日本百名山全山踏破 28座目 霧ヶ峰 | 百名山3座ハシゴ試練・車山周回・高原花めぐりハイキング

気象レーダードーム 日本百名山
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霧ヶ峰に向かうまで

蓼科山から霧ヶ峰へは、車で30分もかからない。途中に白樺湖もあり、高原リゾートを貫くビーナスラインをドライブ。

白樺湖から霧ヶ峰までは周りが開けて、眼前に広がる美しい高原の風景に目を奪われるが、観光客も多いので安全運転で。

百名山3座ハシゴの2座目として

この日は蓼科山・霧ヶ峰・美ヶ原の3座ハシゴ挑戦の2座目。蓼科山がガスで視界不良だったため、霧ヶ峰では晴天を期待していた。

霧ヶ峰もまたヤマノススメで登場している。今回のルートは、アニメで紹介された車山肩から時計回りで最後に車山に登るルート。

実際に登ってみた

日程: 2017年09月03日(日) [日帰り] 天候: 晴れ

アクセス

車山肩の駐車場は満車だったが、ちょうど出る車があったのでタイミングよく駐車できた。ビーナスライン沿いには眺めの良さそうな所々に駐車場がある。

地図・標高グラフ

⏱タイム🏃距離↗登り↘下り
02:338.9km386m388m

コースタイム

ルート:車山肩-沢渡-鎌ヶ池キャンプ場跡-物見岩-蝶々深山-車山乗越-霧ヶ峰-車山肩

山行タイムライン
  • 12:44
    車山肩駐車場
    車山肩バス停・霧ヶ峰登山基地
    車山肩バス停

    ビーナスライン沿いの車山肩バス停から、車山方面を眺める。白い気象レーダーのドームが小さく見えて、手前には車山の車輪モニュメント。

    車山肩の駐車場・ビーナスライン登山拠点
    車山肩の駐車場

    車山肩の駐車場。ビーナスラインツーリング中に寄っただけの観光客も多いので、満車でも少し待っていれば停められると思う。

    車山肩ハイキングコース入口
    車山肩の入口

    ハイキングコースの入口から東側に行けば、1時間ほどで車山山頂へ行って帰ってくることもできるが、せっかくなので時計回りの周回コースを歩くことにした。なので、車山山頂は一番最後。

    車山肩登山道入口・周回コース開始
    車山肩の入口
    マツムシソウ・霧ヶ峰9月の高原植物
    マツムシソウ
    アキノキリンソウ・霧ヶ峰の秋の花
    アキノキリンソウ
    シモツケソウ・霧ヶ峰高原植物
    シモツケソウ?
    ツリガネニンジン・霧ヶ峰9月の花
    ツリガネニンジン
    ウメバチソウ
    ウメバチソウ

    9月の霧ヶ峰は高原植物が豊富。マツムシソウ、アキノキリンソウ、ツリガネニンジンなど、色とりどりの花が楽しめる。

    霧ヶ峰高原植物
    マツムシソウの群生・霧ヶ峰花めぐり
    マツムシソウ
    ハイキングコースの下り・霧ヶ峰周回路
    ハイキングコースの下り
    ハクサンフウロ
    ハクサンフウロ
  • 13:04
    沢渡
    沢渡・霧ヶ峰周回コース中継点
    沢渡

    沢渡で一旦舗装路を歩いて、またハイキングコースへ。

    霧ヶ峰ハイキングコース・高原散策路
    八島湿原沿いの砂利道
    八島湿原沿いの砂利道

    八島湿原までは行かずに手前の砂利道を通って北へ。

    シカの進入禁止ゲート・高山植物保護柵
    シカの進入禁止ゲート

    シカの食害から高山植物を守るゲートの中へ入る。

    ツリガネニンジン・ゲート内の保護植物
    ツリガネニンジン
    ハクサンフウロ・シカ食害保護区域
    ハクサンフウロ

    ゲート内では高山植物がシカの食害から保護されている。

    霧ヶ峰高原散策路・自然観察コース
    霧ヶ峰の高原風景
    霧ヶ峰ハイキング道
  • 13:28
    鎌ヶ池キャンプ場跡
    鎌ヶ池キャンプ場跡
    鎌ヶ池キャンプ場跡
    鎌ヶ池キャンプ場跡の遺構
    鎌ヶ池キャンプ場跡

