奥武蔵の丸山は、標高960mの展望の山。ゆうかと小春が気分転換に訪れ、後にあおいとひなたも日向山とセットで登った、2つのエピソードの舞台です。芦ヶ久保駅から登れる手軽さと、丸山展望台からの秩父の眺望が魅力。
基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 山名 | 丸山(まるやま) |
| 標高 | 960m |
| 所在地 | 埼玉県秩父郡横瀬町・飯能市 |
| 難易度 | ★★☆☆☆(初心者~中級者・急登あり) |
| 推奨シーズン | 通年(特に空気の澄む冬は遠景が期待できます) |
| コースタイム | 約3~3.5時間(芦ヶ久保駅→丸山→日向山→芦ヶ久保駅周回) |
| 登山スタイル | 日帰りハイキング |
ヤマノススメでの描写
原作での登場シーン
この山は2つのエピソードで登場しています。
【百八十~百八十二合目】奥武蔵 丸山
- メンバー: ゆうか、小春
- アクセス: 飯能駅-芦ヶ久保駅
- コース: 芦ヶ久保駅→鹿避けフェンス→丸山(960m)→丸山展望台
あらすじ
【百八十合目 山バカ】 飯能市立図書館で勉強をしていたゆうか。小春は気分転換に明日山へ行こうと誘う。
【百八十一合目 久しく忘れてた時間】 芦ヶ久保駅に着いた2人。丸山まで登る道中で、こういう時間も悪くないと思うゆうか。
【百八十二合目 妥協と諦め】 丸山展望台では秩父を一望できたが、雲海はなかった。しかし、ゆうかは連れてきてくれた小春に感謝した。
ヤマノススメ単行本21巻に収録されています
ルート地図
【二百五十一合目】奥武蔵 日向山~丸山
- メンバー: あおい、ひなた
- アクセス: 飯能駅-芦ヶ久保駅
- コース: 芦ヶ久保駅→日向山(633m)→丸山(960m)→丸山展望台
あらすじ
【二百五十一合目 意外に余裕?】 あおいはひなたを誘って日向山に。山頂からは武甲山の眺めに満足感。せっかくなので、小春が登ったという丸山にも足を運ぶことに。目標の槍ヶ岳への登頂を目指すため、次のステップに男体山の登山計画を考え始めた。
ヤマノススメ単行本26巻に収録されています
ルート地図
聖地巡礼のポイント
- 芦ヶ久保駅: 2つのエピソード共通のスタート地点
- 丸山展望台: 秩父を一望できる重厚な展望台。雲海を期待したゆうかのエピソード
- 日向山: あおいが武甲山の眺めに満足した場所(26巻)
アクセス・登山情報
アクセス方法
電車: 西武秩父線 芦ヶ久保駅下車。池袋から特急で約1時間20分、各停で約1時間40分。
おすすめコース
芦ヶ久保駅→丸山→日向山→芦ヶ久保駅(周回): 約3時間。芦ヶ久保駅から丸山に登り、日向山経由で下山する周回コース。2つのエピソードを一度に巡礼できます。
装備と準備
登山道は整備されていますが、芦ヶ久保駅からの登りは急斜面が続きます。登山靴推奨。丸山展望台は風が強いことがあるので、防風対策があると快適です。
丸山の魅力
奥武蔵屈指のパノラマを約束する巨大展望台
丸山の象徴とも言えるのが、山頂にそびえ立つ重厚な造りの展望台です。ここからは秩父盆地やシンボルである武甲山、さらには奥秩父の山々から、空気が澄んだ日には浅間山や赤城山まで見渡せる大パノラマが広がります。特に秋から冬にかけての早朝には、盆地特有の気象条件により見事な雲海が発生することもあり多くの登山者を惹きつけています。
また、丸山は単独での登頂だけでなく、隣接する日向山とセットで歩ける点も魅力です。日向山の山頂からは、削られた北斜面が痛々しくも雄大な武甲山の全貌を正面に捉えることができ、丸山からの遠景とはまた異なる感動を味わえます。公共交通機関からのアクセスが抜群に良く、それでいて奥武蔵らしいストイックな急登も楽しめる、充実度の高い山域です。
実際の巡礼記録
日程: 2021年5月15日[日帰り]
コースタイム: 芦ヶ久保駅 10:09→11:36 丸山 11:52→12:34 山の花道横瀬町駐車場→12:42 日向山 12:45→12:57 日向山公会堂 12:58→13:20 芦ヶ久保駅
ルート地図
巡礼レポート
最初は、自転車で奥武蔵グリーンラインを走って途中から登ろうかと計画していましたが、林道丸山線が通行止めということで原作と同じルートで芦ヶ久保駅から向かうことにしました。
ちょうど、西武鉄道の1日乗車券「SEIBU 1Day Pass」が日本人向けにも5月末までの期間限定で販売されていたので、こちらを利用。前もって池袋駅の観光案内所で買わないといけないなどと制約も多いですが、1日乗り放題で1000円は普通にオトク(池袋駅から芦ヶ久保駅への往復だけでも1440円なので)。
芦ヶ久保駅から丸山へ登山開始

芦ヶ久保駅。横瀬川と299号を渡ります。


県民の森の案内標識から右折し、生活道路を登っていきます。

残念な天気ではありますが、武甲山がよく見えます。

ここから完全な山道に。


獣避けフェンス。ゲート部分が固く縛られてて解くのが面倒くさそうだったので、隙間をつくって下からくぐりました。

尾根に出るまでは結構急な道で、心拍あがります。道自体は迷うところもなく歩きやすい。


766のピーク手前のここもストレートな急斜面。左側でちょっと蛇行しながら登っていくと良いかもしれません。

車道を横切ります。

県民の森からはなだらかなのかなって思っていましたが、最後までがっつり登ります。
丸山の頂上に到着

丸山に到着。三角点も。


丸山展望台。こんな重厚な建造物をよく作ったもんだ。


展望台からの眺め。天気が良ければなぁ。



丸山展望台からのパノラマ。


帰りは日向山を経由する右側のルートへ。




日向山に向かっての階段。
日向山の頂上に到着


武甲山を眺めるには絶好のスポット(天気が良ければ)。

日向山公会堂付近。


埼玉県の県民の森へと向かう車道が延びているような所だし、ファミリー向けのハイキングコース程度の登りだろうと若干舐めていたのとは反面、登り一辺倒のストイックな山道で息を切らして登りました。各所で絶賛されてる丸山からの眺めも、こんな天気で期待が持てるはずもなく……。
よくある質問
Q: 丸山展望台から雲海が見える条件は?
A: 主に11月から2月にかけて、前日に雨が降り湿度が高く、当日が晴天で放射冷却が強い早朝に発生しやすくなります。秩父盆地全体が白い霧に覆われる幻想的な景色が見られますが、原作のゆうかたちのように日中の登山で見られるのは稀なケースです。
Q: 芦ヶ久保駅からの登りは初心者でも大丈夫ですか?
A: 登山道自体はよく整備されていますが、標高差が約660mあり、特に前半の急登が続きます。全くの未経験者には少し厳しいため、歩き慣れた靴を用意し、余裕を持ったペース配分を心がけてください。
Q: 冬場はアイゼンなどの装備が必要ですか?
A: 標高1,000m弱の奥武蔵の山ですが、冬場は登山道が凍結したり積雪したりすることがあります。1月~3月頃に訪れる際は、軽アイゼン(チェーンスパイク)をザックに忍ばせておくと安心です。


