つ峠駅プラットホーム
三つ峠駅プラットホーム
  • 三つ峠駅: 富士急行の無人駅。コラボしていた当時の立て看板がある、セカンドシーズンEDにも登場
  • 達磨石: 「山はゴミ箱ではありませ〜ん」看板も近くにある。ここからが本格的な登山道の始まり
  • 股のぞき: 逆さ富士を見る名所
  • 八十八大師: 石仏が並ぶ霊場
  • 屏風岩: ロッククライミングの聖地
  • 三ツ峠山山頂: (晴れていれば)富士山の大展望
山はゴミ箱ではありませ〜ん
山はゴミ箱ではありませ〜ん

登山・アクセス情報

アクセス方法

三ツ峠山へのアクセスは富士急行線利用が一般的です。

電車でのアクセス JR中央線大月駅から富士急行線に乗り換え、三つ峠駅下車。東京から約2時間30分。富士急行線は本数が少ないため、時刻表要確認。河口湖駅からのアクセスも可能。

マイカーでのアクセス 中央道河口湖ICから約30分。三ツ峠登山口(カチカチ山ロープウェイ側)または三つ峠駅周辺に駐車場。ただし、三つ峠駅側は駐車場が限られる。

おすすめコース

三ツ峠山へは複数のルートがあり、体力に応じて選択できます。

三つ峠駅からの標準コース(原作ルート) 三つ峠駅→達磨石登山口→股のぞき→八十八大師→屏風岩→三ツ峠山山頂→往路下山→三ツ峠グリーンセンターで温泉→三つ峠駅

河口湖からのロープウェイ利用コース 河口湖駅→カチカチ山ロープウェイ→天上山→三ツ峠山 ロープウェイで標高を稼げるため、体力的に楽。

御巣鷹山・木無山縦走コース 三ツ峠山(開運山)→御巣鷹山(1,775m)→木無山(1,732m)→河口湖 三ツ峠の名前の由来となる3つのピークを巡る縦走コース。

三ツ峠グリーンセンター
三ツ峠グリーンセンター

装備と準備

標高差1,000m以上の本格的な登山なので、しっかりとした装備が必要です。

基本装備

  • 登山靴(岩場対策)
  • ザック(30L程度)
  • 雨具(天候急変に備えて)
  • 防寒着(山頂は風が強いので)
  • 飲み物(2L以上。お茶やスポーツドリンクを持っていく場合、水は別に用意するのがベター)
  • 昼食・行動食(高尾山と違い、山頂まで飲食店はありません)
  • トレッキングポール(膝の負担軽減)

あると便利なもの

  • 温泉セット(下山後用)
  • カメラ(富士山撮影)
  • 日焼け止め(標高が高い)
  • 地図・コンパス(ヤマレコ・YAMAPの地図をダウンロード)

三ツ峠山の魅力

富士山の展望台

三ツ峠山は、富士山の絶景を楽しむことができる場所として知られています。山頂からは大パノラマの景色が広がり、特に「股のぞき」と呼ばれる場所からは、神秘的な逆さ富士を望むことができます。また、「屏風岩」からの眺めも素晴らしく、季節ごとに移り変わる富士山の様々な表情を堪能できます。

股のぞき
股のぞき

クライミングの聖地

屏風岩は、ロッククライミングの聖地として有名です。高さ約80mの岩壁には、初級者から上級者まで楽しめる多彩なルートがあり、多くのクライマーが集います。岩壁の下からは、真剣に岩と向き合うクライマーの姿を見学することもでき、岩登りの歴史と文化を感じる場所となっています。

屏風岩
屏風岩

豊かな自然

日本の新・花の百名山」にも選ばれている三ツ峠山は、四季折々の美しい自然に触れることができます。

  • にはミツバツツジや山桜が咲き誇ります。
  • 初夏にはフジアザミやウツボグサが見られます。
  • はさまざまな高山植物が咲く宝庫です。
  • には、燃えるような紅葉と富士山が織りなす美しい景色を楽しめます。

実際の巡礼記録

日程: 2015年9月12日[日帰り]

