ヤマノススメ聖地巡礼 – 荒船山【軍艦のような台地状の山と艫岩の絶景】

テーブルマウンテンのような荒船山 ヤマノススメ聖地巡礼
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群馬・長野県境にそびえる荒船山。まるで巨大な軍艦が荒海を進むような独特の山容から名付けられた山。艫岩(ともいわ)の断崖絶壁から見下ろす絶景と、平坦な山頂台地を歩く、ほのかの写真撮影が印象的なエピソードの舞台です。

基本情報

項目詳細
山名荒船山(あらふねやま)・経塚山(きょうづかやま)
標高経塚山1,423m / 艫岩1,356m
所在地群馬県下仁田町・長野県佐久市
難易度★★☆☆☆(整備された道)
推奨シーズン5月~11月(冬季は積雪注意)
コースタイム周回約4時間
登山スタイル日帰りハイキング・撮影登山

ヤマノススメでの描写

原作での登場シーン

【六十一合目】荒船山

  • メンバー: あおい、ひなた、ほのか
  • アクセス: 高崎駅→内山峠
  • コース: 内山峠登山口→艫岩→荒船山(経塚山)(1,423m)
あらすじ

【六十一合目 ほのかと荒船山】ほのか兄の車(レガシィ ツーリングワゴン)で高崎駅から内山峠まで送迎してもらう。断崖絶壁の艫岩展望台へ。垂直に切り立った崖から見下ろす景色は圧巻。その後、ほのかが写真を撮りながら、平坦な山頂台地を歩いて経塚山の山頂へ。

ヤマノススメ単行本9巻に収録されています

ルート地図

聖地巡礼のポイント

  • 内山峠: 登山口、駐車場完備
  • 艫岩: 200m垂直の断崖絶壁展望台
  • 経塚山山頂: 最高点1,423m

アクセス・登山情報

アクセス方法

荒船山へは車でのアクセスが一般的です。

マイカーでのアクセス 上信越道下仁田ICから国道254号線経由で内山峠まで約40分。内山峠登山口駐車場(無料・約20台)。週末は早朝から満車になることも。

公共交通機関でのアクセス JR佐久平駅または下仁田駅からタクシー利用(約40分・8,000円程度)。下仁田駅から町営バスで「内山」まで行くことは可能ですが、登山口までかなりの距離があるため、タクシーの利用が現実的です。

おすすめコース

荒船山は台地状の山頂を持つ特徴的な山です。

内山峠からのピストンコース(原作ルート) 内山峠→艫岩 休憩→荒船山避難小屋→経塚山→内山峠

荒船不動経由コース 荒船不動登山口→威怒牟畿不動→艫岩→経塚山→荒船不動 急登だが最短ルート。約3時間。

星尾峠コース 星尾峠→星尾分岐→艫岩→経塚山→星尾峠 比較的なだらかな道。約4時間。

装備と準備

断崖絶壁があるため、安全装備が重要です。

基本装備

  • 登山靴(グリップ重要)
  • ザック(20-25L)
  • 雨具
  • 防寒着
  • 飲み物(1.5L以上)
  • 昼食・行動食

荒船山の魅力

軍艦のような山容

荒船山(標高1,423m)は、その名の通り巨大な軍艦が波を割って進むような、平坦な山頂(溶岩台地)を持つユニークな山です。

艫岩(ともいわ)

軍艦の「船尾」にあたる艫岩は、垂直200mの断崖絶壁です。浅間山や妙義山を一望できる絶景スポットですが、かつて悲しい転落事故が起きた場所でもあります。 現在は頑丈な柵が設置されていますが、撮影に夢中になって身を乗り出すのは厳禁。ほのかのようにカメラを持つ方は、必ずストラップを使用し、安全な場所からシャッターを切りましょう。

実際の巡礼記録

日程: 2017年6月15日[日帰り]
コース: 内山峠→鋏岩修験道場跡→一杯水→艫岩→荒船山避難小屋→経塚入口→荒船山→経塚入口→相沢分岐→艫岩→一杯水→鋏岩修験道場跡→内山峠

ルート地図

巡礼レポート

テーブルマウンテンのような荒船山
テーブルマウンテンのような荒船山

下仁田側から国道254号を通り、車で内山峠に向かう途中。目前に現れた荒船山の独特な姿に、思わず車を停めて撮影しました(峠の茶屋より下仁田側の道路にて)。今からあそこの上へと登りに行くというのが、にわかには信じられないほどの山容です。

内山峠の駐車場から登山開始

内山峠駐車場
内山峠駐車場

早朝5時過ぎ、内山峠の登山口にある駐車場に到着。既に先客の車が1台停まっていたので、その隣に駐車します。駐車場は15台くらいは停められそうなスペースがありました。

内山峠登山口
内山峠登山口
荒船山登山道
荒船山登山道

登山道は雨上がりでしたが、ぬかるみもなくて歩きやすい状態です。ただ、やたらとクモの糸や幼虫の糸のトラップに引っかかります。直近で自分より前を歩いている人はいないのではないか……と、駐車場に停まっていた車の主が気になりながらも進んでいきました。

