埼玉県飯能市の飯能百名山に数えられる深沢山西峰(310m)・深沢山東峰(332m)・五条山(305m)・長尾根山(273m)。武蔵横手駅を起点とし、奥武蔵の静かな尾根を周回するコースで踏破できる4座です。眺望に恵まれない山頂が多く、踏み跡も薄いマイナールートですが、飯能百名山のピークハントを楽しむには格好の山域になっています。
原作26巻では、小春の飯能百名山潰しにあおいが付き合うエピソードの舞台になりました。眺望のない山頂に登る意味を問うあおいに「飯能百名山を登り終えたら意味が見いだせるはず」と語る小春の姿が描かれます。
基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 山名 | 深沢山西峰(310m)・深沢山東峰(332m)・五条山(305m)・長尾根山(273m) |
| 所在地 | 埼玉県飯能市 |
| 難易度 | ★★☆☆☆(初〜中級者向け・踏み跡不明瞭な箇所あり) |
| 推奨シーズン | 通年(春・秋が快適) |
| コースタイム | 原作周回ルートで標準3時間10分/歩行距離5.6km |
| 登山スタイル | 日帰りハイキング |
ヤマノススメでの描写
原作での登場シーン
【二百四十八合目】飯能百名山 深沢山西峰・深沢山東峰〜五条山〜長尾根山
- メンバー: あおい、小春
- アクセス: 西武秩父線・武蔵横手駅
- コース: 武蔵横手駅→愛宕山(250m)→水晶山(250m)→深沢山西峰(310m)→深沢山東峰(332m)→五条山(305m)→長尾根山(273m)→武蔵横手駅
あらすじ
【二百四十八合目 テンション】 小春の飯能百名山潰しに付き合うあおい。二人は前回に訪れた水晶山の先にある4つの飯能百名山を巡る。眺望がない山頂に登る意味を問うあおいに、飯能百名山を登り終えたら意味が見いだせるはずと説得する小春だったが……
ヤマノススメ単行本26巻に収録されています
ルート地図
聖地巡礼のポイント
- 武蔵横手駅: 周回コースの起点・終点。西武秩父線の無人駅
- 深沢山東峰(332m): コース最高点
- 長尾根山(273m): 原作であおいに「今日一番しょぼい山頂」と言われた山
アクセス・登山情報
アクセス方法
電車
西武秩父線「武蔵横手駅」が起点・終点です。飯能駅から西武秩父線で1駅(約5分)、池袋駅からは飯能駅経由で約1時間10分。駅は無人のため、事前にICカードの残高を確認しておくと安心です。
車
武蔵横手駅周辺にはまとまった登山者用駐車場はありません。車利用の場合は、飯能駅周辺のコインパーキングに駐車して電車でアクセスするのが現実的です。
おすすめコース
【原作ルート】西回り周回
武蔵横手駅→愛宕山→水晶山→深沢山西峰→深沢山東峰→五条山→長尾根山→武蔵横手駅。標準コースタイムで約3時間10分、歩行距離5.6km。原作と同じ順序で歩けます。
【逆回り】東回り周回
武蔵横手駅→長尾根山→五条山→深沢山東峰→深沢山西峰(ピストン)→水晶山→愛宕山→武蔵横手駅。尾根に取りつくまでの急登が最初にあるぶん、後半は歩きやすくなります。
【拡張ルート】飯能アルプスまで縦走
愛宕山から南下して三角天→かまど山→久須美山→大黒山→多峯主山→天覧山と接続できます。健脚向けで飯能駅または飯能中央公園までの全縦走は約5時間。
装備と準備
ハイキングシューズ、地図アプリ(YAMAPやヤマレコ)、飲み物500ml以上、行動食が基本です。マイナールートで踏み跡が薄い箇所があるため、地図アプリでのルート確認は必須。長袖・長ズボンだと藪や虫対策にもなります。
ルート不明瞭・通行止めカラーコーンの注意
長尾根山に取りつく登山道の入口には、通行止めのカラーコーンが置かれていることがあります。道自体は尾根筋で間違えようがありませんが、踏み跡が不明瞭な箇所もあるため、地図アプリで現在地を確認しながら進んでください。自己責任での判断が前提となるルートです。
深沢山・五条山・長尾根山コースの魅力
飯能百名山を一度に4座踏破
このコースの最大の魅力は、原作のテーマである飯能百名山のピークハントが実際に追体験できることです。深沢山西峰・東峰、五条山、長尾根山の4座を半日で踏破でき、愛宕山と水晶山を加えれば合計6座に到達します。
展望のない静かな低山群
原作でも描かれるとおり、このコースの山頂の多くは眺望に恵まれません。そのぶん、天覧山や多峯主山のような賑わいはなく、踏み跡も薄い静かな山域です。メジャーな奥武蔵コースとは一味違う山歩きを楽しめます。
深沢山西峰からの展望
コース中もっとも視界が開けるのが深沢山西峰です。突き出した尾根の先にあり、四等三角点も設置されています。ここまで展望のない山頂が続いたぶん、奥武蔵の山並みがひときわ印象深く感じられるスポットです。
飯能アルプスへの縦走拠点
愛宕山から南下すれば飯能アルプス(かまど山・久須美山・大黒山・多峯主山・天覧山)へ接続可能です。1日で充実した縦走を楽しみたい場合に適した起点にもなります。
巡礼レポート
日程: 2025年4月5日[日帰り]
ルート: 原作とは逆回り。長尾根山から登り、愛宕山で下山する周回に飯能アルプスを接続したルート。
コースタイム: 武蔵横手駅 09:14 → 09:37 長尾根山 09:39 → 09:52 五条山 → 10:11 深沢山(東峰) → 10:17 深沢山(西峰) 10:33 → 10:37 深沢山(東峰) → 10:44 水晶山 10:45 → 10:54 愛宕山 → 11:32 三角天 → 11:34 かまど山 11:35 → 11:47 かまど山入口 11:48 → 12:01 久須美峠 → 12:07 久須美山 → 12:15 久須美ケルン 12:16 → 12:20 丘の上公園 12:21 → 12:31 飯能アルプス永田入口 12:32 → 12:47 大黒山 → 12:59 多峯主山観光公衆トイレ → 13:03 多峯主山 13:18 → 13:37 天覧山 13:40 → 13:44 天覧山中段 → 13:50 飯能中央公園
ルート地図
コース状況
長尾根山から五条山の尾根道はマイナーなルートらしく、それほど踏まれていませんでした。特に道路から尾根への登りでは通行止めのカラーコーンがあったり、踏み跡が不明瞭な箇所も多かったです(尾根に登ってしまえば間違いようはありませんが)。
武蔵横手駅から原作とは逆のルートで、先に長尾根山に登る