巡礼レポート

三つ峠駅からスタート

富士急行 三つ峠駅
富士急行 三つ峠駅
ヤマノススメ×富士急行コラボ
ヤマノススメ×富士急行コラボ

富士急行の三つ峠駅に到着。アニメ版EDにも登場したプラットホームで、当時は富士急行×ヤマノススメコラボの立て看板が設置されていました。駅前の観光売店(注:2019年に火事で焼失)もアニメに登場した場所。

三つ峠駅前の観光売店
三つ峠駅前の観光売店(2019年に火事で全焼してしまい、今は空き地)

三ツ峠登山口までの道のり

途中で富士山が見える
途中で富士山が見える

駅からの住宅街を歩き、富士山が見える場所は、「あっ、UFO」とごまかすシーンで登場した場所。登山口に向かう途中にある三ツ峠グリーンセンター(下山後の温泉)では、ヤマノススメグッズを取り扱っていました。

山祇神社
山祇神社
変な公衆トイレ
変な公衆トイレ
神鈴の滝
神鈴の滝

達磨石から本格的な登山道へ

達磨石
達磨石
八十八大師
八十八大師

舗装路を約1時間歩いて達磨石へ。達磨石から本格的な登山道開始。股のぞき、八十八大師と、原作に登場するスポットを確認しながら登る。あおいが怖がっていたザレ場は、実際にはそれほど高度感はなく、むしろ落石で柵が壊れている方が心配でした。

あおいが怖がっていたザレ場
あおいが怖がっていたザレ場

山頂到着、しかし…

山頂手前 テレビ局中継所
山頂手前 テレビ局中継所
三ツ峠山山頂
三ツ峠山山頂

登山口から約2時間で山頂に到着。しかし、この日は濃霧で富士山は見えず。そこで、三ツ峠の名前の由来となる他の2つのピーク、御巣鷹山(1775m)と木無山(1732m)を巡ることに。

河口湖側へ下山

府戸尾根途中の鉄塔
府戸尾根途中の鉄塔

毛無山(1732m)を経由して府戸尾根を下山。途中の送電鉄塔付近では、薄明光線が差し込む幻想的な風景に出会えました。最後はカチカチ山ロープウェイで河口湖へ。観光地の賑わいと山の静寂のコントラストが印象的でした。

かちかち山展望台
かちかち山展望台
かちかち山ロープウェイ
かちかち山ロープウェイ
河口湖駅
河口湖駅

周辺情報・関連記事

富士山展望の山

富士山 三ツ峠山から望む憧れの山。ヤマノススメでは2回登場しています(それと、御殿場トレイルコース)。

金時山 箱根から見る富士山の名所。原作では箱根に向かって縦走しました。

竜ヶ岳 本栖湖畔から望むダイヤモンド富士が有名。

ステップアップの山

高尾山 三ツ峠山の前に登りたい入門山。

大山 標高差で鍛える丹沢の山。

温泉・観光

三ツ峠グリーンセンター

  • 日帰り温泉施設
  • 登山後の疲労回復に最適
  • 食事処あり。ヤマノススメグッズの取り扱いのある売店あり。
  • 営業時間:9:00~22:00(2025年8月。10:00~21:00に戻る可能性あり)

河口湖観光

  • カチカチ山ロープウェイ
  • 河口湖遊覧船
  • 富士山パノラマロープウェイ
  • オルゴールの森美術館

よくある質問

Q: 初心者でも登れますか?

A: 高尾山からのステップアップには少しハードです。標高差1,000m以上、往復5時間以上かかるため、ある程度の体力と経験が必要。まず、大山など標高差のある山で練習してから挑戦することをおすすめします。

詳しくは、以下の登山ガイドをご覧ください。

Q: 富士山はいつでも見えますか?

A: 午前中の方が見える確率が高いです。特に秋から冬、春先は空気が澄んでいて綺麗に見えます。夏は午後になると雲がかかりやすいので、早朝スタートがおすすめ。

Q: 温泉は必ず入れますか?

A: 三ツ峠グリーンセンターは定休日があるので事前確認必要です。また、河口湖周辺にも日帰り温泉施設が複数あるので、そちらも選択肢になります。

Q: ロープウェイ利用はどうですか?

A: カチカチ山ロープウェイを利用すれば、河口湖側から楽にアクセスできます。ただし、原作のルートとは異なり、また混雑することも多いです。体力に自信がない場合は良い選択肢です。

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