崩れやすそうなトラバース部分(斜面の横断)には、歩きやすいよう整備が施されており安心です。

荒船山登山道
荒船山登山道
一杯水の新しい橋
一杯水の新しい橋

「一杯水」には新しい橋が架けられていました。ここは木橋が腐食していたため、去年の12月まで通行止めだった箇所のようです。下山時に橋の下を覗くと、通行止めの標識と朽ち果てた旧材が落ちているのを発見しました。

断崖絶壁危険の看板
断崖絶壁危険の看板

しばらく続いた登りが終わると、一転して平坦な道になります。「この先断崖絶壁危険」という看板がなければ、普通のハイキングと何ら変わらないような、木々と草に囲まれた穏やかな道です。

荒船山避難小屋
荒船山避難小屋

途中にある荒船山避難小屋には「トイレは使えない」という張り紙がありました。

艫岩展望台

艫岩からのパノラマ
艫岩からのパノラマ

荒船山を登っている中で、展望が開けたのはここだけでした。

艫岩展望台
艫岩展望台

断崖絶壁にせり出している艫岩(ともいわ)の先端へ。私はビビリなので、下を覗き込むことはできませんでした。

荒船山のテーブルを歩く
荒船山のテーブルを歩く

平坦なテーブルの上を歩いている分にはなんてことのない普通の道ですが、第三者視点で「テーブルマウンテンの上を歩いている自分」を俯瞰して想像するだけで、ドキドキしてきます。

クリンソウが一面に咲く
クリンソウが一面に咲く
クリンソウ群生地
クリンソウ群生地

途中のクリンソウ群生地に寄り道してみると、一面に花が咲き誇っていました。ちょうど見頃だったのか、朝露に濡れて一層鮮やかに映ります。

経塚山への登り道
経塚山への登り道

荒船山の奥にあるピーク、最高地点の「経塚山(きょうづかやま)」への登り道は少し滑りやすくなっており、注意が必要です(実際、下りで滑りました)。

経塚山の山頂

経塚山山頂
経塚山山頂

山頂に着きましたが、周りの木々で展望が遮られていたため、写真を撮ったらそそくさとピストンで引き返します。ここまで誰とも出会わなかったので、やはり内山峠から先行している人はいなかったようです。

経塚山山頂
経塚山山頂
艫岩付近のロープ
艫岩付近のロープ

艫岩付近まで戻ってきました。転落防止用のロープが張られていますが、張ってある高さが少し低い気がします。

登山口近くの巻道
登山口近くの巻道

登山口に近い場所で道が二手に分かれている箇所は、登りは上側を通りましたが、下りは巻道となっている下側の道を通ってみました。ただ、巻道は道幅が細く危なく感じたため、多少のアップダウンはあっても上側の道を通ったほうが安全だと思います。

登山前は荒船山の異様な山容にビクビクしていましたが、実際に歩いてみると絶壁に接するのは艫岩周辺だけで、全体的に非常によく整備された歩きやすいコースでした。

下山後、登山口の駐車場に数名の警察官がいて、例の車の主が行方不明になっており捜索中であると告げられました。入山時に感じた「誰も前を歩いていない」という違和感はこれだったのか、と。早朝には誰も登山道を歩いていなかったことくらいしかお伝えできず、お役に立てなくて申し訳ない気持ちで山を後にしました。

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美ヶ原 広大な高原台地が広がり、日本百名山の多くを見渡せる「展望の殿堂」。

霧ヶ峰 車山を中心に緩やかな稜線が続き、初心者でも抜群の展望。

観光・温泉

疲れを癒やす温泉へ。下仁田ICからも近い「下仁田温泉 清流荘」は、日帰り入浴も可能な一軒宿。清流のせせらぎを聞きながら、登山の汗をさっぱりと流すことができます。

お土産や休憩には、リニューアルしてさらに充実した「道の駅しもにた」がおすすめです。冬から春にかけては名産品の「下仁田ネギ」、通年では種類豊富な「こんにゃく製品」や地元農家の新鮮な野菜が並びます。

また、少し足を延ばして「神津牧場」を訪れるのもいいでしょう。日本最古の洋式牧場として知られ、濃厚な味わいのソフトクリームは登山後の最高のご褒美になります。広々とした牧場内で動物たちと触れ合えば、心身ともにリフレッシュできるはずです。

よくある質問

Q: 艫岩は危険ですか?

A: 柵はありますが低く、垂直に200m落ちる断崖です。風の強い日は特に危険。必要以上に崖際に近づかず、写真撮影時も十分注意してください。子供連れの場合は手を離さないこと。

Q: 初心者でも登れますか?

A: 内山峠からのコースは良く整備されており、初心者でも問題ありません。ただし、艫岩での高度感は相当なものなので、高所恐怖症の方は無理をしないでください。

Q: 水場はありますか?

A: 一杯水という水場が一箇所ありますが、枯れることもあるため(現在は水質・水量ともに安定していないため、飲用は避けたほうがよいようです。)、必ず十分な水を持参してください。特に夏場は2L以上推奨。

Q: クマは出ますか?

A: 西上州一帯はツキノワグマの生息地です。特に内山峠周辺は目撃例が多いため、熊鈴を携帯し、単独行動は避けましょう。早朝・夕方は特に注意が必要です。

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