ヤマノススメ聖地巡礼 – 浅間山外輪山〈黒斑山〉【活火山の迫力とJバンドの絶景】

黒斑山から浅間山を望む ヤマノススメ聖地巡礼
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活火山・浅間山を間近に望む外輪山最高峰の黒斑山(2,404m)。あおいとほのかが写真撮影のために訪れた山。車坂峠から登る外輪山縦走路は、トーミの頭、黒斑山、蛇骨岳、仙人岳と続き、迫力のJバンドを下って賽の河原へ。噴火警戒レベルの緊張感と、カメラ機材を背負う創作への情熱が交錯する、特別な聖地です。

基本情報

項目詳細
山名浅間山外輪山〈黒斑山〉(くろふやま)
標高2,404m(黒斑山)
所在地長野県小諸市・群馬県嬬恋村
難易度★★★☆☆(外輪山縦走)
推奨シーズン6月~10月
所要時間日帰り(5〜6時間)
登山スタイル周回・ピストン可能

ヤマノススメでの描写

原作での登場シーン

【九十三・九十四合目】浅間山外輪山〈車坂峠~黒斑山〉

  • メンバー: あおい、ほのか
  • アクセス: 佐久平駅→〈バス〉→高峰高原ホテル前バス停
  • コース: 車坂峠(1,973m)→トーミの頭→黒斑山(2,404m)→蛇骨岳(2,366m)→仙人岳(2,320m)→Jバンド→賽の河原→湯ノ平前掛山登山口→トーミの頭→車坂峠
あらすじ

【九十三合目 自分のペースで】ほのかから写真撮影する浅間山に一緒に行かないかと誘われるあおい。噴火警戒レベル2の掲示にただならぬ雰囲気を感じる。ほのかは重いカメラバッグを背負っていたが、途中でカメラレンズをあおいに持ってもらう。

【九十四合目 創作は一日にして成らず】Jバンドを降りる手前、ほのかはあおいにパワージェル(カロリー源となるゼリー飲料)を渡し一緒に飲む。

ヤマノススメ単行本13巻に収録されています

ルート地図

アニメでの描写

【第4期/#08】(ED)浅間山外輪山〈黒斑山〉

メンバー: あおい、ほのか
備考: 8話のエンディング

聖地巡礼のポイント

  • 車坂峠: 標高1,973mの登山口
  • 黒斑山山頂: 浅間山を正面に望む
  • Jバンド: 外輪山から内側へ下る岩場
  • 賽の河原: 火山特有の荒涼とした風景

アクセス・登山情報

アクセス方法

標高2,000mの「車坂峠(高峰高原)」が登山の拠点となります。

車でのアクセス

上信越道「小諸IC」からチェリーパークライン経由で約30分。終点の車坂峠には約50台の無料駐車場があります。
チェリーパークラインは通年通行可能です。冬期も除雪されますが、急勾配が続くため冬用タイヤとチェーンの携行が必須です。

電車・バスでのアクセス

JR小海線「小諸駅」または北陸新幹線「佐久平駅」から、JRバス関東の「高峰高原行き」に乗車し、終点「高峰高原ホテル前」で下車します(小諸から約45分、佐久平から約60分)。
【重要】 以前は夏季限定でしたが、現在は毎日2往復の通年運行となっています。ただし、最新のダイヤは必ずJRバス関東の公式サイトで確認してください。

登山ルート

浅間山の雄大な姿を堪能できる、難易度別の2コースをご紹介します。

1. 外輪山周回コース(原作ルート) あおいたちが歩いた、浅間山の火口壁をぐるりと巡るダイナミックなコースです。

車坂峠(表・中コース) → トーミの頭 → 黒斑山 → 蛇骨岳 → 仙人岳 → Jバンド → 賽の河原 → 湯ノ平 → 草すべり → トーミの頭 → 車坂峠

  • 歩行時間: 約5時間30分〜6時間
  • ポイント: 「Jバンド」からの急な下りと、最後に待ち構える「草すべり」の激しい登り返しが体力勝負となります。ペース配分が鍵を握る中級者向けルートです。

2. 黒斑山ピストンコース 外輪山の最高峰・黒斑山までを往復する、初心者にもおすすめの展望コースです。

車坂峠 → トーミの頭 → 黒斑山 →(往路を戻る)

  • 歩行時間: 約3時間
  • ポイント: 「トーミの頭」に立った瞬間、目の前に現れる浅間山の巨大な山容は圧巻の一言。短い時間で浅間山のハイライトを楽しめるため、体力に自信がない方でも安心です。