    かつてのキャンプ場跡。調べてみると、2006年に閉鎖したようだ。

  • 13:31
    ゼブラ山・蝶々深山分岐
    分岐付近の植生
    物見岩までは登り
    物見岩までは登り

    しばらく登り。霧ヶ峰の中では数少ない登りらしい登り。

  • 13:55
    物見岩
    物見岩・霧ヶ峰展望ポイント
    物見岩
    物見岩からの眺望
    物見岩
    物見岩の休憩スペース・展望休憩地
    物見岩の休憩スペース

    物見岩前の広いスペース。見渡せる範囲が広く、印象的な展望スポット。

    遠くまで続く道・霧ヶ峰高原の広がり
    遠くまで続く道

    遠くまで続く道。高原らしい開放感ある風景。

  • 14:18
    蝶々深山
  • 14:31
    車山乗越
    車山乗越・霧ヶ峰車山直下の鞍部
    車山乗越
    蓼科山と八ヶ岳連峰・車山乗越からの眺望
    蓼科山と八ヶ岳連峰

    蓼科山から北八ヶ岳連峰がハッキリと見える。さっき登った蓼科山も確認できた。

    車山への階段・霧ヶ峰最後の登り
    車山への階段

    車山に登るための坂&階段が意外とハード。

  • 14:43
    車山高原リフト山頂駅
  • 14:46
    霧ヶ峰
    車山神社・霧ヶ峰山頂の神社
    車山神社
    車山神社
    車山神社
    車山山頂の高原展望・霧ヶ峰パノラマ景色
    車山山頂のパノラマ
    車山山頂・霧ヶ峰最高峰1925m
    車山山頂
    気象レーダードーム・車山山頂のランドマーク
    気象レーダードーム

    車山山頂のシンボル、気象レーダードーム。遠くからでも目立つ白い建物。

  • 15:17
    車山肩駐車場
    車山のモニュメント・霧ヶ峰登山完了
    車山のモニュメント

    車山から下山して駐車場に戻ってきた。

下山後の感想

ガスガスで何も見えなかった蓼科山から霧ヶ峰へ。ドライブ途中、ビーナスラインから見える丘陵の美しい眺めで割と満足していたが、ハイキングコースの中に入れば見渡す限りが高原の緑で、道路から眺めているのとはスケール感が段違い。

車山に登るだけでなく、湿原近くの高原植物群生地や物見岩からの眺望など楽しめた周回コースだったけど、もう少し時間があれば湿原にも足を延ばしたかった。

次は最後、美ヶ原へ。

かかった費用と装備

費用は、今回の遠征の中で最初の日本百名山 蓼科山の記事でまとめています。

3座目の中では最も歩きやすく、高原植物が豊富で観光的価値も高い山。ビーナスラインのドライブと合わせて楽しめるのが魅力。

今になって思うこと

霧ヶ峰には観光客が多く訪れるが、そこそこ登り下りがあるので散策するならそれなりの装備が必要。

3座ハシゴという慌ただしい登山だったが、霧ヶ峰は高原植物の宝庫として十分に価値のある山だった。特に9月のマツムシソウ、ハクサンフウロなどの花は見応えがある。

車山周回コースは手軽でありながら、変化に富んだ景色が楽しめる。物見岩からの展望、シカ防護柵内の保護された植物群、そして車山山頂からの大パノラマと、短時間で霧ヶ峰の魅力を満喫できるルート。

今回は時間の都合で八島湿原には立ち寄れなかったが、湿原と車山を組み合わせたコースならより充実した山行になっただろう。

霧ヶ峰は百名山の中でも特に気軽にアクセスできる山のひとつ。車でのアクセスが容易で、登山というよりはハイキング感覚で楽しめる。ただし、高原の天候は変わりやすいので、雨具などの基本装備は必須。

また、「ヤマノススメ」だけでなく「ゆるキャン△」にも霧ヶ峰は少しだけ登場する。劇中でリンちゃんが手を振っていたライブカメラ(LCV道路状況)はこちら

今回は3つの百名山を車でアクセスしているが、それぞれを徒歩で繋ぐこともできる。白樺湖から霧ヶ峰、そして美ヶ原へは稜線が続いており、距離は30km近くになるが車道からでは体験できない景色が見られるんだろう。いつかやってみたい。


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