武蔵横手駅からスタート。



長尾根山までの尾根筋へ登るための登山道に、立入禁止のカラーコーン……??? ここしか道が無いし、踏み跡もあったので登りました。くれぐれも自己責任で。

尾根に登るまでは割と急登。久々の登山で息が切れます。

尾根まで登ってしまえば、あとは楽です。
1つ目の飯能百名山、長尾根山

飯能百名山の長尾根山。ヤマノススメ原作では、一番しょぼい山頂とあおいに言われていました。


2つ目の飯能百名山、五条山

飯能百名山の五条山。今のところ展望はありません。


3年前に、東吾野駅から登ってユガテを経由して愛宕山方面へ下りるルートを歩きましたが、そちらと同じ道に合流しました。

3つ目の飯能百名山、深沢山(東峰)

本日3つ目の飯能百名山、深沢山(東峰)。こちらは以前にも経由しています。

少し下ると深沢山(西峰)への分岐。ピストンとなるため前回は訪れていなかったのですが、今回は行ってみます。
4つ目の飯能百名山、深沢山(西峰)

4つ目の飯能百名山、深沢山(西峰)。突き出した尾根の先にあるので、ちょっとだけ視界が開けます。四等三角点もあります。



ピストンを戻って、水晶山までの下りにあるトラロープ。
5つ目の飯能百名山、水晶山

5つ目の飯能百名山、水晶山。
6つ目の飯能百名山、愛宕山

本日ラスト6つ目の飯能百名山、愛宕山。

スカイツリー方面が望めるらしい。

以前に来たときにはなかった人形がありました。下山途中にも人形があったし、愛情たっぷりに整備がされています。

愛宕山の登山口。

一旦、国道299号まで下ります。
ここから先は、《縦走》飯能アルプス 多峯主山〜大黒山〜永田山〜久須美山〜かまど山 に続きます。
よくある質問
Q: ルートが不明瞭と聞きますが、初心者でも大丈夫ですか?
A: 長尾根山付近は踏み跡が薄く、取りつきには通行止めのカラーコーンもあるため、地図アプリ(YAMAPやヤマレコ)の携帯を強くおすすめします。尾根に出てしまえば道は比較的分かりやすくなりますが、登山経験のある方との同行か、事前のルート確認が安心です。
Q: 飯能百名山はどこで確認できますか?
A: 飯能百名山は地元の山岳会が選定したもので、YAMAPなどの地図アプリや関連書籍で確認できます。原作のように全山制覇を目指すのも楽しいチャレンジになります。
Q: 飯能アルプスとの組み合わせは可能ですか?
A: 可能です。愛宕山下山後、三角天→かまど山→久須美山→大黒山→多峯主山→天覧山と接続できます。全行程で約5時間となるため、朝早めの出発がおすすめ。2025年4月5日の巡礼時にもこの接続ルートを歩きました。
Q: トイレや水場はありますか?
A: コース上にトイレ・水場はありません。武蔵横手駅で済ませてから出発してください。飯能アルプスに接続する場合は、多峯主山付近に観光公衆トイレがあります。
Q: 最適な訪問時期はいつですか?
A: 通年歩けますが、春(3〜5月)と秋(10〜11月)が快適です。夏場は虫よけ対策が必須、冬場は落ち葉で踏み跡がさらに分かりにくくなるため注意してください。