装備と準備

火山地帯特有の注意が必要。

推奨装備

  • 登山靴(岩場対応)
  • ヘルメット
  • 防風・防寒着
  • 雨具
  • 日除け対策
  • 水分(多めに)
  • 行動食

火山対策

  • 噴火警戒レベル確認
  • ヘルメットの着用(浅間山周辺は「ヘルメット着用推奨区域」に指定されています)
  • 防塵マスク携帯
  • 緊急時の避難路確認

浅間山外輪山の魅力

日本有数の活火山が魅せる「荒々しくも美しい姿」

標高2,568mの浅間山は、今なお噴煙を上げ続ける日本屈指の活火山です。外輪山(黒斑山〜Jバンド)を歩く最大の魅力は、その巨大な火口を眼前に捉え、溶岩流が作り出した荒々しい山肌を特等席から観察できること。噴火警戒レベルによって入山規制が変わるため、訪れるたびにその表情が異なるのも、生きた地球を感じさせる浅間山ならではの醍醐味です。

異世界へ誘う「Jバンド」と「賽の河原」

外輪山から内側の火口原へと一気に下る急斜面、通称「Jバンド」。標高差約200mの岩場を慎重に下りきると、そこには「賽の河原(さいのかわら)」と呼ばれる広大な平原が広がります。溶岩と火山礫が広がるその景観は、まるで月面に降り立ったかのような錯覚を覚えるほど。静寂に包まれた荒涼とした空間は、まさに異世界の趣があります。

厳しい環境に息づく高山植物の楽園

一見、生命を拒むかのような厳しい環境ですが、浅間山周辺は高山植物の宝庫でもあります。6月から7月にかけては、可憐なハクサンイチゲやイワカガミが咲き誇り、夏には「高山植物の女王」と呼ばれるコマクサが岩場の斜面を彩ります。特に外輪山の稜線付近では、厳しい風雪に耐えながら咲く花々との出会いが、登山者の疲れを癒やしてくれます。

実際の巡礼記録

日程:2017年6月11日[日帰り]
コースタイム:車坂峠 04:1305:06 トーミの頭 05:1105:22 黒斑山 05:3205:48 蛇骨岳 →06:08 仙人岳 →06:19 虎ノ尾 →06:26 Jバンド 06:2906:49 賽の河原分岐 →06:59 湯ノ平分岐 07:0007:31 トーミの頭 07:4607:51 槍ヶ鞘 →08:09 開けたガレ場 →08:21 車坂山 →08:29 車坂峠

ルート地図

巡礼レポート

山行中に日の出を迎えたかったのですが……

車坂峠へと車を走らせる途中で空が白み始めてしまい、少し出発が遅かったようです。

車坂峠から中コースで浅間山外輪山を登る

高峰高原ホテル前バス停
高峰高原ホテル前バス停

車坂峠から黒斑山(くろふやま)へは「表コース」と「中コース」の2ルートがあります。原作では表コースで登ったと思われますが、今回は中コースを選択しました。

噴火警戒レベルを示す看板
噴火警戒レベルを示す看板
表コースと中コースの合流地点の稜線
表コースと中コースの合流地点の稜線

中コースの序盤は谷筋を進みますが、途中で南へ進路を変えるポイントを見落とし、踏み跡を頼りにそのまま奥へと進んでしまいました。しばらくは森の中の急登で展望もありませんでしたが、表コースとの合流地点でパッと開けた稜線に飛び出しました。

トーミの頭
トーミの頭
トーミの頭より八ヶ岳を望む
トーミの頭より八ヶ岳を望む

トーミの頭に到着すると、遮るものは何もなく全方向の景色が見渡せます。浅間山の堂々たる山容を余さず捉えることができ、南側に目を向ければ、雲海の向こうに八ヶ岳の稜線が望めました。

トーミの頭より浅間山の外輪山を望む
トーミの頭より浅間山の外輪山を望む

北側には黒斑山、その奥には蛇骨岳、仙人岳と、これから歩んでいく外輪山がはっきりと確認できます。

トーミの頭からのパノラマ
トーミの頭からのパノラマ

黒斑山へ到着

黒斑山から浅間山を望む
黒斑山から浅間山を望む

黒斑山に到着。朝焼けをバックにした浅間山は、その名の通りいっそう「黒く」感じられます。

黒斑山のスピーカー
黒斑山のスピーカー
浅間山外輪山の残雪
浅間山外輪山の残雪

外輪山の日陰となる登山道には、まだ溶けきっていない雪が残っていました。

浅間山外輪山
浅間山外輪山
早朝に残る霜柱
早朝に残る霜柱

早朝の登山道に残る霜柱を踏む感触は、この時間に歩き始めた人だけが楽しめる特権ですね。

蛇骨岳

蛇骨岳
蛇骨岳

蛇骨岳(じゃこつだけ)付近は風の通り道になっており、強い風が吹き抜けます。遮る樹木もなくなるため、バランスを崩さないよう注意が必要です。

蛇骨岳の花
蛇骨岳の花
浅間外輪山からの眺め
浅間外輪山からの眺め
浅間山
浅間山
四阿山・根子岳
四阿山・根子岳
北アルプス
北アルプス

北側には四阿山・根子岳の奥に妙高山、西側には北アルプスと、最高の眺望が続いていました。

北アルプス
北アルプス

仙人岳

仙人岳
仙人岳

Jバンドを下り、外輪山の内側へ

Jバンドの取り付き部分
Jバンドの取り付き部分

いよいよ「Jバンド」の取り付きから、外輪山の内側へと下ります。

Jバンド
Jバンド

岩肌の急坂ですが道幅は広く、危なさはそれほど感じません。ただ、浮石が多いため落石には細心の注意を払いながら下りました。

Jバンドを下から見る
Jバンドを下から見る

あっという間に降りて、Jバンド付近を見上げる。

賽の河原
賽の河原

下りきった先にある「賽の河原」は、風も遮られ、アップダウンもない静寂の空間です。しかし、万が一浅間山が噴火すれば非常に危険な場所。悠長に構えてはいられない緊張感があります。

賽の河原
賽の河原
賽の河原
賽の河原
賽の河原
賽の河原

湯の平に向かうにつれ徐々に植生が変わり、再び森林の中へと進んでいきます。

賽の河原の植生
賽の河原の植生
賽の河原の植生
賽の河原の植生

立入禁止の前掛山

前掛山登山口
前掛山登山口

前掛山方面(山頂火口付近)への登山道は立入禁止となっていました。

湯の平
湯の平

湯の平を経て、「草すべり」の急坂を登り返します。

草すべり
草すべり
ハクサンイチゲ
ハクサンイチゲ
ユキワリソウ
ユキワリソウ

道中ではハクサンイチゲやユキワリソウが目を楽しませてくれました。

槍ヶ鞘
槍ヶ鞘

最後は「槍ヶ鞘」から表コースを選んで下山します。こちらは中コースよりも時間がかかり、アップダウンもありますが、その分展望の良いポイントが点在しています。

表コースの木段
表コースの木段

途中、土の流出でハードルのようになっている木段には閉口しましたが、下りならまだ楽な方。登りで使うとなるとかなり厄介そうです。

表コース途中からのパノラマ
表コース途中からのパノラマ
山の神
山の神

最後に「山の神」へ無事下山できたことへの感謝を伝え、今回の山行を締めくくりました。

周辺情報・関連記事

高峰高原:標高2,000mの天空リゾート

登山口となる車坂峠周辺は、「高峰高原」として整備されたリゾートエリアです。雲海を望む「高峰高原ホテル」や、絶好の雪質を誇る「高峰マウンテンパーク(旧アサマ2000パーク)」、さらにはランプの宿として有名な「高峰温泉」などがあり、登山後の宿泊や温泉も充実しています。

小諸市街:歴史と情緒が交差する街

下山後にぜひ立ち寄りたいのが、城下町の風情が色濃く残る小諸市街です。日本で唯一といわれる「穴城」の小諸城址・懐古園や、断崖絶壁に建つ布引観音(釈尊寺)は見応え十分。「マンズワイン小諸ワイナリー」での見学や、歴史ある宿場町の散策もおすすめです。

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よくある質問

Q: 噴火警戒レベルによって登れない時がありますか?

A: はい、噴火警戒レベルによって入山規制があります。レベル2では前掛山への登山は禁止、レベル3以上では黒斑山も立入禁止になる場合があります。必ず最新情報を確認してください。

  • レベル1: 前掛山(火口付近)まで登山可能
  • レベル2: 火口周辺規制。前掛山は禁止ですが、黒斑山など外輪山は登山可能
  • レベル3: 入山規制。黒斑山を含む外輪山も立入禁止となる場合が多い 必ず出発前に「浅間山 噴火警戒レベル」の最新情報を確認しましょう。

Q: Jバンドは危険ですか?

A: 岩場の急斜面ですが、幅が広く整備されているので、慎重に歩けば問題ありません。ただし、浮石による落石には十分注意が必要です。ヘルメットの着用を推奨します。

Q: カメラ撮影におすすめの場所は?

A: トーミの頭と黒斑山山頂が最高の撮影ポイントです。特に早朝の浅間山は神秘的。ほのかのように重い機材を持つ場合は、体力配分に注意しましょう。

Q: 高山病の心配はありますか?

A: 車坂峠が既に標高1,973mなので、体が慣れていない人は注意が必要です。ゆっくりペースで歩き、水分補給を心がけましょう。前日は十分な睡眠を。

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